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中間選挙の投票日、2022年11月8日(火)が近づいてきました。今回の選挙では、(1994年の国際人口開発会議で確立された)性と生殖に関する健康と権利、そして銃規制、ならびに気候変動との闘いなど、米国が直面している最大の問題がすべて問われていると言って過言ではないでしょう。
市民の義務の中でも最も重要な項目の1つである投票資格を、今年得た若者たちがアメリカ全土にたくさんいます。毎日選挙に関するニュースを見聞きし、インスタグラムやTikTokのフィードで有権者登録を済ませるように繰り返しうながされ、それが逆に圧力として感じてしまっている人もいるかもしれません。ですが、自分の声を届ける投票自体は、とても重要なことなのです。以下で紹介するインパクトのある名言は、まさにそのことを証明しています。
「この選挙で民主的プロセスに参加しよう」--有名人たちが勇気をもって政治参加を訴えるひとつひとつの発言は、(「いまの日本の選挙は無意味だ」と述べる有識者もいる中)投票率がなかなか伸びない日本でも、投票所へ行くようきっと勇気づけてくれる名言ばかりです。
ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)
真の変化、永続的な変化は一歩ずつ起きるものです。
―2018年、ドキュメンタリー映画『RBG』より
ジョン・F・ケネディ(John F. Kennedy)
民主主義国家において、1人の有権者の無知はすべての人の安全を損ないます。
―1963年、テネシー州ナッシュビルのヴァンダービルト大学創立90周年記念式典で
カマラ・ハリス副大統領(Vice President Kamala Harris)
投票する自由は、他のすべての自由を解き放つものです。
―2022年、NAACP(全国有色人種向上協会)の集会で
ビリー・アイリッシュ(Billie Eillish)
この国で起きていることを考えると、私たちは選挙に行き、自分たちが信じるものに投票する必要があります。行かないという選択肢はありません。
―2022年、ワールドツアー「HAPPIER THAN EVER WORLD TOUR」のステージで
この選挙に私たちの命と世界がかかっている、そう思ってみんなで投票しなくてはなりません。なぜなら今はそういう状況だからです。未来を確実なものにする唯一の方法はその未来を自分たちで作ることです。
―2020年、民主党全国大会のスピーチで
マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師(Dr. Martin Luther King Jr. )
この神聖な権利を否定することは、われわれの民主主義の伝統の中で最高の使命に対する悲劇的な裏切りです。そこでわれわれが米国大統領と議会の各議員に対して、最も緊急な要求として求めるのは、われわれに選挙権を与えることです。
―1957年、リンカーン記念館の前で開催された集会「自由のための祈りの巡礼」の演説で
ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)
アメリカに住んでいると、この国がこの国の人だけでなく、世界中の人々にどれほど影響を及ぼしているのかがよくわかります。人々が助けを必要としていることは、たくさんあります。だから投票に行ける人は、投票して声を上げてほしいのです。僕もできることなら、そうしたいのだけれど。
―2018年、ツイッターで
リゾ(Lizzo)
私はただ、皆さんに有権者登録をするようすすめたいだけなのです。それは私にとって、最も大切なことです。なぜなら苦しんでいる人たちがたくさんいて、権力を持っている人たちがたくさんいるのだから…。
―2020年、雑誌アメリカ版『VOGUE』のインタビューより
ビヨンセ(Beyoncé)
私たちは無力ではありません。火はまだ燃えているのです。この11月に投票に行ってください。私たちが声を上げるためにあまりにも多くの人が死に、多くの犠牲が払われました。ですから、声を使わなくてはなりません。隊列を組んでください。私たちの声を使い、子どもたちのために何か素晴らしいことを成し遂げましょう。
―2016年、コンサート「Tidal X」のパフォーマンスで
オリヴィア・ロドリゴ(Olivia Rodrigo)
私たちの身体を、政治家の手に委ねては絶対にいけません。安全に中絶する権利は、私たちより前に生きた多くの人が努力して手に入れた結果なのです。それを守るために声を上げていけたら、と願っています。
―2022年6月、最高裁判所が「ロー対ウェイド裁判」の判決を覆したのを受け、ツアー「SOUR」のステージで
バラク・オバマ(Barack Obama)
祖父母に、あなたのプレイリストをつくらせたりはしないですよね? ではなぜ、あなたの未来を決める代表者を彼らに選ばせるのですか?
―2018年、ソーシャルニュースパブリッシャー「ATTN」
ジョン・ルイス(John Lewis)
投票はわれわれの持つ、最も強力でありながら非暴力的な手段です。
―2018年、ジョージア州アメリカ自由人権協会に対して
ヤラ・シャヒディ(Yara Shahidi)
どんな形であっても、(期日前投票を済ませた皆さんにエール)投票所に行き、自分自身だけでなく「われわれのすべての息子たち、娘たち」のため、アイデンティティのすべての属性、それらが交差するところのために投票するのを忘れないで。私たちはお互いのために投票するのです。
―2018年、インスタグラムで
ラナ・コンドル(Lana Condor)
私が今年投票するのは、真の変化を生み出すためにこれまで以上に私たちのパワフルな声を使わなくてはならないからです。この半年間、私たちは多くのことを学びました。そして、今こそ私たちの信念を行動に移すときなのです。私は自分自身だけではなく、コミュニティ全体のリプレゼンテーションのために投票します。よりよいものにふさわしいコミュニティのために…。投票は私たちの子どもが私たちのときに比べて、よりよい世界で成長できるよう、真の変化を生み出すための強力なツールなのです。私は今のアメリカがベストだとは信じたくありません。私たちは、アメリカがもっといい国になれるということをわかっているはずです。私たちはもっとよくなれます。私たちのリーダーも、もっと優秀でなくてはなりません。だからこそ私は、2020年の選挙に投票します。
―2020年、雑誌アメリカ版『マリクレール』のインタビューで
マイリー・サイラス(Miley Cyrus)
特に若い人たちが外に出て活動し、友人や家族たちにも確実に投票してもらうこと、郵送であってもなくても投票に関する情報を得ること、国の現状について知ることの重要性は、どんなに言葉を尽くしても言い切れないくらいです。私たちが行動し変化を起こし、国を動かす仕事にふさわしい人を選ぶのは極めて重大なことなのです。
―Appleのポッドキャスト「Fitzy and Wippa」のインタビューで
チャドウィック・ボーズマン(Chadwick Boseman)
世界を変えることはできない。そう思っていませんか? あなたには変えられます。アメリカの若者たち、私たちにはあなたが必要なのです。これはあなたのチャンスです。外に出て、投票しましょう。私たちの命は、それにかかっているのです。
―2018年、フェイスブックで
ダヴ・キャメロン(Dove Cameron)
女性の身体に対する戦争、気候危機、私たちの国に蔓延する制度的人種差別など、例を挙げればきりがありませんが、今こそ私たちの声を使うときです。そう、今すぐ。
―2020年、若者たちに対する有権者登録や投票の啓発活動「ロック・ザ・ボート」に賛同して
カイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)
私たちは変化を起こす力を持っています。そのためにも、投票しなくてはならないのです。
―2020年、インスタグラムのストーリーで
テイラー・スウィフト(Taylor Swift)
変化を求めるだけでは、十分ではありません。投票したいと思うだけでも、十分ではありません。私たちは投票することで、変化を起こさなくてはならないのです。
―2018年、インスタグラムのライブ配信で
セレーナ・ゴメス(Selena Gomez)
選挙で選ばれた人たちは私たち全員に影響を与え、投票権を含め私たちが関心を寄せる問題について決定を下しています。今年11月に行われる中間選挙では、下院の全435議席、上院の100議席のうち35議席、そして地方や州レベルで選出される無数の議員を選ぶことになるのです。でも多くの人が、中間選挙で棄権していることを私たちは無視できません。だからこそ私たちは、投票にまつわる文化を変え、あらゆるすべての選挙への参加を増やすために今日ここに集まったのです。
―2022年、「When We All Vote」のカルチャー・オブ・デモクラシー(民主主義の文化)サミットのスピーチで
※「When We All Vote」は2018年にミシェル・オバマ元大統領夫人が立ち上げた、全国規模の超党派のイニシアチブ。選挙に関する年齢や人種による格差をなくし投票率を上げることを目的に、選挙に関する啓発活動や有権者登録の知識の浸透などに努めています
ジョナス・ブラザーズ(The Jonas Brothers)
私たちの生涯で最も重要な選挙の1つである、11月3日の総選挙まであと100日です。新型コロナウイルスの出現から警察官の暴力、人種差別まで私たちが国として直面している課題を考えると、この戦いに皆さんが参加することはこれまで以上に重要なのです。
―2020年、インスタグラムで