米カリフォルニア州アナハイムにある「カリフォルニア ディズニーランド・リゾート」に2019年5月31日にオープンした、新テーマランド「スター・ウォーズ・ギャラクシーズ・エッジ」。ここは銀河系の中で、ファンが最も「スター・ウォーズ」の世界に浸ることができる一番近くにある場所と言えます。 
 
 「スター・ウォーズ・ギャラクシーズ・エッジ」では、ミレニアム・ファルコンに乗って飛行ツアーを楽しむことができます。また、賞金稼ぎなど様々な人が集まる酒場「カンティーナ」も再現されており、ファンにとってはたまらない場所なのです。そしてスター・ウォーズの世界では、定番の飲み物と言えるブル―ミルクも手に入れることもできます。 
 
 ちなみに「スター・ウォーズ・ギャラクシーズ・エッジ」は、フロリダ州オーランドの「ディズニーワールド」でも2019年8月29日にオープンしました。このテーマランド内では、「スター・ウォーズ」の様々なアイテムが販売されており、その中の1つがこの映画シリーズに登場する手榴弾「サーマル・デトネーター」型の炭酸飲料。とてもクールなデザインのボトルは、ぜひともお土産に持って帰りたいところ…なのですが、米国運輸保安局(TSA)は実際に難色を示しているようです。 
 
 このボトルは、コカ・コーラとスプライトのロゴまで「銀河標準言語」の「オーラベッシュ」文字でレタリングしてあるという手の込みようです。ただし、残念ながら現在のところ米国運輸保安局は、これらを機内持ち込み禁止としています。しかし当局に文句など言えません。このボトルの外観は確かに爆発物にそっくりであり、米国運輸保安局が毎日どれだけの量の荷物検査をしているのかを考えれば、お土産物の炭酸飲料ボトルといっても爆弾型となれば…禁止されるのも納得してしまうでしょう。

preview for Everything We Know About The Mandalorian

 米国運輸保安局は2019年8月28日、「スター・ウォーズ」ボトルについての質問に対し、公式ツイッターで 「通常のふた付き容器であっても、本品は模造品とみなされ、航空機の機内持ち込みまたは預け入れはできません」との認識を表明しました。「模造品であったとしても、荷物検査で発見され、検査官が本物だと判断した場合、警察機関などによってそうではないことが確認されるまでは本物として扱われます」とのことです。 
 
 朗報としては、ダース・モールのダブルブレード・ライトセーバーなど、ライトセーバー(銀河系に存在したとされる希少なカイバー・クリスタル製の武器)のレプリカは、航空機内での持ち込みは可能とのこと。米国運輸保安局はウェブサイトに、「残念ながら、現在のところ本物のライトセーバーをつくる技術は存在しませんが、おもちゃのライトセーバーは機内持ち込みまたは預け入れ荷物に入れることができます。フォースとともにあらんことを」と明示しています。念のためにもう一度確認すると、ライトセーバーはOK、手榴弾はNGです。覚えておきましょう。

これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。

 
 

米国運輸保安局のツイート内容: 
「通常のふた付き容器であっても、本品は模造品とみなされ、航空機の機内持ち込みまたは預け入れはできません。模造品でも荷物検査で発見され、検査官が本物だと判断した場合、警察機関などによってそうではないことが確認されるまでは本物として扱われます」

 「ギャラクシーズ・エッジ」は2019年5月のオープン以来、好調な滑り出しをみせています。今後は新アトラクション「スター・ウォーズ:ライズ・オブ・ザ・レジスタンス」は、2019年12月15日にフロリダ州「ディズニーワールド」にオープンします。続いて2020年1月17日には、カリフォルニア州「カリフォルニア ディズニーランド・リゾート」にも登場予定となっています。

 

 

From Esquire US
Translation / Keiko Tanaka 
※この翻訳は抄訳です。