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大谷翔平について、あなたが知らないかもしれない10のこと

このところ世界的に大きな話題となっている今世紀最高のアスリートの一人、大谷翔平選手。とは言え、まだまだ知らないこともあるはずです。

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shohei ohtani screaming after throwing the final pitch of a baseball game
Getty Images

もはや言うまでもなく、「偉大」以上の言葉で表現すべきでは?と思えるほどの存在となった大谷翔平選手。2023年に野球史に残る数々の偉業を成し遂げました。

現地時間3月21日(火)には。2023 ワールドベースボールクラシックの決勝戦ではチームメイトであるマイク・トラウト選手を優勝決定打席で三振に仕留め、日本代表の優勝に大きく貢献。そして11月16日(木)には、満票でア・リーグMVPを受賞。2021年に続き満票で選出。

2度満票で受賞するのは、メジャー史上初の快挙となりました。複数回の受賞も史上33人目で、日本人では初めて。2度の受賞はルー・ゲーリッグ、カル・リプケン、テッド・ウィリアムズといった名選手に並んだ。これは大リーグ史上初の快挙とされています。

◇関連記事:大谷翔平選手の真の評価は? “Shohei Ohtani”が米国で築いたスター伝説7

今シーズン終了後、フリーエージェントとなったいた大谷翔平選手は、現地時間12月9日(土)に自身のインスタグラムでロサンゼルス・ドジャースへの移籍を発表。アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」によれば、10年総額7億ドル(約1014億円)と驚愕の契約となりました。これまで大リーグ史上最高額となっていたのは、チームネイトのマイク・トラウト選手の4億2650万ドル(約626億円)で、これを大幅に上回っています。さらに現地時間12月16日(土)には、大リーグが卓越したバッターに贈る「ハンク・アーロン賞」を日本人選手として初めて受賞しました。

このように、大谷選手への注目がさらに高まっている今、この岩手県水沢市(現・奥州市)出身の29歳の天才について、そして彼が野球界で有名になるまでの出来事で意外と知られていないことをいくつか紹介しましょう。

大谷は高校時代、時速100マイル近い球を投げることができた。

file photo taken july 26, 2012, shows shohei ohtani pitching at a high school baseball tournament in morioka, japan, he is wearing a gray uniform with purple accents, purple hat, and a black baseball glove, a blurry baseball appears in front of him as it approaches the camera
Getty Images

スポーツとポップカルチャーを取り上げるウェブサイト「The Ringer」によれば、大谷選手は2012年の第94回全国高等学校野球選手権に花巻東高校の選手として出場。2012年7月の岩手大会準決勝で高校生最速(当時)となる時速約99.4マイル(時速160キロ)の球を投げ、MLBスカウトからの注目を集めました。

高校卒業後はMLBとの契約を希望していた大谷選手でしたが、2013年に北海道日本ハムファイターズでキャリアをスタートさせました。

大谷は高校で水泳もやっていた。

shohei ohtani running the bases on a hit during an mlb game
Getty Images

2021年の『Los Angeles Times』紙のコラムによれば、花巻東高校の野球部の監督であった佐々木 洋氏は、トレーニングの一環として水泳をするよう選手たちに指導していたとのこと。

佐々木氏によれば、大谷選手は特に泳ぎが速かったそうです。「水泳コーチは、『彼ならオリンピックに出られたかもしれない』と言っていましたよ」とも語っています。

大谷はスポーツ一家の出身である。

toru and kayoko ohtani sit in baseball stands, toru has his hands on a railing in front of him and wears a long sleeve navy blue shirt, kayoko wears blue and sunglasses on her head, a set of clasped hands likely belonging to an out of view child are near her face
Getty Images

大谷選手の両親は、ともに素晴らしいアスリートだったようです。AP通信が報じているように、父・大谷 徹氏は元・社会人野球選手であり、母・大谷加代子氏は優れた元・バドミントン選手でした。

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彼はエンゼルスで(比較的)安い契約金でプレーしている。

shohei ohtani on his followthrough for a pitch
Getty Images

2022年で言えば、MVP投票では2位となっています。また、チーム内の契約金となると、550万ドル(約7億8200万円)とされ、チーム内でも上位ではありませんでした。ですが2023年には、契約額3000万ドル(約43億2600万円)に跳ね上がります。

メジャーリーグのさまざまな統計データを掲載するウェブサイト「Baseball Reference」によれば、この2023年の額はチームメイトのアンソニー・レンドンの3860万ドル(約55億円)、マイク・トラウト3710万ドル(約53億円)に次ぐ金額でした。

2022年の段階で、MLB最高のスラッガーの一人に

shohei ohtani holding a bat in the on deck circle at a baseball game
Getty Images

2021年に46本塁打、2022年には34本塁打、そして2023年44本塁打を放ち、日本人メジャーリーガーとして初めてシーズン連続30本塁打以上を達成。メジャー通算171本となります。

キャリア通算171本塁打は、長年ニューヨーク・ヤンキースに在籍した松井秀喜氏の175本に次いで、日本選手では2位になります

ちなみに本塁打を打った対戦球団に関しては、メジャー30球団中24球団目。日本人選手では松井秀喜氏の23球団を抜き、イチロー氏が記録した最多の24球団に並びました。

残りは、ア・リーグで言えば、これまで所属していたロサンゼルス・エンゼルス。ナ・リーグでは、ワシントン・ナショナルズ、セントルイス・カージナルス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、フィラデルフィア・フィリーズ、マイアミ・マーリンズとなります。

大谷は複数の登場曲を持っている。

shohei ohtani walking toward the batters box during a baseball game
Getty Images

メジャーリーグの選手は通常、バッターボックスやピッチャーマウンドに向かうときに“Walk-Up Song”が流れます。

大谷選手の2022年は、TVアニメ『体操ザムライ』のエンディングテーマにもなったいた、はてなの『夢?』(ゆめじゃない)。そして、Slushii × Marshmelloの『Twinbow』、アフロジャックがリミックスしたサーティー・セカンズ・トゥ・マーズの『Do Or Die』、さらにKeala Settleの『The Greatest Show』などでした。

2023年になるとGhost Machinesの『Can't Get Enough』、TVアニメ『呪術廻戦』のエンディングテーマ『LOST IN PARADISE feat. AKLO』を使用しています。

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大谷はベーブ・ルースと同じ記録を持つ。

babe ruth preparing to swing at a baseball
Getty Images

大谷選手とともに、光栄と言えるほどの人物がよく比較されます。それは、メジャーの中でも伝説のスラッガーであるベーブ・ルースです。彼はメジャー史上で、同一シーズンに10本塁打以上を放ち、投手として10勝を挙げた選手。

アメリカのスポーツ専門チャンネル「ESPN」によれば、ルースは大谷選手が達成するより104年前の1918年に、この偉業を成し遂げています。

大谷は同じ年に投手と打者でオールスター戦に出場

shohei ohtani waving to fans from field
Getty Images

大谷選手は2021年、オールスター戦に投打両方で選出された初めての選手となりました。2021年7月13日にコロラドのクアーズ・フィールドで行われた試合では、イニング無失点、2打数無安打でした。

2021年のオールスター戦で、前座イベントとして好例のホームランダービーにも日本人選手では初出場となった大谷選手。1回戦でナショナルズのファン・ソト選手と対戦。2分間球数無制限でホームラン数を競うルールの中28本のホームランを放つも、ソト選手は31本を放ち、1回戦で姿を敗退となりました。

大谷の好きな選手の中には、パドレスのダルビッシュ 有も

yu darvish throwing a pitch during an mlb playoff game
Getty Images

大谷選手が憧れを抱いていた選手の中には、日本出身でサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ 有選手と前述の松井秀喜氏が挙げられます。

メジャーリーグ通算95勝の投手ダルビッシュ選手と大谷選手は、2023 ワールドベースボールクラシックを制した日本代表のチームメイトでした。

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大谷は本気のスリーパー

shohei ohtani sitting with his bat in the dugout
Getty Images

大谷選手はプレー成功の重要な要素として、睡眠習慣を挙げています。共同通信によると、「大谷選手は1日に合計10時間以上眠ることが多く、野球のルーティンに昼寝を組み込んでいることもよくある」とのこと。1日に合計で、10時間以上寝る日が多いとも言います

プレーの質の高さを維持するために、特注の枕に通常の2倍の量の素材を詰め込んでいるとも明かしています。

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Translation & Edit / Satomi Tanioka
※この翻訳は抄訳です

From: Biography

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