デビッド・ベッカムの息子たちは、父のスタイルという遺産を守るためにできる限りのことをしているのは明らかです。長男のブルックリンと次男のロメオ、三男のクルスは、父デビッドがかつてしていたヘアスタイルを真似たり、服装を寄せたりしている姿はたびたび目撃されています。

左がクルーズ、右がデビッド・ベッカム。
Instagram / Getty Images
左がクルーズ、右がデビッド・ベッカム。

 息子3人の中でも特にアーリーアダプター(流行に敏感)な領域にいるのが、端正な顔立ちとサッカーにより鍛えられたセクシーボディを持つ次男ロメオでしょう。彼はこれまで、Instagramでおよそ3万4000ユーロ(約450万円)のパテック・フィリップの時計を披露したり、ファッション誌の表紙を投稿しています。これによって女性人気をさらにアップさせるばかりでなく、ティーンエイジャーにおけるトレンドセッター的な立ち位置となりました。

 そんなロメオが愛用しているブランドの1つに、ジャスティン・ビーバーが手掛けるブランド「Drew House」があります。そして最近の投稿では、発売と共に即完売した「Drew House」と「Crocs(クロックス)」のコラボアイテムがよく見かけられます。見慣れた穴の開いたサンダルに、ポップなバッジがいくつもついた黄色いシューズです。それに、絶妙な靴下を組み合わせています。

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 ここで気になるのは、このサンダルがトレンドアイテムになる以前に、一種のステータスを持っているという点です。

 このアイテムは2020年10月14日(水)に、6600円(税込)で発売開始しています。2021年3月16日時点で、二次流通サイト「StockX」では7500円~で販売されており、最大10000円で取引されているサイズもあります。

 そして第1弾の登場から半年も経たないうちに、2021年3月16日(火)には第2弾が7700円(税込)で発売開始されました。しかし、これも即完売しています。

 「クロックス」は、ラッパーのバッド・バニー、ラッパーのポスト・マローン、歌手のジャスティン・ビーバーなど、セレブとのコラボレーションに参入して以来、人気はさらに急上昇しています。もちろん言うまでもなく、それらの限定アイテムは発売と同時に完売しています。

 ロメオ・ベッカムが着用している「drew」のロゴやアイコニックなモチーフのバッジの付いたカナリアイエローのサンダルを購入するには、それなりの金額になります。しかしAmazonには、それと似たようなベーシックなレモンカラーの「クロックス」が3700円(税込)前後で販売されています。

 少なくともはき心地は変わらず、コロナ禍で外出の頻度が減っているいま大活躍することは間違いありません。もし、「Crocs」のサンダルがコラボアイテムを越えて身近なトレンドアイテムになるとしたら、夏に多くの男性が買い求めに走る前に手に入れておくのが良い選択と言えるでしょう。

 しかし、果たして2021年の夏に、街中で行きかう男性の足元がクロックスとソックスの組み合わせをしている光景になるかどうかは、夏が来てからわかることになります。

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Source / ESQUIRE ES