ジャージー姿がお洒落、アイコニックになったアスリートやセレブSNAP
時代の先端をトップスピードで走りぬけ、“アスレジャー（athleisure）”を見事に着こなす紳士たちに注目しましょう。
「アスレジャー（athleisure）」という単語を聞いたことがあるでしょうか？
この言葉は、「athletic（アスレチック）」＋「leisure（レジャー）」をたした造語であり、スポーツジムでトレーニングの際に着用するような運動着などのジャージーを、街着としてコーディネートに組みこんだファッションを指します。
◇アスレジャーの歴史と特異性
2000年の初めに、ヨガブランドである「ルルレモン」が発信したスタイルがその言葉の原点と言われています。その後、ナイキやアディダスといった大手スポーツブランド勢ばかりでなく、アパレルブランドも参入し、健康志向の高まりと相まってホットな市場へと成長し続けています。
2015年、経済紙「ウォールストリートジャーナル」でも、アスレジャー市場の成長と背景について特集が組まれています。
アスレジャーの流行の背景のひとつには、「行き過ぎたファッションへの疲れ・飽きという世の風潮を反映したものだ」と分析されています。今までは、ジムにはジム用のトレーニングウェアで、街着には流行を反映した服で…といったTPOに応じた着こなしが当たり前の風潮であった世の中に対して、「ジムでも街着でも対応できる」という"シーンレス・TPOレスな着こなし"への移行が確実に進んでおり、それに居心地の良さを感じる人が多いということになるわけです。
日本はもちろん、世界的な流れとして「華美な見た目よりも、着心地の良さや動きやすさを重視するエフォートレスな着こなし」への志向の転換も、まさにこの“アスレジャー”が支持される要因にもなっているのでしょう。
暮らしが洗練される中で、健康への関心が高まっていることもブームを後押しし、スタイルの1つとなったわけです。
しかし、そんな流行よりずっと…以前から、偉大な男性たちがスポーツウエアの旗を掲げ、それをクールに見せていました。ここでは、そんな先陣を切った20人のアイコニックな男たちをピックアップしました。
スティーブ・マックイーン
アメリカ・インディアナ州ビーチグローブに、1930年3月24日 に生まれた俳優。～1980年11月7日没。
1960年代から70年代にかけて、トップ俳優としてその地位を確立。特に、スタントに頼らない本格的アクション俳優として一時代を築きました。代表作は、『大脱走』、『荒野の七人』、『シンシナティ・キッド』、『ブリット』、『ゲッタウェイ』 、『華麗なる賭け』、『タワーリング・インフェルノ』、『パピヨン』などが挙げられます。
ボブ・マーリー
ジャマイカ出身のレゲエミュージシャン。
レゲエの先駆者の一人とされ、レゲエ、スカ、ロックステディの要素を融合した曲づくり、滑らかで独特な歌声と宗教的・社会的な作詞スタイルで世界的に知られています。
モハメド・アリ
1942年1月17日、アメリカ・ケンタッキー州ルイビル生まれのプロボクサー。2016年6月3日没。アフリカ系アメリカ人ですが、イングランドとアイルランドの血も引くとのこと。
元WBA・WBC統一世界ヘビー級チャンピオンであり、イスラム教改宗前はカシアス・マーセラス・クレイ・ジュニアという名前でした 。
アイルトン・セナ
ブラジル出身のレーシング・ドライバー。F1世界選手権において、1988年・1990年・1991年と、計3度ワールドチャンピオンを獲得しています。1994年5月1日没。
ビヨン・ボルグ
スウェーデン出身の元男子プロテニス選手。
ジミー・コナーズ（アメリカ）やジョン・マッケンロー（アメリカ）らと並んで、男子テニスの黄金時代を築いた名選手のひとり。
全仏オープンに4連覇を含む6勝、ウィンブルドン選手権で5連覇を達成した。4大大会通算「11勝」は、ロッド・レーバー（オーストラリア）と並ぶ男子歴代6位タイ記録を持つ。
エリック・カントナ
フランス代表の元サッカー選手。マンチェスター・ユナイテッドでは、FAカップとの2度のダブル（2冠）を含め、4度のリーグ優勝を経験した男です。
引退後は俳優として主に映画に出演。1998年にはケイト・ブランシェット主演の映画『エリザベス』で共演し、2009年には『エリックを探して』に本人役で出演するなど、俳優としての活躍を見せている。
ジャンルイジ・ブッフォン
イタリア・カッラーラ出身のサッカー選手。ユヴェントスFC所属。元イタリア代表。ポジションはゴールキーパー。
約20年に渡りイタリア代表の正ゴールキーパーを務めており、イタリア代表最多出場記録を誇ります。2006年にはワールドカップ優勝を経験。愛称ジジ（Gigi）。
ジェリー・サインフェルド
ここで、お笑いのアスリートもご紹介。彼は、1954年4月29日にアメリカ・ニューヨーク州で生まれたスタンドアップコメディアンです。
ルイ・ファン・ハール（右） & ジョゼ・モウリーニョ（左）
向かって右のルイ・ファン・ハールは、1951年8月8日生まれでオランダ・アムステルダム出身の元サッカー選手。サッカー指導者。現役時代のポジションはミッドフィールダーです。
左のジョゼ・モウリーニョは、ポルトガル・セトゥーバル出身のサッカー指導者。1963年1月26日生まれです。2019年よりイングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCの監督を務めています。
ケビン・キーガン
イングランド・ドンカスター出身の元サッカー選手。1951年2月14日生まれ。
現役時代のポジションはFW、MF。バロンドールを二度受賞しています。
ポール・ガスコイン
イングランドの元サッカー選手、サッカー指導者。現役時代のポジションはMF。愛称ガッザ（Gazza）。1967年5月27日生まれ。
太目の体型ながら、高いドリブルテクニックとパスセンスの持ち主であり、愛嬌のあるキャラクターで1990年代にはイギリスの国民的英雄と呼ばれ人気を集めました。
その反面、公序良俗に反するような言動、飲酒癖やうつ病にまつわるトラブルを引き起こすことでも知られ、引退後もしばしばメディアで注目されています。
ポール・ニューマン
アメリカ・オハイオ州出身の俳優で、1925年1月26日に生まれ2008年9月26日に没。3度のアカデミー賞受賞を初めとして、数多くの受賞歴を持つ。
また食品製造会社「ニューマンズ・オウン」の設立者であり、1982年の設立以降挙げた純利益2億2千万ドルを全額寄付しています。さらに政治運動家としても、リベラル派として多くの功績を残しています。
ペレ（Pelé）と、その仲間たち
愛称が「ペレ」であり、本名はエドソン・アランテス・ド・ナシメント。1940年10月23日 生まれのブラジル出身元サッカー選手。
サッカー王国ブラジル代表のエースとして、3度のFIFAワールドカップ優勝を経年。15歳でデビューしてから1977年に引退するまで、実働22年間で通算1363試合に出場し1281得点を記録しています。
ロッド・スチュワート
1945年1月10日 、イギリス・ロンドン生まれのミュージシャン。
ミュージシャンとして活躍する前は、墓掘り作業員などを転々としたのち、サッカー選手として西ロンドンを本拠とするブレントフォードFCにも所属するも、わずか3週間ほどでクラブから退団しています。
Run-D.M.C.（ラン・ディーエムシー）
アメリカ・ニューヨーク出身のヒップホップ・グループ。ラップとロックを融合した先駆け。2002年に活動休止しています
1986年8月にエアロスミスのヒット曲「ウォーク・ディス・ウェイ（Walk This Way）」をモチーフに同名の曲を発表。全米チャート4位（Billboard Hot 100）を記録し、世界的な人気を得ています。
その当時、MV（ミュージックビデオ）でも彼らが着用していたアディダスのスニーカー「スーパースター」、加えてカンゴールの帽子などが、一大ムーブメントを引き起こしました。その流れは今もなお続いています。
アーサー・アッシュ
1943年7月10日 生まれ。アメリカ・バージニア州出身の4大大会男子シングルスで、「3勝」を挙げるプロテニスプレーヤー。シングルス自己最高ランキングは2位。1993年2月6日に没。
キャリア通算でシングルス33勝、ダブルス14勝を記録。彼は4大大会で男子シングルスを制覇した初の黒人選手であり、1983年にヤニック・ノアが全仏オープンで優勝するまで、4大大会で男子シングルスを制した唯一の黒人選手でした。
トニー・ピューリス
1958年1月16日生まれ、ウェールズ・ニューポート出身の元サッカー選手。現サッカー指導者。
19歳でFAコーチングライセンスを取得し、21歳というプロサッカー選手としては最年少で、UEFAのAライセンスを取得した者の一人です。
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