マーベル・コミックのキャラクターである“ヴェノム”と“スパイダーマン”…この2つのキャラのクロスオーバー映画を心待ちにしているファンの皆さんに朗報です。雑誌『エスクァイア』 UK版の独占インタビューの中で、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』(2021年12月31日日本公開予定)でも主役エディ・ブロックとシンビオート(寄生生物)を演じるトム・ハーディから、うれしいコメントが届きました。

 どうやらハーディは、自身が演じる“ヴェノム”と“スパイダーマン”が共演するアイデアに前向きなようです。2021年7月下旬にイギリス南西部に位置するウェールズ地方の首都カーディフで行われたこのインタビューで、独特の語り口でこの共演への関心を表現してくれました。

 ハーディは、「近い将来“ヴェノム”と“スパイダーマン”の映画での共演を望むか?」という『エスクァイア』 UK版の質問に対し、「(“ヴェノム”と“スパイダーマン”の)つながりの可能性を模索していないとすれば、怠慢(たいまん)でしょうね」と答え、「さまざまな機会や可能性に自覚的にオープンになり、ワクワクしていなければ、仕事をしているとは言えません。もちろん、一人の人間が飛び越えたり、橋をかけるには大きな渓谷(けいこく)があるため、そのような分野に取り組むためにはかなりの交渉や知性、腰を据えた話し合いが必要になることでしょうけど…」と語っています。 

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『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』予告3 2021年 全国ロードショー #ヴェノム #カーネイジ
『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』予告3 2021年 全国ロードショー #ヴェノム #カーネイジ thumnail
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 さらにハーディは、「両者がその気になって、お互いにとって有益であれば、実現しない理由はありません。僕はその可能性に全面的に賛成で強く望んでもいるし、実現のためならビジネスとして正しい範囲内でどんなことでもするだろう。100m走のトレーニングを日々行っているのに、オリンピックを目指さないのは違うと思いませんか? 僕はそのフィールドでプレーしたいのですから…」とも語ります。

 彼の語る「大きな渓谷」とは、当然ながらディズニーの「マーベル・シネマティック・ユニバース」とソニー・ピクチャーズの「ユニバース・オブ・マーベル・キャラクターズ」をめぐる現在の複雑な契約のこと。“ヴェノム”は“スパイダーマン”の最も有名な宿敵の一人ですが、スパイダーマン映画は前者が製作している一方(映画配給権はソニー・ピクチャーズ)、“ヴェノム”や現在単独映画プロジェクトが進んでいるその他のキャラクターたち(モービウスやクレイヴン・ザ・ハンターなど)は後者に属しているという事実があります。

 ソニー・ピクチャーズの社長を務めるサンフォード・パニッチ氏は、すでに“ヴェノム”と“スパイダーマン”の共演計画が進んでいること、2021年冬に日本公開予定の『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開時には、さらなる詳細が明らかになることを示唆していました。

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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告1
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 もしハーディに、“ヴェノム”と“スパイダーマン”の共演計画に対してその気があるとすれば(今回の話を聞く限りそう思えますが…)、交渉は半分終わったも同然ではないでしょうか。または、ハーディがエディ・ブロックとシンビオート=“ヴェノム”の両方を演じていることを考えれば、交渉の3分の2は終わったも同然…と言えるでしょう。

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Source /Esquire UK
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です