簡単なようで意外と合わせが難しい黒スラックス。そんな中、その攻略に絶対の効力を持つ鉄板テクがあります。それは、足元にオールスターを合わせること。
パンツと靴で“ラギッド & エレガンス”の好バランスが成立するため、トップスはどう合わせてもサマになるというわけです。
数あるスニーカーの中でもコンバース「オールスター」をここで選ぶ理由は、トラッドの永世名品ゆえの安心感に加え、細身のトウシェイプが黒スラックスのエレガンスを受け止めるのに最適なため…。今どきの好印象カジュアルを築く方程式として、これは覚えておくといいでしょう。
トップスはカジュアルなパーカ、パンツはドレッシーなトロピカル調の黒スラックスと、上下でギャップをつけた合わせ。これに革靴に合わせると、ボトムスがエレガント方向に寄りすぎて、全体がチグハグになりかねません。
そこで「オールスター」の出番。ドレスなパンツをパーカと靴で挟む形になり、着こなしにリズムと調和が生まれるのです。
ジャケット感覚でカーディガンを羽織った、右よりもきれいめな黒スラックスの着こなし。この場合、革靴を合わせると全体がさっぱりしすぎて、平板に見えてしまう場合も。
「オールスター」でラギッド成分を程よくプラスすれば、メリハリが増してパンツもトップスも生きてきます。ローカットを選んで、より軽快に仕上げているのもポイント。
シャツをアウター的に活用する、近年注目のコーディネート。先ほど紹介した2つのスタイルに比べて、さらにエレガント成分が濃いスタイルですが、それだけに「オールスター」のカジュアル感がハズシとして利いてきます。
シンプルで幅が細く、ソールも薄い「オールスター」は、テーパードシルエットのパンツに合わせても好バランス。美脚効果を損なわず、カジュアルな軽快感を高めてくれます。
Model / Takashi Sakurai(INDIGO)、Takeshi Watanabe(INDIGO)
Styling / Akihiro Shikata
Hair & Make-up / Kazuya Matsumoto(W)
Edit / Mikiya Otsuka