ベン・アフレックは自分の履歴書に、「ダンキンドーナツ店員」を追加することができそうです。「バットマン」の上、「めっちゃ疲れたのミーム(Exhausted Meme ※)」の下に入る感じで…。

ダンキンドーナツのアイスコーヒー・ラバーで知られるアフレックは、故郷ボストンにある実際のショップを訪れ、ドライブスルー担当としてカウンターの裏で本当に一日働きました。もちろん、これは企画もの。毎年各社が大金を注ぎ込んで特別版を制作するスーパーボウルのコマーシャル用にカメラクルーを連れ、驚く客の顔を撮影したというわけです。

実際に放映されたCMクリップでは、彼が驚かせたさまざまな注文客を見ることができます。そして最後に、実際の妻であるジェニファー・ロペスの注文まで取ってしまい、彼女に「一日中仕事だって言っていたけど、それってこれのこと⁉」と言われてオチがつくというスキット(寸劇)。

しかしなんとこの仕事、撮影ためのほんの数時間ではなく、本当に一日仕事だったとか。残念ながらそのほとんどの映像はカットされてしまいましたが、ありがたいことに未放送カットが公開されています。ボストン訛りで面白おかしく注文を取り、カウンターの中からお客を楽しませるアフレック、彼のポテンシャルの高さを見直して楽しむことができます。下の動画でその騒動とも言える様子を確認してみてください。

※ カメラの前でも疲れた顔を隠さないことから、SNS上でだるそうなアフレックの写真や動画は「Exhausted」の単語とともに拡散。2023年2月5日にジェニファー・ロペスと出席したグラミー賞にも疲れた顔で参加し、再びミームとなりました。 

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Dunkin’ ‘Drive-Thru’ Outtakes Starring Ben
Dunkin’ ‘Drive-Thru’ Outtakes Starring Ben thumnail
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「ベン・アフレックWワークしている説」を信じさせる用意周到な企画

真剣に言いますが、この働きぶりを見れば、アフレックが正社員に応募するに十分だと言えます。彼自身も語っていますが、ダンキンは彼のお気に入りの場所です。いつでもダルそうな彼がこんなに楽しそうにしているのを見ることなんて、いまだかつてあったでしょうか? グラミー賞ですら、彼をこんなに喜ばせることができませんでした。車でやってくるお客さんひとりひとりに対して、アフレックのボストン訛りはより強くなっていき、ふざけながら注文を取っていきます。写真を撮ったり、「コーヒーがなくなった」と冗談を言ったり、お客さんにホットコーヒーを提供するためにバタバタと動き回ったり…。

『ピープル』誌のインタビューで、アフレックはこのコマーシャルを撮影した理由をこう説明しました。「みんな私が『(俳優の仕事以外に)ダンキンで働いている』と信じるような気がしてね」とのこと。

実際、2023年1月にこのゲリラ的撮影を目撃した人々は、カウンターの奥にいるアフレックの様子をSNSで拡散。絶えず彼がダンキンのコーヒーカップを持ち歩く姿パパラッチ写真がメディアに流れることもあり、本気にした人もいたかもしれません。

以前なら、そんなことを信じる人はいなかったことでしょう。ですが、「いつも疲れている」「いつもドーナツとコーヒーを手にしている」というアフレックのイメージが強く刷り込まれている昨今、そこにショップでリアルに働く映像が加われば、「アフレックは、本当にダンキンでWワークしているらしいよ!」と信じた人がいても仕方ないことでしょう。

これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Ben Affleck's Dunkin' Super Bowl (FULL Commercial) #BLUX
Ben Affleck's Dunkin' Super Bowl (FULL Commercial) #BLUX thumnail
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※この記事は抄訳です

From: Esquire US