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“今宵は勝負”と奮発して高級レストランへエスコート。そんなやり口は、男の自己満足になりがち。そもそも女子はアンテナ感度が高い生き物ゆえ、男の懐に無理があれば察知しますし、いかにもな御膳立てには女子は引きかねない。それよりは、一流の料理やサービスがカジュアルダウンして楽しめる店を選ぶのが戦略的かつスマート! というわけで、使い勝手のいい4軒を厳選してご紹介。

POINT
1.カジュアル版でもあなどるな!一流のサービスを受けられる。
2.懐に優しくデイリー使いができる女子へこなれ感をアピール!
3.一流シェフが手がける文句なしの味に舌鼓

ロテスリーレカン

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付かず離れずの接客が
二人の距離を縮めます

料理の値段がリーズナブルだと、それに伴ってサービスがランクダウンするのはありがちですが、コチラについては例外。日本を代表する老舗フレンチの「銀座レカン」が、長年にわたって多くのVIPをもてなしてきたのと同様に、非常に卓越した接客をしてくれます。たとえば注文の際に店員を呼ぼうとするも気づいてもらえずにまごつくなど女性の前で避けたいことですが、この店では、そんな失態とはもちろん無縁。そうかといって見張られている感じはなくゲストとの距離感をしっかり保ってくれる。詰まるところ、二人の時間をとことんリラックスして楽しめるのです。 

本家は、銀座レカン 
女子の意見:エレガントで気取らない雰囲気が素敵♡

「ロテスリーレカン」では、その名のとおり、ローストの技法を随所にちりばめた料理を味わえます。写真(下)はディナーコースのメインディッシュの一例「シャラン産 鴨もも肉のロースト ドライフルーツとレンズ豆のラグー パンデピス風味」。低温でじっくり火入れされた鴨は本家の矜持が光る味わい。相手が食通の女性であってもコレには納得かと。
 

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ロイヤルブルーを基調とする店内にはロブマイヤー製のシャンデリア。いかにも華やかなグランメゾンの雰囲気を醸しつつ、大きなガラス窓からは日の光が差し込んで解放感も。この力の抜け具合が、女子をリラックスさせるのに好都合かと。
 

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好印象テクニック

ブーランジェリーレカン

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ロテスリーレカンには、ブーランジェリーが併設されていて、地下の工房で焼き上げたパンをテイクアウトすることが可能です。帰り際に「これ、お土産」なんて、さりげなく手渡せば、気が利いていて、こなれた男を演出できますね。

ロテスリーレカン

東京都中央区銀座5-11-1 1F
TEL 03・5565・0770
営業時間 11:30~14:30L.O.、17:30~22:00L.O.
無休
http://www.lecringinza.co.jp/rotisserie/

カフェ ニース・マタン

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緑のテラスで別荘気分に酔いしれる
暑さが和らぎ、テラスが心地いい季節の到来。そこでリコメンドしたいのが、外国人として世界最年少でミシュランの星に輝いた松嶋敬介シェフが手掛けるカフェビストロです。その魅力の一つは、原宿という都会の真ん中にありながら、喧騒を忘れさせるほどの緑に覆われていること。特等席はもちろんテラス。隣に位置する本家では味わえない、ここだけの楽しみです。豊かな緑を眺めて爽やかな秋風に吹かれれば、ちょっとしたリゾート気分にも浸れますよ。 

本家は、KEISUKE MATSUSHIMA 
女子の意見:ワンちゃんと一緒にいけるのがうれしい♡

料理のベースは地中海フレンチで、特に人気のひと品はニースを代表する家庭料理のラタトゥイユをたっぷりの卵で包んだオムレツ。季節により内容が異なり週末限定で、これにスープ、サラダ、パン、さらにワインが1杯ついたブランチコース(2400円)も。立地もよくて、本家より経済的。実に使えるのです。
 

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緑に面したテラスは6席。店内には松嶋敬介シェフの原点である仏・ニースを感じさせる絵画や写真がディスプレイされています。旅の話なども自然に弾むかと。

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カフェ ニース・マタン

東京都渋谷区神宮前1-4-20 パークコート神宮前1F
TEL 03・5772・2091
営業時間 11:00~21:00(ランチ11:30~14:00)
不定休
http://www.restaurant-i.jp/

ブノワ

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巨匠のフランス料理をビストロ感覚で

アラン・デュカスといえば泣く子も黙るフレンチの巨匠。銀座の「ベージュ アラン・デュカス 東京」は彼が手がけるグランメゾンとして食通に愛されていますが、ここではあえて、カジュアル使いができる「ブノワ」をプッシュ! 野菜とジュ(出汁)を大切にするという本家の神髄はそのままに、それを肩肘張らないビストロ料理に仕立てて提供してくれます。プリフィクスのメインディッシュをそれぞれ別のものにしてシェアする、なんてことも自由自在。“超一流を気取らずに楽しむ”を体現する一軒、というわけですね。 

グランメゾンは、ベージュ アラン・デュカス 東京 
女子の意見:可愛すぎるトイレもツボです♡

秋に味わってほしいのが「鶏肉とキノコのパイ詰め “ヴォローヴァン”」。3日かけて作るという渾身のパイ生地の中にはチキンのほか、ピエブルー、ジロール、トランペット・ド・ラ・モールといったフランス産の高級キノコがたっぷり詰められています。五臓六腑に染みる滋味豊かな味わいで白ワインがすいすい進みます。
 

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こちらのインテリアはフランスの邸宅さながらで、アンティークの調度品をはじめ、あらゆる資材がフランス産。雰囲気重視お女性にウケるのは必至です。
 

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ブノワ

東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
TEL 03・6419・4181
営業時間 ランチ11:30~14:30L.O.、ディナー17:30~21:30L.O.
無休
ランチコース3800円~、ディナーコース6100円~
http://www.benoit-tokyo.com/

ランベリー ビス

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スターシェフの店でガッツリ飯!

今、東京で予約が取れない店の一つが南青山のフレンチ「ランベリー」。その一角にある「ランベリー ビス」は、8年連続でミシュランの星を獲得し続ける岸本直人氏のビストロ。ふらりと立ち寄ってワインを1杯というこなしも許される使い勝手のよさが魅力です。ちなみに料理は、本家がスタイリッシュでモダンなのに対して、こちらには写真のように重量感のあるステーキも。さらにはハーフポーションの料理が充実していて、二人でもいろいろな種類をチョイスできます。欲張りな女性を連れていくのにはもってこいですよ。

本家は、ランベリー ナオト キシモト 
女子の意見:隠れ家的でテンション上がるね♡

食材は本家の「ランベリー」と同じく岸本氏が長年つき合いのある生産者から調達。写真の「ドライエージングビーフ カフェ ド パリ バターとポムフリット」(200g 4800円)には有名シェフがこぞって使いたがる静岡富士宮「さの萬」の熟成牛を使用。本家で食べたらこの質にしてこの価格じゃ済みません!
 

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表参道の交差点にほど近い、今が旬の“裏青山”に位置。ここでひと晩楽しむのはもちろんのこと、待ち合わせに使って、少しだけ摘んでいくという手も。
 

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ランベリー ビス

東京都港区南青山5-2-11 R2-A棟 
TEL 03・6427・3229
営業時間 火~土曜 18:00~23:00L.O. (日曜~22:00L.O.)
定休日 月曜
http://www.lembellir.com/bis/

Photograph/Takako Ohta 
Text/Mio Amari
Edit/Hikaru Sato