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2017年のフード業界は、食品廃棄の問題やデリバリーアプリなどが注目され、日本では「インスタ映え」フードが花盛りの1年となりました。
 

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 さて、いよいよ2018年のスタートです。アメリカのイノベーションリサーチ&アドバイザリーカンパニー「Stylus」はこのたび、2018年に注目すべき7つのキーワードを教えてくれました。

 はたして、今年の食トレンドはどうなるのでしょうか!?


【7つのトレンドをスライドで見てみましょう!】

チョコレート

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 チョコ好きの方に朗報です!  

 アメリカのイノベーションリサーチ&アドバイザリーカンパニー「Stylus」によると、2018年、チョコレートは革新的で多様な復活を遂げるらしいのです。 

「Stylus」の食料・飲料・ホスピタリティ部門代表のマンディ・セブン氏は、「チョコレートは栄養価を高めることに重点が置かれ、健康的な嗜好品として位置づけられるでしょう。ますますプレミアム商品になのではないかと予想しています」と、「Good Housekeeping」に教えてくれました。 

 たとえばチョコレートメーカーの「Adam’s」は、生のカカオに含まれる高レベルの抗酸化物質と複雑な香りを保持できるものとして、オーガニックのコールドプレスチョコレートをリニューアル発売するのだとか…。チョコレートの進化には要注目です!

エディブル・フラワー

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 トレンド予測サービスを提供する「WGSN」によれば、「インスタ映え」がトレンドを作る必須条件となりつつある現在、各企業は自社製品をより美しく見せるために食品や飲料にエディブル・フラワー(食用の花)を使うことも検討しているのだそうです。 

 同社は、過去数年間でインスタグラムに投稿されたエディブル・フラワーの写真が18万6000件にも及び、様々なメディアやブログにも取り上げられて、実際にレストランでも使用されていることを示しています。

 そこでWGSN社は、このようにコメントしています。 

「シンプルなアイスキャンディから、ドライフラワーを使った焼き菓子、“花×チーズ”のように風味のあるものを組み合わせる複雑な料理まで、料理に携わる人たちはとても熱心に研究しています。エディブル・フラワーがより使いやすくなり、消費者が味覚や色彩について詳しくなれば、香りの組み合わせもさらに広がることでしょう」と。 

 フォトジェニックを極めるなら、エディブル・フラワーはマストアイテムになるかもしれませんよ!

藻類

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 2018年、藻類は食品業界で一大旋風を巻き起こすことになりそうです。 

「Stylus」のセブン氏は、藻類がヒットする理由についてこう語ります。 

「ヴィーガン(絶対菜食主義者)志向が高まるにつれ、藻類は魚や乳製品に含まれる栄養素を補うことができる重要な素材になるでしょう」と説明。

 セブン氏いわく、藻類のひとつ「スピルリナ」は、牛乳よりもカルシウムが多く、にんじんよりもβカロテンが多く、肉よりもたんぱく質が多いのだとか…。ここ数年、高級料理店でもスーパーマーケットでも、人気が高まっている海藻と同様に藻類も注目をあびることになりそうです。

コーヒー

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 2018年も、コーヒーは朝に欠かせないアイテムになりそう。 

 世界的なコーヒーブームにより、個人経営店、チェーン店問わずコーヒーショップが急増中。各ブランドやバリスタたちは、急成長するコーヒーの需要に追いつくため、今後ますます革新的なアイディアを出していくことが求められています。

 そんななか、コーヒー好きの間で最近人気が高いのが「コールドブリュー」です。 

「WGSN」によれば、コールドブリューのブレイクから、「ニトロコーヒー」や「コールドブリューアイスクリーム」「コーヒートニック」などがトレンド入りするようになったということ。 

 コーヒ-の健康への影響についても、いま注目が集まっています。そこで、ターメリックと同じように高レベルの抗酸化物質を含むことで知られる「カスカラ」が、今後さらに重要な存在となりそうとのこと。 

 ただ、ほとんどのコーヒーポッドは、1度きりで捨てなければいけない。このことが、コーヒー愛好者にとっては悩みの種でも…。 

 コスパの良さに期待する消費者の声に応えるべく、「Mac Cafe(マックカフェ)」をはじめ、「Pact Coffee(パクトコーヒー)」「Halo(ハロ)」など、さまざまなコーヒー提供店が再利用可能なポッドの開発に乗り出しているとういから、今後の進化に注目したいですね。

ローズマリーなどのハーブ

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 ハーブブームが再燃しているようです!  

 前述にもありますが、ヴィーガン志向の食生活にチェンジする人々が増えている影響で、再びハーブ人気が高まっています。 

 そんななかでもローズマリーは有望株です。「No.1ローズマリーウォーター」や「ロンドンエッセンス」のローズマリー&グレープフルーツトニックなど、ローズマリーを使ったドリンクが続々登場。 

 ローズマリーのほかにも、バジルの代替品として使われるシトラスハーブ、日本食ではおなじみの紫蘇、お茶で知られるレモンバーム、甘く風味のある料理に使われるカモミールなど、ハーブの需要はますます増えそうです。

甘いお酒

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 セブン氏によれば2018年、アルコールは「より甘くなる」がキーワードなのだとか。 

「デザートにインスパイアされ、スイーツを連想させる味わいのスピリッツが登場、フルボディな味わいを探し求めている人に甘い喜びを提供してくれるでしょう」とセブン氏。

 レッドベルベットケーキやチーズケーキ、クロテッドクリーム風味のジンやウォッカは要チェックです!

ブレインフード

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 脳の働きを高める効果が期待できるという、「ブレインフード」に注目が集まっています。今後は、そのような成分を取り込んだ製品、特にジュースがたくさん登場しそうなのだとか…。

 セブン氏は「アサイーやブルーベリー、ビタミンB12やビタミンCなどがブーストされるようになる」と予想しています。

 ブレインフードとして関心を寄せられているのは、飲料だけではありません。キムチのような発酵食品にも人気が集まり、英国では早くもこのスーパーフードを積極的に使っているブランドを目にする機会が増えているのだそうです。 

 日本でも話題になりつつあるブレインフード、今後も目が離せません!

From GoodHousekeepingUK
Original Text / Olivia Blair 
Translation / Ai Ono
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編集者 / 小川和繁