彼がホストを務めていた人気番組『アンソニー世界を駆ける』のファイナルシーズンも、2018年秋に放送予定。
Anthony Bourdain
去る2018年6月8日、滞在先のパリのホテルで亡くなっているところを発見されたセレブシェフ、アンソニー・ボーデイン。米CNNでは今秋、彼がホストを務めていた人気番組『アンソニー世界を駆ける(原題:Parts Unknown)』のファイナルシーズンが放送されるそうです。
ですが、それだけではありません。
米『ヴァニティ・フェア』誌曰く、CNNと同番組を制作するプロダクション会社ゼロ・ポイント・ゼロが、彼の人生とキャリアにテーマにした長編ドキュメンタリーを制作中とのこと。作品に関する詳細はまだ発表されていませんが、来年上旬には映画祭や映画館で上映され、CNNでも放送される可能性は大です。
「テレビシリーズを通じてアンソニーのことを知ることができましたが、彼のことをもっと知り、彼の功績を称え、彼に感謝したいという人たちがまだまだたくさんいます」と語るのは、CNNでタレント&コンテンツ部門のエグゼクティブ・バイスプレジデントを務めるエイミー・エンテリス。
「ドキュメンタリー形式で制作するのが、私はベストだと感じました。私たちは完璧な作品が作りたいのです。アンソニーのためにも美しく仕上げたいし、彼の才能を充分に表現したいと思っています」と、同誌にコメントしています。
そのドキュメンタリー映画が公開されるまでCNNでは、『アンソニー世界を駆ける』のファイナルシーズンを放送し、アンソニーへの追悼の意を表すということ。
アンソニーは撮影の途中で亡くなったため、ナレーションを担当したのは新シーズンの第1話のみ。それ以降は、撮影時に録音した彼の声を編集して使用する予定なのだとか…。他にも、同番組のスタッフやアンソニーの友人たちが出演し、撮影秘話や彼との思い出を語るビハインド・ザ・シーンが放送されます。
そしてありがたいことに、CNNとNetflixとの間で交わされた契約により、同番組の過去のエピソードもNetflixで視聴可能に。ファイナルシーズンもドキュメンタリー映画も、そして過去のエピソードも、どれも見逃せません。
Photo: Getty Images Translation: Reiko Kuwabara From Esquire