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 調理されたご飯やお惣菜を温めるとき、または冷凍食品を解凍するとき、大活躍してくれる電子レンジ。一人、夜遅くにお腹を空かせて帰宅したときは、これの存在ほど有り難く感じることはないでしょう。でも、まだまだ皆さんは、この電子レンジのもつ潜在能力をフルで発揮している人は少ないでしょう。
 

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 電子レンジは、調理をラクにしてくれる上に料理の可能性も広げてくれる万能な調理道具なのです。

 そこで、電子レンジをフル活用するための11の裏ワザをご紹介しましょう。 

※今回、電子レンジの加熱時間は900wを基準にしています。また、電子レンジの機種によって多少の差があるので、おもちの電子レンジのワット数を確認してくださいね。記事の調理時間を参考に、必要であれば調整を…。また、調理を始める前に、必ず手順に目を通すようにお願いします。

3分で作るカリカリベーコン

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まずは、大きめのキッチンペーパーを敷いて、その中心に薄切りベーコンを並べていきます。それからキッチンペーパーの角を折りたたんで、ベーコンを包むましょう。そして包み終わったら、ひっくり返してお皿をのせます。それを電子レンジ(900w強)で3分加熱すれば、カリカリベーコンの完成です! …というわけで、この電子レンジさえあれば、フライパンにこびりついた油汚れを落とす必要もありませんから!!

カチカチのバターを一瞬で柔らかく

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休日、ふとクッキーを作りたくなるってこと、ありませんか? 「男性の中に、そんな人いるか~!」なんて、ディスらないですください。おそらく、多くはないでしょう。ここで言いたいのは、もし休日、彼女があなたのためのクッキーをつくろうとしています。その工程で重要な材料となるのが、常温のバターなのですが、バターはたいてい冷蔵庫に格納しているはずです。そして、カチカチに冷えていることでしょう。そんなバターを常温に戻すのは、意外と時間がかかる…。まだ不慣れだけど、あなたのためにがんばっている彼女。さり気なく手助けしてあげましょう。そんな時、「電子レンジつかえば~?」と呟いてあげましょう。その瞬間、「オレ、手伝おうか…」と切り出し、バターをお皿にのせて解凍モードで30秒加熱してあげてもいいです。バターが柔らかくなったら、ボウルに移し、なめらかになるまで混ぜればOKです。ふわっとしたクリーム状のバターができることでしょう。そして二人のなかも、ふわっとクリーム状の関係になるはずですよ(笑)。

揚げないポテトチップス

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じゃがいもの皮をむき、スライサーで薄切りにしてください。それをボウルに移したら、オイルでコーティングを。充分にコーティングされたなら、クッキングペーパーを敷いた耐熱皿にじゃがいもをなるべく重ならないように並べ、塩をふります。電子レンジ(900w強)で1分加熱すれば、カリッとした食感の黄金色チップスのでき上がりです! 電子レンジの機種によっては、4分ほどかかる場合もあるので調整をお願いします。コンビニやスーパーに行くまでの時間で、手作りポテトチップが作れちゃう、そのうえヘルシーなのでぜひトライを!!

玉ねぎの下ごしらえも簡単

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耐熱ボウルにみじん切りもしくはスライスされた玉ねぎを入れ、スプーン1杯の水を加えてからボウルに耐熱皿をかぶせます。電子レンジ(900w強)で、3~4分加熱したら皿を取り外してください。取り出す際は、熱いので十分にご注意が必要です。そこからあめ色玉ねぎを作るには、熱したフライパンに玉ねぎを入れ、砂糖をふって玉ねぎが飴色になるまで炒めるだけ。フライパンだと15分以上もかかってしまうあめ色玉ねぎも、電子レンジがあればこんなに楽“チン”!

ランチにポーチドエッグはいかが?

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マグカップに水(1/3カップ程度)を入れて、電子レンジ(900w強)で30秒加熱。加熱が終わったらマグカップに卵を割り入れ、耐熱皿で蓋をします。さらに電子レンジ(900w弱)で1分加熱し、卵の具合をチェックしてください。火が通っていない場合は、様子を見ながら10秒ずつ加熱していくようにしましょう。あとはスプーンですくって、お皿にのせるだけ。卵さえあればオフィスのキッチンでも作れるので、いつものランチにプラスしてみてはいかがですか!?

マグカップで作る本格派チョコレートケーキ

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あらかじめケーキの材料を揃えておけば、あっという間に濃厚で贅沢なデザートも作れちゃいます。突然の来客の際にも、ササッと作れて男らしいケーキ作りに(笑)。おもてなしにも最適ではないでしょうか。 

 
<レシピ>
〇材料
・ココアパウダー 大さじ2 1/2
・ゴールデンシロップ 大さじ2
・セルフ・レイジング・フラワー(小麦粉1カップにベーキングパウダー小さじ2を混ぜ合わせたもの) 大さじ6
・キャスターシュガー(細かいグラニュー糖) 大さじ2 1/2
・Mサイズの卵 1個
・油 大さじ1 1/2
・牛乳 大さじ1 1/2
・ホワイトチョコレート(みじん切り) 40g 

〇作り方
1. マグカップを2つ用意し、それぞれにココアパウダー大さじ1とゴールデンシロップ大さじ1を入れてよく混ぜる。
2. ボウルにセルフ・レイジング・フラワー、キャスターシュガー、残りのココアパウダーを入れ、ある程度混ざったら卵、油、牛乳、ホワイトチョコレートも加えて、さらに混ぜ合わせる。
3. 2をそれぞれのマグカップに分け入れ、電子レンジ(800w)で1分10秒加熱。
4. マグカップのままサーブしてもいいし、お皿に盛り、クリームやアイスクリームを添えても。

なめらかで口どけのいいカード

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IHのクッキングヒーターで作った柑橘風味のカード(凝乳)は、表面がぼろぼろになりやすく、ボソッとした食感になりがちです。そこで電子レンジで作れば、なめらかで口どけのいいカードに仕上がるでしょう。

○材料
・レモン汁とレモンの皮(すりおろしたもの) 2個分
・キャスターシュガー(細かいグラニュー糖) 175g
・コーンフラワー 大さじ1/2
・バター 50g
・Mサイズの卵 2個 

○作り方
1. 耐熱ボウルにすりおろしたレモンの皮、レモン汁、キャスターシュガー、コーンフラワーを入れて混ぜる。さらにバターを足し、電子レンジ(800w)で2分加熱。バターが溶けて、表面がふつふつと泡立つまで充分に温める。
2. 別のボウルに卵を割り入れ、泡だて器でよくかき混ぜる。そこに1を少しずつ加え、さらに混ぜ合わせる。
3. 電子レンジ(800w)に2を入れて、2分加熱。完成したら殺菌消毒された保存瓶に流し込み、冷めるまで数分待つ。待ちきれない人は、温かいカードをトーストやクランペット、スコーンに塗ってみて! 

※保存瓶に入ったカードは、1週間ほど冷蔵庫で保管可。開封から3日くらい使い切るように。

オフィスでフレンチトーストも作れちゃう!?

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マグカップに卵、牛乳(少々)、砂糖小さじ1、バニラエッセンス小さじ1/2を入れて、フォークで混ぜ合わせましょう。そこにちぎったパンを何枚か入れて、軽くかき混ぜながら浸します。電子レンジ(900w中)で1~3分加熱したら、スライスしたバナナやベリーで飾り付けを。あらかじめ卵液を作っておけば、オフィスでフレンチーストを味わうこともできちゃいます。

イギリス風プディングの時短レシピ

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甘いフレーバーと温かいスポンジが特徴的なイギリス風プディング。実際に作るとなると数時間蒸さないといけないのだそう。でも電子レンジがあれば大丈夫! 加熱する時にクッキングペーパーをかぶせるのがポイント。 

 
<パイナップルプディングのレシピ>
〇材料
・柔らかいバター 125g
・ゴールデンシロップ 大さじ4
・パイナップル(缶詰) 輪切り6つ
・砂糖漬けしたチェリー 6個
・キャスターシュガー(細かいグラニュー糖) 125g
・Lサイズの卵 2個
・セルフ・レイジング・フラワー(小麦粉1カップにベーキングパウダー小さじ2を混ぜ合わせたもの) 125g
・レモンの皮(すりおろし) 1個分
・バニラビーンズ 1本分
・牛乳 大さじ5

〇作り方
1. プディング型(容量1.1リットル)にバター(分量外)を塗り、底辺部分に丸くカッティングしたクッキングペーパーを敷く。
2. キッチンペーパーでパイナップルの余分な水を除く。一つはプディング型の底辺部分、残りの5つを側面に貼り付け、真ん中にチェリーを置く。
3. 大きめにカットされたクッキングペーパーを用意し、中心に4センチ幅の折り目を作る。
4. 別のボウルにバターと砂糖を入れて電動泡立て器で5分ほど混ぜる。さらに卵、レモンの皮、バニラビーンズ、牛乳を入れて混ぜる。
5. 4の卵液を濃し、セルフ・レイジング・フラワーを加える。スプーンで混ぜ合わせたら、プディング型にゆっくり流し込む。
6. プディング型に3のクッキングペーパーをかぶせて、紐でしっかり固定をする。
7.プディング型を電子レンジ(850w)で6分加熱。串で真ん中を刺してみて、生地がついてこなかったら焼き上がり。焼きあがっていなければ、様子を見ながら1分ずつ加熱。
8. プディング型を取り出し、5分ほど常温で冷やす。粗熱が取れたらクッキングペーパーを外し、ナイフで型の内側を一周させて、取り外しやすくする。型の上にお皿をかぶせ、ひっくり返してゆっくり型を外す。好みでゴールデンシロップ、クリーム、カスタードを添えて。

レモン汁をたっぷり搾るコツ

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電子レンジにレモンを入れて20秒加熱。そうすることで、いつもよりも多くのレモン汁を搾ることができるって知ってた?

手軽でちょっぴり贅沢なメレンゲ

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難易度が高いと言われているメレンゲ。でも卵白にアイシングシュガーを混ぜて、電子レンジに入れれば、たった40秒で作れちゃうのです。イギリスの伝統的なデザート、イートン・メスやアイスクリームに添えれば、食べ応えのあるスイーツに

<レシピ>〇材料
卵白 大さじ1
粉糖 150g
ダブルクリーム(または脂肪部48%の生クリーム) 250ml
ホワイトチョコレート(すりおろしたもの) 25g
ラズベリー 50g

〇作り方
1 大きめのボウルに卵白とアイシングシュガーを入れて、木製のスプーンで軽く混ぜる。なめらかになるまで、さらに手でも混ぜ合わせる。
2 1を16等分に丸めで、クッキングペーパーを敷いた耐熱皿に間隔をあけて4つ並べる。
3 電子レンジ(800w)で40秒加熱。古い機種だと焼き上がりにもう少し時間がかかることも。4つ焼けたら、また4つ並べて加熱。それを何度か繰り返す。
4 クリームとチョコレートを泡立て器で角が立つまで混ぜ合わせる。そこにラズベリーをプラスし、マーブル模様を作る。
5 メレンゲで4をサンドすれば完成。

From Good Housekeeping
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Translation / Reiko Kuwabara