ファレル・ウィリアムスの肌の美しさや変わらない若さは、以前から多くの方たちの間で話題にされてきました。「ヴァンパイアなのでは?」とまで噂され、インタビューでも繰り返し、肌の輝きを保つ秘訣などを尋ねられてきた彼の秘密が、ついに明らかにされたと言えるのかもしれません…。

 2020年4月5日で47歳となった彼が、同年11月25日(現地時間)に自身の「20年にわたる経験と学習」の集大成と位置づける、ジェンダーレスなスキンケアブランド「ヒューマンレース(Humanrace)」(「人類」を意味する)をローンチすることを明らかにしました。

 発売となるのはファレルが「3分間フェイシャル」と呼ぶ、3段階のケアに必要な基礎化粧品。微粉化した米粉とフルーツ酸(AHA)を配合したクレンザー、その後に使う、角質を除去して再生を促すハス(蓮)の酵素と、グリコール酸を使ったエクスフォリエーター、最後に使用するキノコ抽出物とスクワランを配合した保湿クリームの計3種類になります。

ファレル・ウィリアムス humanrace
Tian Khee Siong/Humanrace

 20年近くにわたってファレルが頼りにしてきた、皮膚科医のエレナ・ジョーンズ医師と共同開発したというこれらの製品は、すべてヴィーガンであり無香料とのこと。これらはすべて、「セルフケアこそ最高のぜいたく」というファレルの考えに基づいていると言います。

 プレスリリースでファレルは、「朝と夜、3分でケアできるようにつくられている」と説明するほか、「顔はその人の精神を反映するもの。肌のお手入れは大切なことであり、毎日自分のための時間を取ることも重要です」と述べています。

 また、このブランドが重要なテーマとして掲げていることのひとつは、消費者だけでなく、環境への配慮も含めた「インクルージョン(多様性を受け入れること)」です。ジョーンズ医師は、「私たちが目指したのは、クリーンで効果的、そしてすべてのタイプの肌に対してフレンドリーな成分を選ぶことです」と加えて説明しています。

 サステナビリティも重視し、製品のパッケージにはポストコンシューマーリサイクル(PCR)材を50%以上使用した、レフィル(詰め替え)可能なものが採用されています。

ファレル・ウィリアムス
Mark Cuthbert//Getty Images

 さらにファレルは、このブランドについて次のように語っています。

 「『ヒューマンレース』のスキンケアは、人種や性別を区別しません」「人間(ヒューマン)のためにつくったものです。『ヒューマンレース』が称(たた)えるのは、私たちは、みな同じ肌を持って生まれているということです」

 ファレルの美意識とクリアなメッセージが込められたビューティマニア垂涎のこのライン、日本での発売は現在未定。できるだけ早く販売されることを願うばかりです。

From: ELLE JP