我々日本人にとってどこか懐かしく、
今の時代に合った「日本の洋菓子」づくり。
これを見事に具現化した「洋菓子司 白金堂」が、
白金高輪ステーションビル1階にニューオープンしました。

白金堂

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兎(ウサギ)ケーキ 2個入540円(税込) 4個入972円(税込) 8個入1944円(税込)
白金堂のシンボルアートである「兎」を、愛らしいお菓子に表現。色の濃いぷっくりした黄身の「長寿卵」を使い、丁寧に焼き上げた愛らしいケーキです。卵本来の滋味を堪能できることでしょう。軽い食べごこちに、思わず「もう一つ…」と手が伸びそうですね。 

  
 「白金堂の歴史は皇女和宮さまが江戸へご降嫁のため、京をあとにした1861年(文久元年)に始まります。当時は和菓子司としてのれんを挙げたのですが、世が文明開化に騒ぐ頃、二代目は三代目をフランス・パリで修業したのち1881年(明治14年)に、洋菓子司として再出発。珍しい美味を次々と世に送り出し、常に注目を集めながら現在に至ったのです」

 以上が、このたび東京・白金高輪にニューオープンした「白金堂」の歴史となります。ですが…実はこれ、すべて架空のストーリーなんです。「なんだぁ…」と思った読者も多いかと思いますが、それが仮想だとしても、自らののれんに歴史の厚みを感じることこそ、モノづくりに対しての大切なことではないでしょうか。老舗であることの自負により、今後のものづくりに対する強固なこだわりが生まれてくるのです。そして同時に、老舗としてのプライドも育まれてゆくことにより、「お客様の思いを裏切るような商品は絶対に作らない」という意思が、スタッフ全員に浸透していく、そう思えるからなのです。

 現にこの「白金堂」のモノづくりのこだわりには、目を見張るものがあります。洋菓子の原点に帰り、素材はすべて国産。さらに職人の技を大切にし、繊細な味わいに仕上げた焼菓子ばかりが揃っています。また、モノづくりは昔気質のこだわりを大切にしながらも、それを包む商品パッケージには、日本を代表するグラフィックデザイナー 永井一正氏のザインで飾られている。今を生きる我々の気分も蔑にしない姿勢には、思わず官服してしまうのです。 

 こうして仮想の歴史の継続させ、現在その歴史に恥ない、いやそれ以上のリアルストーリーを築き上げようとしている「白金堂」。そんな実直かつモダンな洋菓子屋の「白金堂」を、皆さんも贔屓にしたくありませんか?

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乳酪(バター)ケーキ 2個入594円(税込) ※この他、セットでのパッケージ販売もあり。
お口の中でしっとり広がるバターのハーモニー。上質な発酵バターを使った生地で、オリジナルのミルクバターを包み込んでいます。

Coffee cup, Cup, Macaroon, Serveware, Finger food, Drinkware, Food, Cuisine, Dishware, Ingredient, pinterest

白金(シロカネ)ケーキ 1個270円(税込) 4個入1080円(税込) 8個入2160円(税込)
フランス語で(ひと口)を意味する「ブーシェ」が、その名の由来と言われている「ブッセ」。日本独自に発展したこのお菓子を、白金堂のオリジナルレシピで作り上げたもの。バターで仕上げた滑らかなクリームを、ふんわりスポンジでサンドしています。「苺・抹茶・レモン・チョコレート」と4つの美味しさが揃っています。 



店舗:白金堂 白金本店

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東京都港区白金1-27-6 白金高輪ステーションビル1階
TEL 03・6721・9365
営業 10:00~19:30(不定休) ※CAFE L.O. 19:00
http://www.shirokanedo.jp/

※伊勢丹新宿店 本館地下1階にもコーナー展開しています。※菓子販売のみです。

 
 

編集者:小川和繁