この時期となると、外はあり得ないくらい理不尽に寒いですよね。極渦から来る寒気は間違いなく皆さんの肌を、いやいや骨まで震わることでしょう。ですので、アウターウエアについてインスピレーションを得るには、最高の季節とも言えるのです。
例えば…、ボブ・ディランからピーコートを上手く着こなすことを習おうではありませんか。あるいは、トム・ハーディのフライトジャケットスタイルに注目してみましょう。
今回ご紹介する13人のスタイリッシュな男たち同様、皆さんもお気に入りのコートを見つけてください。
スティーブ・マックイーン
著名人のファッショニスタとして、いつもお手本になるのがスティーブ・マックイーンです。
ロングコートをブラックスーツの上からはおって、自然な表情を魅せてくれています。これまで数多くの映画を通じて、多くの男性にスタイリングの影響を与えてきた彼から、学ぶことは多いはずです。
ライアン・ゴズリング
今、最も勢いのある俳優の1人であるのが、ライアン・ゴズリング。ブロンドと青い目をもち、多くの男女から愛されています。
そんな彼が今回着用しているのが、デニム素材のコートです。普段、あまり見ることのないデザインですが、ライアンがはおれば、違和感なくスタイリッシュに見ることができるのです。デニムなのでカジュアルスタイルなら、どんなアイテムで相性はいいのですが、さすがに下もデニムというのは避けたいところですね。
ダニエル・クレイグ
「007」シリーズでジェームズ・ボンドを演じたことで、ファッショニスタの仲間入りをはたしているのが、イギリス人俳優のダニエル・クレイグです。
スリムスーツやタキシードを着用し、様々なアクションを魅せてくれた彼ですが、こちらでもスリムスーツを着用していることが分かります。たくましい逆三角形ボディを披露している彼は、誰もが理想とするスタイリングをこなしているではないでしょうか。
キリアン・マーフィー
クリストファー・ノーラン監督のオススメ俳優として知られる、アイルランド人俳優のキリアン・マーフィー。
それもそのはず、『インセプション』ではストーリーの鍵を握る御曹司を演じ、見事なスーツスタイリングを魅せてくれました。そして『バットマン・ビギンズ』では、スーツの上からマスクを被って戦う、悪役スケアクロウを演じました。
共通して言えることは、キリアンは長い手足を良く見せるために、スリムスーツを好んでいることです。細身な彼には何を着せても似合うのです。でも、こちらの黒いロングコートにください。クラシカルながらもモダンなフォルムは、私たちにもよく似合うアイテム。ぜひ応用してください。
ボブ・ディラン
今年5月に、76歳を迎える偉大なるミュージシャン、ボブ・ディラン。かつて、彼はこのようにバイクを乗り回していたようで、バイカーとしてもスタイリッシュな1人として知られていました。
シンプルなコートは長さもちょうど良く、バイクにまたがる際に邪魔にならないことが利点として挙げられます。デニムとサングラスを合わせていることもポイントで、彼のシンプルなスタイリングに映えていますね。
クリストフ・ヴァルツ
現在のハリウッドで最も悪役が似合う男として挙げられるのが、オーストリア出身のクリストフ・ヴァルツ。
『イングロリアス・バスターズ』、『ジャンゴ 繋がざれる者』、そして『007 スペクター』などで多くのヒーローたちを苦しめてきた彼ですが、スタイリング面でも主人公に負けておらず、シンプルながらも親近感のあるスタイルを魅せてくれました。
身長170センチであるクリストフの存在は、我々日本人と似た体の作りであることから、良いお手本となってくれるはずです。こちらの1枚では、銀行員風のスタイリング。彼の堂々とした表情が、すべてを物語っていますね。
ポール・ニューマン
かつて世界中の女性を虜にした、人気俳優のポール・ニューマン。端正なルックスと見事なまでの肉体美は、男性から見ても尊敬できてしまいますね。
そんなポールの全盛期の写真がこちらです。ウールジャケットに身を包み、肘を立てている姿は、誰もが真似したくなることでしょう。シンプルなスタイリングは、多くの男性のお手本になるはずです。
ゼイン・マリク
テイラー・スウィフトとのコラボを公開したばかりの元ワン・ダイレクションのスター、ゼイン・マリクです。
グループ脱退後も個性溢れるスタイリングをみせている彼ですが、こちらではミリタリー色強めのスタイリングとなっています。スターでありながら、このような身近なスタイリングが似合う人はなかなかいないはず。パーカの使い方は、ゼインを参考にするのが1番でしょう。
マイケル・ファスベンダー
ベーシックな黒Tシャツの上にダークネイビーのアウターを羽織って登場したのは、人気演技派俳優のマイケル・ファスベンダー。恋人アリシア・ヴィキャンデルとの美男美女カップルとして知られており、内面のみならず外見も見事な男なのです。
そんな彼のスタイリングは、派手さこそありません。が、大人の男のオーラを醸し出す上品な色に身を包んでいます。このスタイリングは、日本でも重宝されまるでしょう。真似しやすいかと思いますよ。
マイケル・ケイン
今年84歳を迎えるベテラン俳優のマイケル・ケイン。長年、役者人生を送ってきた彼ですが、全盛期はスタイリッシュな俳優として知られたことがありました。
タートルネック、黒スーツ、そしてベージュ(と思われる)のジャケットからなるスタイリングは、見事なものです。どこか自信に満ち溢れているようなマイケルの表情が、すべてを物語っている気がします。
イドリス・エルバ
おそらく現在社会の黒人俳優のなかで、1番スタイリッシュであるのがイギリス出身のイドリス・エルバであることは間違いないでしょう。
整った顔立ちとアスリート顔負けの強靭な肉体を兼ね揃えているだけに、どんなアウターを着せても似合うことが分かります。こちらの写真ではコートの襟を立てており、少しばかり実業家のようにも見えますね。
トム・ハーディ
昨年公開された『マッドマックス 怒りのデスロード』に出演したことにより、世界中の男女から、さらなる注目を浴びるようになったイギリス出身のトム・ハーディ。
トレンチコートを着ている姿が私たちの頭の中に残っていルカと思いますが、こちらのようなワイルドなアウターも似合うのです。まるで狩りに行くハンターのようなトムのスタイリングこそが、男が求める真の姿ではないでしょうか。
アーセン・ベンゲル
長年アーセナルを牽引し続けている、アーセン・ベンゲル監督。
アーセナル、ナイキ、エミレーツ航空のロゴの入ったロングダウンを毎試合着用している彼ですが、よく見てみると、ロングダウンの中にはしっかりとスーツを着用しているのもわかるかと思います。しかし、90分以上もサイドラインに立ち続けているベンゲルには脱帽ですね。スタイリングであまり関係ないですが…。
By Olivia Ovenden on November 8, 2016
Photos by ESQUIRE UK
ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊