第2次世界大戦前に生産された「Siata 500」のカスタムレースカーが、ベルギーで出品されていました。
MARREYT CLASSICS
Show Up All Your Pebble Beach Friends With This Custom Pre-War Siata 500
1950年ころから始まったとされる、最も美しいクルマのコンクール「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」。
希少なクルマがこぞって集まるこのコンクールではありますが、戦前のクルマであり、しかも美しいクルマとなると…そう簡単にはお目見えすることはありませんでした…これまでは。
ですがそこに、このたび完璧な戦前のクルマが出品されているのを発見したのです。それは1938年の「Siata 500 "Record"」のカスタムレースカーなのです。(次ページへ続く)
Courtesy of MARREYT CLASSICS
第2次世界大戦の前に生産された、このなんとも不思議な外観に仕上げられた「Siata」は、「フィアット トッポリーノ シャシー」、「フィアット シリンダーブロック(エンジンブロック)」、「Siata Supertestaシリンダーヘッド」そして「スーパーチャージャー」を採用しています。
その排気量はわずか480cc…生産直後は、500ccクラスの世界記録を破るように設計されていました。ですが戦後には、オリジナルのヘッドライトは本体と一体化されたものへと交換され、その後さらに、強力な750cc Siataエンジンに交換されたのでした。(次ページへ続く)
Courtesy of MARREYT CLASSICS
ベルギー アールストにある自動車販売店「Marreyt Classics」が出した広告によれば、同車は最高速度まで出す試運転はされておらず、さらには「Marreyt」のショールームに来る前は、ほとんどの日を北イタリアのマイクロカーコレクション内で保管されていたのだとか…。
休暇時間が長かっただけに状態はかなり良好で、有効なイタリアの登録もいまだ保持しているというのだから、ファンにはたまらく魅力的ではないでしょうか。
クルマは2018年2月頃、約375,000ユーロでベルギーにて販売されていました。一般的に考えると、その金額は高いように思えます。が、よく考えてみてください、このクルマは戦前のクルマなのです。この金額がかなり妥当なものであるのが、往々に理解できることでしょう。
今年の「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」は、2018年8月26日に開催予定です。はたしてこのクルマはコンクールに出場するのか、この他、どんな希少車が集結するのか楽しみで仕方ありませんね。(次ページへ続く)
動画で実際の「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」をご覧ください
※こちらのクルマは販売品であり、すでに売却済の場合があります。
Courtesy of MARREYT CLASSICS
Road and Track(原文:English)
BY BRIAN SILVESTROFEB 6, 2018
Translation by Mirei Uchihori
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Kaz OGAWA