地元の人が感動したハワイ本来の美しさ
コロナ禍に観光客は激減、2020年の東京―ハワイ便は前年比90%減となるなど、地元経済は大打撃を受けたそうです。ところがこれが怪我の功名か、環境改善に大きく役立ちました。
「コロナ禍に観光客がいなくなったことで、ハワイの海の水質が劇的に改善されました。例えばワイキキでは住民が海に魚が戻ってきたことに驚き、海水の透明度が上がったことに気づいたのです。これをきっかけに地域住民が自然や文化資源の価値を再認識し、保全や継承のために動きだしました」。
こう語るのは、ハワイ州観光局のマーケティング&アドミニストレーション マネージャーの石割彩子さん。石割さんが語るとおり、久々のオアフ島取材は安く気軽に騒いで遊んで帰ってくるかつての「消費型ハワイ旅行」から、ハワイ本来の資源を壊さず地に足のついた観光=「活かすハワイ」への移行を実感する旅でした。
ハワイ州は現在、この「活かすハワイ」を“マラマハワイ”として推進してもいます。“マラマ”とは思いやる、ケアをすることを指すハワイ語。地域社会や文化に貢献しながらも、ハワイ本来の価値を味わうための最新スポットから定番までをご紹介します。
JALで言えば、コロナ禍に減少していた運航本数ですが、2022年4月以降、出入国の規制が緩和され、2022年7月より羽田-ホノルル便を毎日運航に増便。日本航空によれば8月はさらに増便。その他日本-ハワイ便の主な増便予定(JAL)は以下のとおりです。
8月運航情報
- 成田-コナ 週3便運航
- 羽田-ホノルル 毎日2便運航
- 成田-ホノルル 毎日運航(除外日あり)
- 関西-ホノルル 週3便程度運航
- 名古屋-ホノルル 週2便程度運航
現在ハワイ州は日本からの観光客に入国前PCR検査を義務付けていないものの、問題は帰国時。日本に帰るため、また万が一陽性になった事態に備え、必要な準備は以下です。
- 新型コロナウィルス感染症 予防接種証明書(各自治体が発行したもの)書類もしくは「接種証明書アプリ(日本政府公式)」での表示
- アプリ「My SOS(厚生労働省発行)」のダウンロード
- 帰国便搭乗前PCR検査実施医療機関の予約
- 予約した医療機関での帰国便搭乗72時間前までのPCR検査および陰性証明書
- 陽性時の宿泊や航空券の費用をカバーする旅行保険加入(海外旅行保険+コロナなどで検索)
ハワイの文化や自然を守り、住民の生活と旅行者の体験をより多様で豊かなものにするレスポンシブル・ツーリズムの実践を目指す「マラマハワイ」。人間を、自然を、地球を、想いやる心、愛する心。そんなハワイの心を象徴する言葉。Mālama