まだ、レストア後の顔は見ることはできませんでした。

 日本は岐阜の納屋に眠っていたあのアルミボディの「フェラーリ デイトナ」は、このたび無事オークションを終了。気になる落札価格は予想を少々超え、180万ユーロ=日本円で約2億3300万円で新たなオーナーの手にわたることとなりました。

 イタリア・エミリア=ロマーニャ州モデナ県マラネッロにあるフェラーリ社のテストコースとなっているフィオラーノ・サーキットで開催された「Cavallino Rampante(跳ね馬70周年記念式典)」。その期間中である2017年9月9日(現地時間)に行われた“RM Sotheby'sオークション”で、その伝説の名車は落札されたました。

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 今回のオークションでは、GTカーとして人気の高い「LaFerrari」のロードスターバージョンが209台限定スペシャル・シリーズに追加設定された特別な「LaFerrari Aperta」も1台、さらに「California 250 GT SWB」や「1958年型 250 GT Cabliolet Series Ⅰ」も出展されました。

 このオークションは大盛況で終了。「LaFerrari Aperta」に関して付け加えるなら、落札価格は830万ユーロ=約10億7700万円という記録的な価格に。この取引価格は、21世紀に製造された自動車のオークション最高額記録を塗り替えるものとなったのです。 

 それまでの最高学は700万ドル=約7億5000万円。これは2016年12月にアメリカ・デイトナで開催されたオークションにて、イタリア中部地震の被災者への支援を目的に製造されたエクスクルーシブな「LaFerrari」が記録したものになります

 そして、今回の「LaFerrari Aperta」の売り上げ金も、恵まれない子供たちの支援を目的に世界120カ国以上で活動を続けている国際機関「セーブ・ザ・チルドレン」に寄付されるとのこと。さらに今回は義援金も集められ、アジアおよびアフリカ地域の教育プロジェクトに当てられる予定となっています。 

 
From Road & Track 原文(English)
TRANSLATION BY MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。