ネイマールも槙野もラモスも登場! W杯ロシア大会、勝手に髪型選手権
All Of The World Cup 2018 Haircuts, From Acceptable To Just Appalling
4年間も待たせていた世界中のファンへのお礼も兼ねてでしょうか…選手たちは、バラエティ豊かな髪型で感謝の気持ちを表現しているかのようです。
W杯は、世界中が注目する最高の舞台。
出場する選手たちも、世界各地区を勝ち抜けてきた選りすぐりの精鋭たち…サッカーのプレーはもちろん、それ以外のことだって注目が集まることは大会期間中は常となります。
そんな中、英国版「エスクァイア 」のエディターたちは、選手たちのヘア―スタイルにフォーカス。熱心なサッカーファンたちも、グループ予選も終盤に入るとプレー以外にも目が行きがちとなるようで、ネット上でもしばしば話題にもなっています。
日本代表で言えば、長友選手の悟空バリの金髪を披露し、予選前から早くも話題となっていました。では、もう少し視野を広げてみましょう。各国の代表選手の中で、髪型で注目すべきプレーヤーは何人いるのか…? ここに「エスクァイア UK」が勝手に13名のトッププレーヤーたちをピックアップしました。
さらに勝手なことに、「エスクァイア UK」的にベストなプレーヤーからワーストなプレーヤーの格付けまでしているのです。しかしながら、これは「エスクァイア UK」という小さな団体が好むテーストに、そぐうかそぐわないかの小さな問題です…軽い気持ちで「賛成」か「反対」かを楽しんでみてください。
もちろん、ここに登場する選手全員、プレーヤーとして一流ですし、健全なる精神のもち主であることは間違いありません。だからこそ、ここに代表として選ばれているのです…。そしてワーストの方々だってきっと、ちょっとしたお茶目ゴコロを発揮しただけではないのでしょうか…。
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By Murray Clark on June 21, 2018
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ESQUIRE UK 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
編集者:山野井 俊
【かっこいい】ルーベン・ロフタス=チーク(イングランド代表MF)
恋愛リアリティショーのお馬鹿な出演者のように、とにかく何も考えず試してみるのがいいでしょう(笑)。ロフタス=チーク選手のタイトなクロップヘアは、もっともクラシックなヘアスタイルの1つですから…。チュニジア戦では短時間しか見られなかったのが残念でしたが、パナマ戦ではスタメン出場。6月29日には、1次リーグ グループGの1位2位を決める最終戦として、対ベルギー戦を控えたイングランド代表。さて、ロフタス=チーク選手は出場するのでしょうか? いずれにせよ、決勝トーナメントへの出場を決めているので、まだまだ観る機会は残っているはずです。
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【かっこいい】ディエゴ・コスタ(スペイン代表FW)
コスタ選手は、スタンダードなクイッフ(センターロールリーゼント)スタイル…ですが、ここで注目すべきはひげになります。なんというボリュームとツヤ、これは男らしさを象徴しています。もし地下鉄で、スーツケースを持ちながら階段を昇る女性を見つけた日には、このひげはいつの間にか話かけているでしょう。それも素早く、しかもスマートに…「そのスーツケース、お持ちしましょうか?」と。そうして呟くやいなや、片手で軽々とそのスーツケースを階段の上まで持ち運んでしまうわけです。紳士ですね~。でも、その女性の思い出のなかには、たぶん、ひげの映像しか浮かぶことはないでしょう…(笑)。
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【かっこいい】カリム・アンサリファルド(イラン代表FW)
アンサリファルド選手の髪型は、定番のミディアムオールバックで特別目立つものでもありません。ですが、だからこそ安心感があるのです。この髪型は「あなたの娘をデートに連れ出しますが、少なくとも5回のデートで順序を踏みます」、あるいは「地方公務員の中間管理職をしていて、ジョークも得意です。とはいえ、午前3時にWhatsAppで長々とメッセージをやり取りするような男ではありません。明日は朝からワークアウトがありますから…」といった、心地いい人柄を感じさせるものがあるのです。要するにあなたにとって、いい意味で「とても普通な男だ」ということを示すものなるでしょう。
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【かっこいい】セルヒオ・ラモス(スペイン代表DF)
この写真を見て、「ラモスの髪はどこにいったんだ」と思いませんでしたか? スペインのディフェンダーであり、エジプト代表FWモハメド・サラーを負傷に追い込んだ潰し屋の彼が、この髪型を選んだ理由はただ1つ。「パフォーマンスの向上を優先に考えた」ということになるでしょう。これまでラモス選手は、肩まで伸ばしたウェットな長髪やツーブロック、マンバン(お団子)などなど、様々なスタイルを見せてくれました。そんな彼も、現在はその中で一番といってもいいほど、より良い髪型になっています。とはいえ、「俺の彼女をもう一回見たら、そのビールグラスにお前を突っ込むぞ!」と言わんばかりの威圧感はなくなって残念ですが...。
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【残念】ヴァロン・ベーラミ(スイス代表MF)
もしあなただ、スイス人のイメージを「保守的で日和見主義者ばかり」と思っているのなら、このベーラミ選手を見れば「勘違いだったか…」と思いを変えることでしょう。ブリーチした髪が少し伸びて根元の色が見えてきていますが、プロのサッカー選手にはジュネーブのサロンでリタッチをするような時間はなかったということを示しているのかもしれませんね。これはこれでとってもクールです。ただし残念ながら、ベーラミ選手はブリーチ人気の再燃からは、2年ほど遅れてしまいました。現在であれば、ブロンドのほうがよかったでしょう。以前にやったことがあるようですが…。
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