ジェームズ・ボンドが、ヘアピンカーブが連続するモナコの危険な山腹の道を駆け抜けたクルマ、1965年型のアストンマーティン 「DB5」がオークションに出品されます。1995年に公開された『007 ゴールデンアイ』でジェームズ・ボンドを演じたピアース・ブロスナンはこの自動車を操り、悪役のゼニア・オナトップとの3分におよぶカーチェイスを演じました(このシーンの最後は、助手席のボンドガールとの意外なラブシーンでした)。そんなこのアストンマーティンは、一部で「究極のボンドカー」とも呼ばれています。 

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Aston Martin DB5 race with Ferrari 355 from GoldenEye
Aston Martin DB5 race with Ferrari 355 from GoldenEye thumnail
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 競売会社のボンハムによれば、現在のオーナーは2001年に20万ドル(約2180万円)でこの自動車を購入したとのこと。

 これは、ボンド映画に関連するアイテムとしては過去もっとも高額な一品ではないでしょうか。それは50年にわたって長きにわたり、25作もの作品がある「007」シリーズの歴史のなかでも鮮明なる印象を与えた功績とも言えるかもしれません。

 そしてボンハムは、2018年7月に行われる今回のオークションで、「この名車の落札額は160万〜210万ドル(約1億7400万円~約2億2900万円)の高値になるのでは?」と予想しています。 

 このアストンマーティン「DB5」は6気筒4リッターエンジン搭載し、ブラックレザーのインテリアや美しいデザインが特徴となっており、現在でも最高時速240kmを誇ります。 

 ちなみに、このオークションの収益がチャリティに回らされることはなさそうです。誰にでもそれぞれの事情があり、ランボルギーニ「ウラカン RWD」をチャリティ・オークションに出品したローマ法王のようになれるわけではありませんから…

 とはいえ、オークションがうまくいけば、現在のオーナーは大喜びすることでしょう。はたしていくらで落札されるのか、「007」ファンと「DB5」のファンは注目していることでしょう。

アストンマーティン 「DB5」#1

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1965年型アストンマーティン 「DB5」の外観写真 その1。

アストンマーティン 「DB5」#2

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1965年型アストンマーティン 「DB5」の外観写真 その2。

アストンマーティン 「DB5」#3

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1965年型アストンマーティン 「DB5」の外観写真 その3。

アストンマーティン 「DB5」#4

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1965年型アストンマーティン 「DB5」の外観写真 その4。

アストンマーティン 「DB5」#5

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1965年型アストンマーティン 「DB5」の外観写真 その5。


From ESQUIRE US 原文(English)
Translation / Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。