2019年1月のベストドレッサーたち

ジェームズ・マースデン
　
セガグループのビデオゲームに登場するキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」が、実写映画されることが発表され、Twitter上では明らかなザワツキを見せています。その映画に出演予定となっているジェームズ・マースデンのタキシードスタイルをご紹介しましょう。ここで彼が選んだのは、古めかしいペンギンスーツではなく、ややバーガンディの色合いを見せるタキシードで臨んでいました。Twitter様、どうぞお手柔らかに…。

ジョエル・エドガートン

ヴァージル・アブローでの2回目となる大規模なルイ・ヴィトンのショーで、フロントロウに招待されたオーストラリア出身の俳優ジョエル・エドガーソンを。皆さんも彼のように、少々オーバーサイズのアウターをはおりながら、ナチュアルなカラーでのワントーンスタイルを実践してみてはいかがですか？

デーヴ・パテール
　
彼にジェームズ・ボンドのオーディションを受けさせましょう。スイスで開催されたIWCのイベントで、スリックバックとスリーピースのスーツを身にまとったデーヴ。ダニエル・クレイグに代わって、「007」シリーズの後継するにふさわしい人物のように見えませんか⁉

ジョン・レジェンド

あらゆる男性の必需品である、ブラウンスーツ。しかし、ジョン・レジェンドのスーツはひと味もふた味も違って…アニマルプリントが施された70年代仕様のものでした。

ジョン・バーンサル

付き合ったら長そうなタイプのジョン。女性関係も熟練していそうですが、このダークグリーンのスーツの仕立てを見ると、服装にもかなりの熟練度を有していることが理解できます。

マイケル・B・ジョーダン

「スパンコールジャケットは、2流クルーズ船に乗るときだけだ」と、誰かが言っていたような…。しかし、このマイケル・B・ジョーダンは、P&Oフェリーに乗りこむ際に華やかにスパンコールを着こなしていました。なので、この発言は間違いかもしれませんね。

ラミ・マレック

2018年、ラミ・マレックは優しさの塊のようでした。そして2019年は、より穏やかな印象になったようにも思えます。普通の37歳の人は、ほとんど手が出せないようなミントグリーンのスーツをチョイス。このスーツのように、彼の今後にも要注目です。

ティモシー・シャラメ

少し長めのウェービーな髪に、「ルイ・ヴィトン」のパンクポップモノクロームなストリートスタイル。23歳という若さながらも、その美しい顔でセレブ界でもファッション界でも注目を集めています。

デイヴィッド・アレキサンダー・フリン

「サンローラン」と長いこと良い友人関係を築いている彫刻家であり、写真家でもあるデイヴィットが着ているのは、「サンローラン」の若きクリエイティブディレクターであるアンソニー・ヴァカレロによる、モノクロのスネークプリントが施されたジャケットになります。

パトリック・ギブソン

「ディオール」の未来への展望には、”安定した才能”も含まれているようです。もうすぐ公開予定の映画『トールキン』に出演しているパトリック・ギブソンは、キム・ジョーンズの最新作である代表的なフローラルスポーツウエアを身にまとっています。

パトリック・ウィルソン

アクアマンの波に乗って、パトリック・ウィルソンはスタイルアイコンとして新しい海へと航海しているようです。クラシックでありながらモダンなシルエットで仕立てられたウインドウペーンのパンツにもご注目ください。

セバスチャン・スタン

セバスチャンスタンは「アベンジャーズ」シリーズでバッキー・バーンズ / ホワイトウルフを演じ続ける、スーパーヒーローです。ですがここでは、雄叫びを揚げながら世界を救うようなスーパーヒーローとは対照的に、まるで木こりのように実直なスーパーヒーロー的な着こなしです。

スティーヴ・カレル

2019年1月、英コメディドラマの米版リメイクとなる『ザ・オフィス』に主演していたスティーヴ・カレルが、本シリーズのスタッフと再タッグを組んでNetflix製作による宇宙をテーマに、トランプ宇宙軍をテーマにした新作コメディドラマ『Space Force（原題）』に主演することが発表となりました。「オフィス」での再会はないようです…。そんな彼は現在、喪に服しているのでしょうか。とはいえ、「COS」のシンプルなデニムはおすすめです。

アーミー・ハマー

Esquireの企画「スタイルトライアル2018」では、準々決勝戦まで勝ち上がってきたアーミー・ハマー。いまではスタイリッシュな男として、広く認知される地位を確立しました。その通り、このウインドウペーンがプリントされたプルオーバーは実にシックな印象ではありませんか。

コリン・ファース

ダークで細身なスーツに白シャツ＆ダークなソリッドタイ…まさに「ハリウッドスーツ」と呼ぶにふさわしいスタイリングを実践しているのは、コリン・ファースです。彼のファッショニスタぶりが発揮されたのは、2009年に公開されたトム・フォード映画初監督作品『シングルマン』からかもしれません。この映画で彼はヴェネツィア国際映画祭 男優賞を受賞し、第82回アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされていますし…。もちろん『キングスマン』も言わずもがな…ですが。ともあれ、彼のようなスタイリングを目指してください。

デイヴィッド・テナント

テレビドラマシリーズ『ドクター・フー』の10代目ドクター役として名高いテナント。惑星ガリフレイに住む「タイムロード」という名のパワフルな人種であった過去は返上し、クールにグリーンのトラックジャケットをインナーにシンプルなスーツに着こなしていました。

イドリス・エルバ

エルバは、スローガン付きウエアの正しい着こなし方を知っているようですね。「Frankie Says Relax」（テレビドラマ『フレンズ』に登場したTシャツに入ったロゴ）は絶対に避けるようにと安全装置が作動したようです。ここでは「Reese Cooper（リースクーパー）」の「LONE PINE」のロゴ入りニットを可愛く着こなしています。それに加えて、映画『ライフ・アクアティック』の主人公スティーヴ・ズィスーが泣いて喜びそうなビーニーも意外性とともに、お似合いです。

サム・ロックウェル

グレイのスーツは忘れがちなアイテムです。もしあなたの頭が、このロックウェルのような状態であるのなら、彼のように着こなしてみるのもいいでしょう。ダークなスーツよりも、このくらいミディアムなグレイがおすすめと言えます。なぜなら、さもなければスタイリッシュなマフィアのドン…のようにも見えてしまうので。

マイロ・ヴィンティミリア

ヴェンティミリアは、私たちをすすり泣かせることが得意です。テレビドラマ『THIS IS US 36歳、これから』のように…。それと同じレベルに彼は、服を着こなすことも得意です。ニューヨークでのプレミアでこの41才の少年は、スーツ＆Tシャツというシックでアクティブな出で立ちで臨みました。

デビッド・ベッカム

稀代のファッショニスタの代表であるベッカムにとっても、今月はさらに素晴らしい時間を過ごしたもようです。ダブルブレストのジャケットを選んだことに対して、ちょっと古臭さを感じた人もいたかもしれません。ですが彼は、これをエアタイ＆スニーカーでカジュアルなタッチで着こなす余裕…。 貴族のような威張りを鈍らせ、アンニュイなスタリッシュさを見事に演出していました。これは天才的と言えるでしょう。