古代エジプト人も、チーズを食べていたことがこのたび判明しました。
University of Catania and Cairo University BBC
A 3,200-Year-Old Cheese Was Found in an Egyptian Tomb, and Eating It Might Kill Us
2018年7月、「古代エジプトの遺跡でなぞの黒い石棺が発見された」との報道がありました。その報道を受け、「この腐敗した汚水を、約1万8千人の民が飲みたいと考えていたのか⁉」と話題になっていたことはご存じでしょうか。
この話は「MailOnline」でも取り上げられています。そしてこのたび、この手の内容が好きな人にとって、再び「朗報!」と言ってもいい発見がありました。前出の汚水とのマリア―ジュが楽しめる、ぴったりのチーズが発見されました。
「アナリティカル・ケミストリー」誌に掲載された論文によれば、エジプトを調査中の考古学者たちは2018年8月、「プタハメス(Ptahmes)」という古代エジプトの首長の墓で、ある巨大な塊を発見したとのこと。
そこで研究チームは、その塊について「死後の世界へ向かうプタハメスの魂のため、墓の中に残された何らかの食べ物ではないか⁉」と推測…。そして解析の結果、これが3200年前に動物のミルクで作られた「古代のチーズ」だったことが判明したのでした。
これは過去に発見された中でも、最古の固形チーズとなります。
とはいえ、チーズグレーター(おろし器)を準備する必要はありません。というのも、このチーズからはブルセラ症の痕跡が見つかっていますから…。ブルセラ症とは、(懐かしみを込めて勘違いしないでください)低温殺菌処理していない牛乳や加熱が不十分な肉を介して、家畜から人間に感染する致命的な病気となるものです。
もちろん、石棺の汚水を飲もうとするような人には、これもたいした問題ではないのかもしれませんが...。
何にせよ、現代のアメリカには素晴らしいチーズがたくさんあるのですから、お馴染みのチェダーチーズやブリーチーズを食べることをオススメします。そして、食べるなら今です! プタハメスが教えてくれたように、死後の世界に持っていくことはできませんので…。
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By Nate Erickson on August 18, 2018
Photos by University of Catania and Cairo University
ESQUIRE US 原文(English)
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊