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高級スニーカーは、セルビッチデニムと同じくらいさまざまなところにあると言えますが、種類が増えたということは、最高のものが頂点に立つのがさらに難しくなったということでもあります。
バレンシアガやジバンシィのようなデザイナーは長い間、フットウェアのスポーティーな側面を取り入れてきており、他のブランドは最近になってこの流れに加わったばかり。ですが、これらのブランドがクールで新鮮なストリートウェアをラグジュアリーの世界にもたらしていないというわけではありません。
また、トッズやベルルッティといったブランドは、10年以上にわたって高級スニーカーを主張し続け、特別な信用を得てきました。洗練されたクラシックなものからエッジの効いたストリートスタイルのもまで、さまざまな高級スニーカーがそろっています。毎日履ける控えめなもの、もしくはよりトレンディなものを選ぶこともできるでしょう。
リュクスな部分は靴の形ではなく、素材やつくりに顕著に表れることが多いので、簡単にアップグレードできるはずです。もう一足買い足す前に、ここで紹介する高級スニーカー20足をチェックしてみてください。
コモンプロジェクトは、現在のミニマルな高級スニーカーブームの第一人者と言えます。その中でも人気にモデル「Achilles（アキレス）」はファッションオタクを目指す人たちだけでなく、ジョーダン愛好家にとっても大いに注目されたスニーカーとなりました。
そのクロスカルチャー的な魅力は、現代のメンズウェアにおける“何でも混ぜ合わせる”という世界に先んじるものであり、さまざまなスタイルと合うでしょう。多くのライバルがひしめく中、このスニーカーは時代を超越したステータスを獲得していると言えます。
そこで、そんなコモンプロジェクトから「アキレス」の普遍的な魅力に比べ、やや現代的なルックスを誇る「Decade（ディケイド）」を。
メゾン マルジェラのデザイナシューズのレガシーは、大きく変わることなく今も受け継がれています。その顕著なアイテムがこちらのスニーカーで、標準的なドイツ軍のトレーナースニーカーをラグジュアリーに再解釈。
ホワイトレザーにスエードのアクセントと、ガムソールをあしらっています。
ラグジュアリーなランニングシューズをデザインする人物といえば、トム・フォード氏でしょう。トム フォードというブランドは、そしてトム・フォード氏という人物もまた、ラグジュアリーの世界にどっぷり浸かっています。
もちろん、トム フォードのスニーカーも同様です。ラバーソールにメッシュとスエードのアッパーを合わせたこのスニーカーは、ややぽってりしていて、今やトム フォードを代表するデザインディテールであるジグザグに縁取られたサイドストライプがあしらわれています。
ミッドトップやハイトップのスニーカーは、ロートップよりも少しスポーティな印象を与えると思いますが、だからといって本質的にリュクスでないわけではありません。
サンローランはこのミッドトップのように、スポーティーなデザインをワンランクアップさせるのが得意です。作りも素材（アッパーは全てカーフスキンレザー）も、これまで履いてきたミッドトップとは一線を画していると言えます。
このロートップスニーカーで、ランバンは多くのブランドが試みては失敗することをやってのけたと言えるでしょう。ロゴを入れたり、柄を目立たせたりするのではなく、少し歪んだサイジングにすることで、真っ白なスニーカーを際立たせています。
デザインにおいては、膨らみのあるレザーのアッパーと、ブランドのシグネチャーであるオーバーサイズのシューレースとのコントラストが効いています。気軽に履ける、知る人ぞ知るスニーカーです。
ラグジュアリーなスニーカーを探すなら、ドルチェ＆ガッバーナのダッドスニーカーは見逃せません。テーラリングや素材（ナイロン、スエード、レザーのミックス）が完璧なだけでなく、ドルチェ＆ガッバーナはモダンで都会的な美学をラグジュアリーなスケールで表現しています。
分厚いソールは歩いているときにソフトな履き心地を提供し、足を使って長時間を過ごすのに最適なスニーカーですが、派手な履き方もできます。
ブルネロ クチネリ カーフスキン バスケットスニーカー
柔らかなスーツと肌触りの良いカシミヤの王様ブルネロ クチネリですが、スニーカーからもその素晴らしさを感じられるでしょう。
当然ながらイタリア製で、空気のように軽く、スエードとレザーのアッパーは足にブルネロ クチネリを着ているような心地よさをもたらします。
グッチのエース スニーカー コレクションは、季節の変わり目を完全に乗り越えたモダンなラグジュアリースニーカーの中で、稀有なポジションを占める運命にあるようです。
毎年ラインナップに加わっているのは、ロートップでありながら重厚感があり、上品な装飾が施され、さまざまなスタイルに合わせやすいからでしょう。
リック オウエンスは、エッジの効いたラグジュアリーを注目を集める方法で表現しています。6インチ（約15センチメートル）の厚底のブーツを履いて歩き回るのは難しいかもしれません。ですが、このハイトップのレザースニーカーは、あなたのクローゼットに加えるには面白いかもしれません。
スニーカーとブーツを融合させたようなフォルムで、オーバーサイズのラバー加工が施されたつま先は、リック オウエンスのシグネチャーです。また、このパールがかったオフホワイトは、履きやすい色の一つと言えます。
バレンシアガのスニーカーは、奇抜なシルエット、価格、そして宣伝のおかげで、独自の世界を築いていると言えます。
ランナーはバレンシアガのスニーカーの定番ですが、このスニーカーはピンク、オレンジ、イエロー、グリーン、ブルーと、さまざまなカラーを散りばめた個性的な1足です。履き心地の良いダッドシューズでありながら、他のスニーカーと一線を画していると言えます。
アレキサンダー マックイーン風スニーカーの特徴と言えば、厚底で大胆なソールでしょう。今、その構造が人気とは言え、真のアレキサンダー マックイーンのシルエットは紛れもないものです。
白を基調としたスニーカーは履きやすく、かかとにオリーブグリーンをあしらったことで、他の白スニーカーとは違った印象を与えます。
モンクレールのライト ランナーは、クラシックなランニングシューズにクラフツマンシップや歴史があるような感覚をもたらしています。
このスニーカーは概して、以前見たことのあるものをより実践的に、ハイエンドに再解釈したように感じられます。言い換えれば、「見慣れたものだが、ちょっと違う」ということです。
プラダのスニーカーは、トータル的なミニマリズムへの衝動（薄型の同系色の白いスニーカーを思い浮かべてみてください）と、構造から見た目に至るまで高度にテクニカルなものとで二分されています。
ですが、どちらを選んでも真に目的にかなっているうように思えるため、美的感覚に関係なく取り入れるには興味深いシューズです。
ゴールデングースは、フランチェスカ・ガロとアレッサンドロ・ガロの夫妻が、スニーカーとアートへの共通の情熱から設立したスニーカーブランドになります。
その代表的な商品は、履き心地を追求したイタリア製のスニーカーです。すでにお気に入りの一足のような履き心地のデザイナーズ スニーカーに、奮発してみるのはいかがでしょう。少なくとも、さらに擦れたとしても、見た目が悪くなることはないはずです。
真っ白なレザースニーカーをクールで洗練されたものに見せられるのは、エディ・スリマンに違いありません。このスニーカーに対抗するのは、事実上不可能と言えます。
履きやすい構造と色でありながら、最高級のレザーを使用しているからです。
肌触りがよく、全身を包み込んでほしくなるようなロロ・ピアーナのカシミアを知っていますか？
実は、足だけでもその心地よさを味わうことができます。このラグジュアリーブランドは、レザーで縁取られたニットスニーカーを発売しています。
ベジタブルタンニンでなめされた天然皮革は、時間が経つにつれて色が濃くなります。これこそ、投資に値するスニーカーと言えるでしょう。
しなやかなゴンミーノのドライビングローファーで有名なブランドですが、トッズは一筋縄ではいきません。
このイタリアブランドは、（非常に優れた）アパレル以外にも、チャンキーブーツ、頑丈なレースアップ、ミニマルなものから存在感のあるものまで幅広いスニーカーも手がけています。もちろん好きなものを選んでほしいですが、同系色でガムソールのアウトドアな雰囲気のこのスニーカーもたまりません。
そのシンプルで洗練されたデザインと高品質の素材使用で、ファッションと快適性を兼ね備えたアイテムです。
カリグラフィーの“刺しゅうロゴ”入りのニットアッパーは、ベルルッティが誇る職人技だからこそなせる技。革新的なニットとヴェネツィアレザーの組み合わせも魅力的でで、見た目にも美しく履き心地も抜群です。
ブランドシグネチャーであるトリプルクロス伸縮ディテールは、脱ぎ履きしやすいスリップオンフィットを保証すると同時に、Zegnaの上質なクラフツマンシップの豊かな強みを象徴。
テーラーメイドのジャケットを思わせるハンドステッチにオマージュを捧げています。
