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 新たなフェラーリ「ポルトフィーノ」については、「真のフェラーリではない」と言いたがる人もいるでしょう。そんな人たちと数分間も過ごすようなものなら、きっとすぐに、「逃げ出したい」衝動に駆られるでしょう。 
 
 彼らがそのように考えるのは、フェラーリから生み出されるクルマをある種身勝手な固定観念で捉えているからに違いありません。それが悪いと言っているのではありません。そこには共感できるロマンが詰まっていますから…。ですが「クルマは何のために存在するのか?」、そう考えると…。 
 
 この「ポルトフィーノ」は「カリフォルニアT」の後継車として、フェラーリのエントリーモデルに位置づけられています。快適で融通が効いて、柔軟かつ運転しやすいフェラーリと言っていいでしょう。つまり、運転を楽しむことを意図して設計されたフェラーリなのです。 
 
 折りたたみ式のルーフを収納すれば、わずか14秒でクーペからオープンカーへと変身し、コンパクトながら後部座席もあります。トランクには、クーペ状態なら中型の車輪付き旅行バッグを3個は積むことができ、スキー用具やゴルフクラブを乗せることもできるでしょう。 
 
 ゆったりとドライブすることもできれば、フェラーリならではの加速力もありますす。 
 
 髪をなびかせ、理由もなく大笑いしながら海辺の大通りをドライブするのもいいでしょう。とは言っても、そんな大笑いも、エンジン音にかき消されてしまうかもしれませんが…。 
 
「ポルトフィーノ」は「カリフォルニアT」よりも大きく、軽く、車高は低く、パワフルです。よりアグレッシブで、シャープなデザインが採用されており、3.85リッターの新型V8エンジンも注目に値するでしょう。また、インテリアにも大幅に改良が加えられ、その利便性も飛躍的に向上しました。  
 
 そして、このモデルを過小評価している人は、残酷で圧倒的な価値観を変えるほどのスピードに驚くことに違いありません。たしかに最高速度については、フェラーリのフラッグシップモデルには匹敵しません。ですが、そんな必要はありませんし、そんなことを気にするオーナーは、ほとんどいないでしょう。様々なシーンで利用できるスーパーカーというだけでも、十分に素晴らしいことなのです。 
 
 フェラーリによれば、すでに販売された「カリフォルニアT」のうち、85%が毎日運転されているといいます。これは「ポルトフィーノ」についても同じ、いやそれ以上となるでしょう。運転したくない日なんて、週に1日あるかないかではないでしょうか。つまり、毎日運転したくなるクルマなのです。

美しいクーペスタイル

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 電動格納式ハードトップは、40km/h以下であれば走行中でも開閉可能です。スタイリッシュなブレーキランプも、個性があって魅力的です。

ラグジュアリーな内観

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 まるでF1レーサーの気分になれる、魅力満載のステアリングホイールに備わるスイッチを完備。また、上質なレザーシートが乗車する方たちを魅了します。

◇SPEC.
フェラーリ「ポルトフィーノ」
FERRARI PORTOFINO

・エンジン:V型8気筒ターボ 
・総排気量:3855cc 
・最高出力:600ps 
・0-100km/h加速:3.5秒 
・トランスミッション:7速AT 
・価格:2530万円(消費税込)〜 
・全長:4586mm 
・全幅:1938mm 
・全高:1318mm

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Source / Esquire UK
Translation / Wataru Nakamura 
※この翻訳は抄訳です。