2000年の初代モデルの発売以来、
多くのゴルファーから支持され続けている 「ゼクシオ」シリーズ。
アイアンでは現在、「ゼクシオ エイト」と
「ニュー ゼクシオ フォージド」に注目が集まります。
その2本でどちらにしようか迷っているなら、
このインプレッションが大いに役立つはずです。
XXIO
仕事柄、試打したことのない最新クラブはない、というほど打ちまくりの日々を送っている。平均スコアは81。
人気の2本の違いをインプレッション
ゴルファーならドライバーでもアイアンでも「やさしく大きく飛ばしたい」という願望をもっています。その願いを叶えるクラブとして、シリーズを通して高い 人気を維持しているのが「ゼクシオ」シリーズです。アイアンでは現行の「ゼクシオエイト」に加え、「ニューゼクシオフォージド」も昨年末に登場。どちらも 「ゼクシオ」の強みである「大きな飛び」と「安定性」が魅力であることはわかるけど、2つの違いって何?と考える方も多いはず。
そこで、ゴルフライターとして、さまざまなメーカーの最新クラブに触れてきた鶴原さんに2本の試打を依頼。高い技術と知識をもちつつ、アマチュアならではの視点から斬る2本のアイアンの違いは、きっと皆さんのクラブ選びにも大いに参考になるはずです。
【上の写真右】
「振りやすくて、気持ちよくボールを飛ばしたい」と考えている方にはこちらを。ゴルファーのパワーを最大限に引き出すほか、ミスヒット時のパワーロスを低減し、「飛び」につなげます。スイートエリアの広さも○。
芯をはずしてもグリーンははずさない
ヘッドスピード、ボールスピードをアップさせる、新「デュアル スピード テクノロジー」を搭載。写真のN.S.PRO900GH DST for XXIOスチールシャフト(硬さS、R)は8本セット(I#5~9、PW、AW、SW)14万4000円。5本セット(I#6~9、PW)9万円、1本(I#4、I#5、AW、SW)各1万8000円。また、MP800カーボンシャフト(硬さS、SR、R、R2)のタイプもあり。(ゼクシオ/ダンロップスポーツ)
【上の写真左】
フィーリングと安定性にこだわるゴルファーに選んでほしいのがこちらのアイアン。トップブレード幅をやや薄くしたヘッド設計によりシャープな形状を実現したことで、アドレスのしやすさも感じられるはずです。
上級者も満足するフィーリングを追求
ダンロップ独自の「デュアル スピード テクノロジー」による大きな飛びと、中上級者こだわりのニーズを充足。写真のN.S.PRO 940GH DST スチールシャフト(硬さS、R)は8本セット(I#5~9、PW、AW、SW)14万4000円、6本セット(I#5~9、PW)10万8000円、1本(I#4、AW、SW)各1万8000円。また、MX-5000カーボンシャフト(硬さS、R)のタイプもあり。(ゼクシオ/ダンロップスポーツ)
上級者好みしそうなのは、打音が控えめなフォージド
両モデルともフェースの反発がよくて、マイルドな打感に作り込まれています。異なるのは、打音です。「ゼクシオ エイト」は、気持ちよく飛んだ気分にさせてくれる弾きのある打音。「ニュー ゼクシオ フォージド」は、残響音が少なくて、上級者が好む絞まった打音です。
高さで飛ばすエイトと強弾道で飛ばすフォージド
番手のロフト設定は同じですが、球筋には少し違いが。「ゼクシオ エイト」は、ラクにボールが高く上がって飛ばせるタイプで、「ニュー ゼクシオ フォージド」は、鋭い弾道で飛ばせるタイプです。安定感は同等ですが、パワーがあれば、後者のほうがさらに飛ばせそう。
つかまる安心感のエイト、狙える感覚が強いフォージド
「ゼクシオ エイト」は、フェースのトップラインが丸みを帯び、手のひらでボールを包み込むように打てる感覚が得られます。ヘッドも大きめで、安心感がありますね。「ニュー ゼクシオ フォージド」は、トップラインが薄めでシャープ感があり、狙っていける雰囲気です。
●お問い合わせ先/
ダンロップスポーツ TEL 0120・65・3045
http://golf.dunlop.co.jp
Still Photograph/Jun Ueno
Model Photograph/Saiko Nishimura
Text/Hirotaka Tsuruhara