朗報です。卵は朝食として広く食べられてきましたが、どうやら科学的にも、卵は朝の食事に最適であるということが解明されました。30万人の調査によると、1日1個の卵は心臓発作のリスクを減らすばかりか、発毛を促す効果もあるとされています。髪の毛にお悩みの方にも効果が期待できるという卵。そこでこのページでは、卵が身体に良い3つの考察をご紹介しましょう。

1.卵は空腹を満たします

卵を使った料理
MmeEmil//Getty Images

 科学雑誌『International Journal of Food Sciences and Nutrition』に掲載された研究によると、卵をベースにした食事を摂ると、満腹時間がより長く持続することが伝えられています。「卵を使ったランチは脂肪分が少ないだけでなく、例えばバタークッキーのようなカロリーの高いおやつを間食に食べてしまう危険性を減らすことができます」キャリー・ラクストン(Carrie-Ruxton)博士は言います。

 「タンパク質は炭水化物よりも消化に時間が掛かるため、満腹感を得るのに最適なのです」と、栄養士のデビ・アン・リグルズワース(Debi-Ann Wrigglesworth)氏は説明します。

2.卵は髪の成長に良い影響をもたらします

デビッド・ベッカム
James Devaney//Getty Images

 さらに卵は肌や爪に良いだけでなく、多くの男性の悩みのひとつである毛髪にも効果的で、髪の成長を促進してくれるという研究結果もあります。髪の毛の主成分であるケラチンの元となる栄養素はタンパク質になります。そこで卵に含まれる栄養成分と言えば、タンパク質が有名です。「日本食品標準成分表2015年版(七訂)文部科学省/「日本人の食事摂取基準2015年版」(厚生労働省)によれば、100グラムの卵に12.3グラム(アミノ酸組成によるタンパク質10.6グラム)とのこと。よって卵は、ケラチンの供給源としては最良な食べ物のひとつと言えるでしょう。

 アメリカで人気かつ信頼されている医療情報サイトhealthline.comが2018年4月に発表した「The 14 Best Foods for Hair Growth」、つまり「髪の成長にいい食べ物ベスト14」の中で、まず最初に登場しているのが卵になります。

 とは言え、日本人の朝食ではごく一般的に、毎日のように「卵かけご飯」を食べている方も少ないないでしょう。なのに…「毎日食べているのに、薄毛が解消されないんだけど…」と、苦情をつぶやく方もいることでしょう。確かに、卵を食べたからといって毛髪が増え…というわけにいかないようです。

 卵には、髪が生成されるために必要となる多くの栄養素が含まれています。中でも、前述のとおり髪の材料となるタンパク質が豊富です。また、黄身には「ビタミンH」と言われる「ビオチン」も豊富に含まれています。この「ビオチン」とは、髪の毛をつくるアミノ酸の代謝を促進する働きがさまざまな研究によって報告されており、育毛効果が高い成分とうたわれています。なので卵は、発毛・育毛効果が期待できる食べ物と言えます。ですが、その食べ方によって、その効果への期待度は上下するそうです。

 例えば「卵かけご飯」場合、生卵の状態で食べること、白身と黄身をかき混ぜると、その効果の期待度は下がるということなのです。その理由は白身にあるそうです。白身には、アビシンというタンパク質が含まれており、これが黄身の中にあるビオチンと結合することで、ビオチンが体内に吸収されにくくあるとのこと。つまり、卵をかき混ぜれば混ぜるほど、育毛効果への期待は下がってしまうということなのです。

 それでは、このビオチンを効果的に摂るための最良の方法は何でしょう? それには、「ゆで卵がおすすめ」ということ。つまり、「かき混ぜない状態で過熱している料理」が最適というのです。なので、目玉焼きもおすすめできるということです。

3.卵は目にも効果的です

 特に卵黄には、視力においても必要な栄養素を多く含んでいるとのこと。その栄養素とは、カロテノイド系色素と言われる「ルテイン」と「ゼアキサンチン」になります。

 そして多くの研究によって、カロチノイド色素が白内障と加齢による眼の斑点萎縮のリスクを減少させるのに非常に重要であるという報告がなされています。加齢による斑点萎縮はアメリカでは視力を失う最大の原因と言われれおり、75 歳以上では 30%にまで及びます。

 そこでカロチノイド系色素の 1 つであるルテインとゼアキサンチンは、例えば眼の斑点部位に蓄積されると、紫外線によるダメージから目を保護するのに役立つという研究結果も出されているのです。

 そんなルテインとゼアキサンチンは、いずれも卵黄に含まれている成分。アメリカの鶏卵の数値で言えば、平均含有量としてルテインは100グラム中0.03グラム、ゼアキサンチンは100グラム中0.025グラム(この鶏卵中のルテインとゼアキサンチンの含有量は、その鶏の飼料によって大きく変化します)と、他の食品と比較しても群を抜いて高いとのことです。

 そしてリグルズワース氏が『International Journal of Food Sciences and Nutrition』の中で、「卵黄を摂ることは、視力の向上も期待できます」と述べているのも納得できるでしょう。

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 「インターネット通販で生卵…。鮮度的に大丈夫?」と、心配になる方もいらっしゃるかもしれません。ですがネット通販、特に楽天市場を中心に爆発的に売れていることをご存知でしょうか?

 普段スーパーなどの実店舗で購入することの多い生卵ですが、その流通には、問屋など複数の業者が介在した後に、食卓に届くことがほとんど。そうなると、どうしても時間が掛かってしまいます。卵が産まれてから、小売店の店頭に並ぶまで1週間程度の時間が掛かることも珍しくないと言います。

 その点、生産者から直送するネット通販のお店なら、産卵からスピーディーに家庭に届けることが可能です。条件によっては、産卵の翌日には家庭に送り届けられるなんてこともあります。

 価格は相場よりも若干高めですが、鮮度抜群な産地直送の生卵を一度試してみてはいかがでしょうか? テレビの料理番組などでも見かける「黄身を箸でつまめる卵」にも出会えるはずです。

まずは卵を食生活に取り入れましょう

 それでは早速、毎日の食事に卵を加えて、髪の成長に役立ててみてはいかがでしょうか? 赤身の肉・玉ねぎ・ケールも髪の成長を促す効果が期待できます。例えば、目玉焼きとケールのステーキもおすすめとなります。美味しくて良質な生卵を手に入れて、これまで以上に卵を食生活に取り入れてみてください。

From Esquire NL 
Translation / Esquire JP 
※この翻訳は抄訳です。