男性がネクタイに無頓着になるのは、最近よく引き合いに出される「ネクタイの死」、つまりノータイスタイルの普及が原因かもしれません。とはいえ、スーツスタイルでもっとも単純でありがちながら、容易に修正できるのがネクタイの締め方です。
この過ちは大人の男性を、8歳児同然にも感じさせてしまう致命的なものなのです。
ここでは、「暗闇のなかでも、グレニーダブルノットを片手で結べるようにならなければ…」といった無茶を言うわけではありません(これができれば確かにすごいとは思いますが…)。ですが、「ネクタイの剣先がウエストラインのちょうど上あたりにくる」、「首が締まらない程度にしっかりと結ばれている」といったことができていないなら、改めて基本を押さえる必要があるでしょう。
そして、「ネクタイはスーツのラペルより、細いものであってはならない」ということも忘れてはいけません。これらのミスは絶対に避けたいものです。