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ゴルフが大好きでしょうがないゴルファーであれば、一度は自分のスイングを確認したいですよね?

果たして、このまま自分のスイングを貫き通しても良いものなのか。それとも、自身のスイングに弱点はあるのでしょうか? 多くのゴルファーが他人よりも良いスコアを残したいと
日々、ゴルフ場に行き練習に励んでいるかと思われます。

今回、「Popular Mechanics」のエディターは、自身が実際に身につけられるゴルフセンサーを体験し、その製品の素晴らしい部分を分かりやすく紹介しました。

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“池ポチャ”の失敗を解消するもう1つの方法

 ゴルフには、機械的プレーヤーと感覚的プレーヤーが存在します。私は後者です。スイングする時、様々な技術的なステップは気にしません。まるでマシュマロを打ったかのように、当たった時の優しい“引き”が、芯を見つけたと自分に分からせてくれる感覚を待つのです。20年来のゴルフ歴の中で、考え過ぎはゲームの楽しさを台無しにするという信念にこだわってきたのですが、スイング分析の新しいガジェットが山のように登場するにつれて、遂に私も好奇心に負けてしまったのです。

 Zepp (ゴルフ用ウェアラブルデバイス、米150ドルで発売中)は、手袋の甲の部分に装着できる小さなセンサーを通してスマートフォンのアプリと接続し、あなたのスイングを測定し記録します。年齢、身長、グリップスタイル、使用するクラブのメーカーとモデルを入力すれば、スイングする毎にスコアと3Dのアニメーションがチェックできるのです。計測値は、理想的なクラブの水準やスイングスピード、バックスイングとダウンスイングのテンポ、腰の回転なども表示してくれます。残念ながら、ボールの飛球距離や重要な要素である頭の動きなどの情報は含んでいません。 

 私がなかなか良いショットを打った時、スコアは80台を記録したものの、大したショットではない時に、90台前半が記録されたこともありました。これは、測定が正確ではないという意味ではなく、単にZeppのスコアとショットの質と私のスイングに、必ずしもいつも相関関係がある訳ではないというだけのことです。つまり、正確に測るために必要な、理想的なスイングの戻りができていないというだけなのです。Zeppは恐らく、スイングのマイナーな要素も向上しようと努力する模範的なプレーヤーや、癖がそこまで染み付いていない初心者にとって利用価値が大いにあるかもしれないのです。 

 ほぼすべてのプレーヤーにとって、最も利用価値のあるZeppの機能は、記録の保存と言えるでしょう。1週間分のダイジェストが、他者と比較した自分のランクを教えてくれる一方で、このアプリはスイングチャートを作ってくれます。これは友達とシェアできるし、ツイッターのフォロワーを失いたくないなら、自分だけの秘密としてしまっておいても良いのです。 

 スイングパス毎に、すべてのスコアが95台を維持できるプロのプレーヤーと比較できるのです(現在このアプリには、ブレンダン・スティール、ライアン・ウィンザー、キーガン・ブラッドリーなど若くて細身のプレーヤーが含まれています)。これらのプロと自分の比較を楽しめる一方で、Zeppはプロのためにフルパワーの小幅ショットも提供しているのです。個人的には、バンカーなどの難しい状況から、どうやってプロが抜け出すのかを見て、練習してみたいところです。 

 Zeppのお陰で、自宅でグリーンの経験が積めたので、実際のゲーム進行にも役立ちました。何時間もの練習はいくつものチャートやイメージを生成してくれるので、自分のスイングを繰り返しチェックすることができるのです。自分は依然として感覚的なゴルファーですが、Zeppを使い始めてから約1ヶ月後、驚くべき瞬間がありました。ダウンスイングの際に、突然自分の中の小さな声が「手を平に!」と言うのが聞こえたのです。そしてそのショットは、実に素晴らしい結果を残したのは言うまでもありません。 


By Paul Devlin on July 15, 2015
Photos by Popular Mechanics
Popular Mechanics 原文(English)

TRANSLATION BY Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。

(C)Popular Mechanics
編集者:山野井 俊