2000年の初めに、ヨガブランドである「ルルレモン」が発信したスタイルがその言葉の原点と言われています。その後、ナイキやアディダスといった大手スポーツブランド勢ばかりでなく、アパレルブランドも参入し、健康志向の高まりと相まってホットな市場へと成長し続けています。
2015年、経済紙「ウォールストリートジャーナル」でも、アスレジャー市場の成長と背景について特集が組まれています。
アスレジャーの流行の背景のひとつには、「行き過ぎたファッションへの疲れ・飽きという世の風潮を反映したものだ」と分析されています。今までは、ジムにはジム用のトレーニングウェアで、街着には流行を反映した服で…といったTPOに応じた着こなしが当たり前の風潮であった世の中に対して、「ジムでも街着でも対応できる」という"シーンレス・TPOレスな着こなし"への移行が確実に進んでおり、それに居心地の良さを感じる人が多いということになるわけです。
日本はもちろん、世界的な流れとして「華美な見た目よりも、着心地の良さや動きやすさを重視するエフォートレスな着こなし」への志向の転換も、まさにこの“アスレジャー”が支持される要因にもなっているのでしょう。
暮らしが洗練される中で、健康への関心が高まっていることもブームを後押しし、スタイルの1つとなったわけです。
しかし、そんな流行よりずっと…以前から、偉大な男性たちがスポーツウエアの旗を掲げ、それをクールに見せていました。ここでは、そんな先陣を切った20人のアイコニックな男たちをピックアップしました。