「メルセデス」、「BMW」、「アウディ」が培ってきた、“高級セダン”の領域にまで手を出し始めた「ヒュンダイ」ブランドの「ジェネシス」。2018年4月に開催されていたニューヨークモーターショーでは、ハイパーEVカーとなる「エッセンティア」を初公開。市販化へ向け、意欲的に調整に入っていることを示唆しました。
GENESIS
現在、「Genesis(ジェネシス)」は「Hyundai(ヒュンダイ)」の自社ブランドで、主要な価格帯が3万ドル超えとなる高級ブランド。設立して間もないこの自動車メーカーは、このたび最新のコンセプトカーである「Essentia(エッセンティア)」を公開しました。
発表直後は「量販化はない」と伝えられていたのですが、ここ最近は一転して、ジェネシスCEOのマンフレッド・フィッツジェラルド氏が市販化をプッシュしているという話。このフィッツジェラルド氏は、「ジェネシス」ブランド立ち上げる際に、「ランボルギーニ」から引き抜かれた敏腕ディレクター。それだけに、この「エッセンティア」発売の可能性は高いとみる関係者も多いようです。
では、コンセプトカー「エッセンティア」を見てみましょう。
これは完全電気式のGTカーになります。初の電気式コンセプトカーには、長めのボンネット、フレアフェンダー、印象的なルーフラインなどクラシックなスポーツカーの比率を兼ね備えたデザインで仕上げられているのが確認できるかと思います。
このクーペは、カーボン製のシャシーとボディが一体化されているモノコック構造で、ボンネット部分のプッシュ・ロッド・サスペンションが透けて見えるようになっています。内装は高級素材を使用しており、座席は2+2。必要な情報(操作ボタン等)はドライバー周辺にのみあるミニマリズムな作りで現状は仕上げられています。
I型のバッテリーパックは、シャシーのセンタートンネルの中を通っているので、驚くほど低い車高を作り出すことが可能になっています。 ジェネシスによれば、「マルチモーター電気駆動系は、静止状態から60km/hに到達するまで3.0秒で走行するのに適している」と主張しています。
近い将来のコンセプトとして期待されている、連結性とバーチャルアシスタントテクノロジーがここに具現化されているのでした。
「KIA(キア)」も傘下に有する「Hyundai Automotive Group(現代自動車グループ)」は現在、「ジェネシス」ブランドを一流のブランドとして磨き上げることに注力している最中、この「エッセンティア」のデザインにもぬかりありません。担当するのは「ジェネシス」でデザインの責任者であるルク・ドンカーヴォルケ氏。ルク氏は、以前「ランボルギーニ・ムルシエラゴ」や「ランボルギーニ・ガヤルド」を担当していたフォルクスワーゲングループの敏腕デザイナーの1人でした。
実際には、この「Genesis Essentia(ジェネシス・エッセンティア)」が今後生産されるコンセプトカーなのかどうかについて、正式なコメントはまだありません。ですが、「ジェネシス」がいま描いている未来像は垣間見れることは間違いはありません。
>>>「The Genesis Essentia」をご覧ください
ジェネシス エッセンシア 01
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ジェネシス エッセンシア 02
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ジェネシス エッセンシア 03
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ジェネシス エッセンシア 14
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デザイナーたちによるトークを動画で!
from Menshealth(原文:English)
BY BOB SOROKANICHMAR 30, 2018
Translation / Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Hikaru SATO,Kaz OGAWA