自動車ジャーナリスト五味康隆さんがおすすめする、外車のSUV。「“通”を気取れる、こだわりのメイド・イン・ジャパンSUV」と比較してみてはいかがでしょうか。
世界のマーケットでは日本以上に、SUV人気は不動のものとなっています。国産車以上に海外メーカーは多彩なラインアップを展開しており、充実の一途。この流れは今後ますます進み、これまでのクルマのカテゴリーはセダンが中心で、SUVに関しては「背の高いクルマ」として評されていました。 しかし、これからはSUVが「スタンダード」となり、セダンが「背の低いクルマ」という形勢逆転が起こるでしょう。当然、選択肢の幅も広く、キャラクターも多種多様。ここでは、エッジの効いた独自の個性にあふれるモデルをセレクトしました。【PROFILE】五味康隆(自動車ジャーナリスト)自転車トライアル世界選手権、4輪レースの全日本F3でも活躍した、ジャーナリスト。優れた運転技術と理論に基づく分かりやすい解説に定評あり。先進技術にも詳しい。YouTube「E‑CarLife」チャンネルにてクルマ情報を発信中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
「2018-2019 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、前年の「XC60」に続いて輸入車で同一メーカーが2年連続で受賞したのは史上初のこと。ボルボの勢いを、さらに象徴するモデルとなりました。 軽快な運動性能とデザインだけでなく、パソコン、ショッピングバッグ、小物など、リアルな設定のもとに計算された使い勝手のよい収納力も魅力です。
インテリアはシンプルモダンなスカンジナビアンデザインの洗練に彩られつつ、最新のスマートテクノロジーも完備する隙のない仕上がりです。全長×全幅×全高 4425 × 1875 × 1660mmエンジン 直列4気筒ガソリンターボ、1968cc最高出力/最大トルク 252ps/35.7kgf・m(※価格、スペックは「T5 AWD R-Design」のもの)549万円~(税込)(ボルボ・カー・ジャパン/ボルボお客様相談室 TEL 0120-55-8500)公式サイト
熟成を重ねた4WD技術「クワトロ」。最新システムは車速、路面の摩擦係数など、絶えず走行条件をモニターします。 オンロードで4WDが必要ないと判断すると、FWD走行に切り替え燃費向上を図ります。逆に大きな力が必要だと判断したときは4WDに…。先を読みクルマが最適な走りをマネージメントしてくれます。
クールで知的なインテリアはアウディの真骨頂。新たにディーゼルエンジン搭載車も発表され、選択の幅がさらに広がっています。全長 × 全幅 × 全高 4680 × 1900 × 1665mmエンジン 直列4気筒ガソリンターボ、1984cc最高出力/最大トルク 252ps/37.7kgf・m636万円~(税込)(アウディジャパン/アウディコミュニケーションセンター TEL 0120-598-106)公式サイト
往年の名車である「シトロエン DS」の精神を引き継ぐ、DSオートモビル。コンパクトな車にも独自の美学をいかんなく注ぎ込むのがDS流で、ひし形のモチーフを随所に散りばめた美学の結晶のようなデザイナーズカーとなっています。 走りにおいても最新のアーキテクチャーを採用し、質の高い乗り味を楽しめます。
他とは一線を画す、DSにしかできない凝りに凝ったディテールが満載。上質な乗り味とともに安全運転機能も最新&上級仕様に。全長 × 全幅 × 全高 4118 × 1791 × 1534mmエンジン 直列3気筒ガソリンターボ、1200cc最高出力/最大トルク 96kW/230Nm(※スペックは「欧州モデル仕様」のもの)299万円~(税込)(DSオートモビル/DSコール TEL 0120-92-6813)公式サイト
変遷はあるものの、基本この顔を通してきた「ラングラー」。 オフロードでの走破性をさらなる境地に引き上げながらも、コネクテッドなタッチ式ディスプレー、USBポート、クルーズコントロール、安全運転支援システムなど、最新テクノロジーを満載した街乗り対応の快適SUVです。
スクエアなヘリテージデザインを受け継ぎつつ、ディテールに曲線を融和させ、洗練も宿す室内空間。静粛性の向上も図っています。全長 × 全幅 × 全高 4870 × 1895 × 1850mmエンジン V型6気筒ガソリン、3604cc最高出力/最大トルク 284ps/35.4kgf・m(※価格、スペックは「UNLIMITED RUBICON」のもの)588万6000円~(税込)(FCAジャパン/ジープフリーコール TEL 0120-712-812)公式サイト
車名の「ステルヴィオ」は、究極のドライビングロードと称される北イタリアのステルヴィオ峠が由来で、ワインディングのために生まれてきたようなSUV。五味さんもその爽快なドライブフィールを絶賛しています。 SUVを感じさせない走り…。こういったくくり自体が過去のものなのかもしれません。
アグレッシブな走りに呼応する、イタリアンエレガンスに満ちたキャビン。五味さんはより気分が上がるガソリンモデルを大プッシュ。全長 × 全幅 × 全高 4690 × 1905 × 1680mmエンジン 直列4気筒ガソリンターボ、1995cc最高出力/最大トルク 280ps/40.8kgf・m655万円~(税込)(FCAジャパン/アルファ コンタクト TEL 0120-779-159)公式サイト
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