この組み合わせには、あの人気シャンパンブランドの専門家も太鼓判を押しています。
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If You're Not Drinking Champagne with French Fries, You're Doing It Wrong
高級食材にあえてジャンクフードを合わせると、驚くほど素晴らしいハーモニーを奏でることがあります。たとえば、あなたがキャビアとポテトチップスを一緒に食べたことがないとしたら、それは本当に勿体ない時間の過ごし方してきたと言わざるをえないでしょう。
嬉しいことに、この意見には専門家さえ同意しています。
モエ・エ・シャンドンのワインクオリティ & コミュニケーションマネージャーであるマリー=クリスティーヌ・オセリン氏は、『ザ・ドリンクス・ビジネス』誌の中で、シャンパンにもっとも合うおつまみの1つとしてフライドポテトを挙げています。
オセリン氏によれば、フライドポテトの塩味とサクサク感がシャンパンの細かな泡とピリッとした酸味に、とてもマッチするのだということです。
とはいえ、チーズフライにシャンパンを合わせることはもはや、やめた方が良いとのことです。オセリン氏曰く、「シャンパンはシンプルな食材にマッチするワインです。おつまみに使う食材は、せいぜい3つまでにしましょう」とコメントしています。(次ページへつづく)
フライドポテトのみならず、豚の皮揚げもシャンパンに合う!
実際、ニューオーリンズの人気レストラン「Sylvain」では、シャンパンとフライドポテトのセットが人気であるそうです。
同レストランのメニューでは、「ドラモット・ブリュット」とハンドカットしたフライドポテトが「完璧な組み合わせ」として表現されており、普通盛りで50ドル(約5500円)、そして大盛りが90ドル(約1万円)で提供されています。
グルメサイト「イーター・ニューオーリンズ」によれば、「Sylvain」のオーナーであるショーン・マッカスカー氏は、シャンパンブランドのヴーヴ・クリコのイベントで同社の幹部から「『pomme frites(フランス語のフライドポテト)』をシャンパンに合わせるのがお気に入り」と聞いて、このメニューを出すことを思いついたと言います。
「翌日の昼、アンソニー・ボーデインがシェフを務めていた『Les Halles』に友人と行きました。ニューヨークで最高のフライドポテトを出す店でしたから」と、マッカスカー氏は話しました。
「私たちは、シャンパン1本とフライドポテトを頼みました。2人でポテトを食べながら、シャンパンをゴクゴクと飲んだんです。驚くべき発見でした」とマッカスカー氏は重ねて言っています。
「フード&ワイン」誌で長年編集者を務めるレイ・アイラ氏も、この意見に同意しています。
アイラ氏は同誌のなかで、「何年も言ってきたことですが、この組み合わせについては多くのソムリエたちも太鼓判を押しています」とし、「基本的に、塩分と脂肪分に強い酸味と泡というのは絶妙のコンビネーションなんです」と説明しています。
ちなみにアイラ氏は、フライドポテト同様にシャンパンに合うおつまみについても教えてくれました。
「フライドポテトやポテトチップスだけでなく、豚の皮揚げもシャンパンに合います。とはいえ、この料理はあまりに素朴で田舎風のものですから、シャンパンメーカーの人たちがおすすめすることはないでしょうね」とアイラ氏。
私たち日本人としては、どのおつまみがシャンパンに合うのか気になるところです。さすがに「するめいか」、と言うわけにはいかなそうですね。
By Lyndsey Matthews on April 23, 2018
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ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊
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