2017年8月27日(日)、「2017 AUTOBACS SUPER GT Round 6 SUZUKA 1000 KM」決勝は快晴のもとスタートしました。
BMW Team Studie公式サイトより。さらに詳しくはこちらで。
BMW Team Studie
前日の予選の結果では、25番手のポジションスタートなったBMW Team Studie。
すると、レース前の走行でマシンのエアコンシステムに不具合が発覚することに…。この暑さのなかでエアコンが効かず走行するとなると、室内の設置されているECU(エンジンコントロールユニット)系統にエラーが生じる可能性がある…。このようのなか、チームが下した決断はピットスタート。タイヤ戦略もフレキシブルにできるということで、決勝はピットスタートすることとなりました。
決勝
そして決勝スタートの5分前、エアコンシステムの修理も無事完了することに…。
最初にStudie BMW M6を駆るのは、世界の荒選手。スタート直後から荒選手は、その実力を見せつけます。なんとトップ集団と同等のペース、2分2秒台を維持しながら周回を重ねました。ピットスタートによるタイヤ戦略でもアドバンテージを得ていたチームは、序盤で大きく順位を上げ、荒選手は17番手までポジションアップすることとなったのです。
このポジションまで上がると、ちょっとした障害が浮上してきます。それは先行するマシンのペースが遅いこと。その打開策として、チームは早めのピットインを選択。荒選手に代わり、ヨルグ選手に交代します。
代わったヨルグ選手も荒選手同様に、2分2秒台の速いペースで周回を重ねます。そして、52周目となってルーティンのピット作業に再び入るのでした。
3人目のドライバーは昨年の鈴鹿と同様、DTM(ドイツツーリングカー選手権)で活躍するドライバーのアウグスト・ファルフス選手に。アウグスト・ファルフス選手も、荒選手ヨルグ選手と同様に会心のペースで走行し、さらにポジションを上げていきました。
ドライバーが一巡し、次の4度目のピットインで荒選手が再びドライバーズシートへ。このときのポジションは12位。まだまだ表彰台を望めます。
そして109周目になると、荒選手がピットイン。再びヨルグ選手へ交代です。ここではタイヤに苦しむ展開となるも、集中力を欠かすことなくバトルを続けたヨルグ選手。12番手のポジションを譲ることなく、ラストのアウグスト・ファルフス選手へと繋ぐのでした。
ここでもタイヤとの葛藤は続き、後続車にオーバーテイクを許すことに。しかしながら、上位マシンのトラブルなどもあって11位のポジションとなり、そのままチェッカーを受けることとなりました。
今回はピットスタートということもあり、最後尾30番からスタートでありましたが、Topと同一周回でのフィニッシュ。しかも、ポイントも3ゲット。チームは維持を見せてくれました。
BMW Team Studie、お疲れさまでした。
次戦こそ必ずやポディウムのセンターへ!
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【スーパーGT 2017 第6戦】
鈴鹿サーキット
決勝レース結果(GT300)
1位 LEON CVSTOS AMG
Mercedes AMG GT3 / M159
黒澤 治樹/蒲生 尚弥
2位 マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3 / DFJ
織戸 学/平峰一貴/山西 康司
3位 ショップチャンネル ランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3 / DFJ
細川 慎弥/佐藤 公哉/久保 凜太郎
4位 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
LEXUS RC F GT3 / 2UR-GSE
飯田 章/吉本 大樹
5位 GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 / VR38DETT
富田 竜一郎/吉田 広樹
6位 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
LEXUS RC F GT3 / 2UR-GSE
中山 雄一/坪井 翔
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11位 Studie BMW M6
BMW M6 GT3 / P63
ヨルグ・ミューラー/荒 聖治/アウグスト・ファルフス
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次戦はRound7は
チャン・インターナショナル・サーキットにて
2017年8月26日(土)、27日(日)に開催!
・BMW
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・BMW Team Studie
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監督・鈴木BOB康昭のブログ
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・SUPER GT OFFICIAL WEBSITE
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Photograph/Takatoshi Inukai
編集者:小川和繁