このアンケート結果は、あなたが生きていくうえで最も知る必要のない情報です(笑)。

意外にも、「立ちながら拭く派」が3割もいた模様です…ちょっと気になりませんか?

 ウンチをした後の必須事項として、「お尻を拭く」という行動があります。今回はこのことに関して、「あなたは座って拭く派か?」それとも「立って拭く派か?」というお話をしましょう。

 お尻の拭き方関して、普段している以外のやり方があるなんて考えたこともなく、ただただビックリするだけの人も少なくないかと思います。また中には幼少期から少年期へ、さらには青年期へと…「成長のある過程で拭き方を変えた!」という人もいるかもしれません。  

 お尻を清潔に保つための正しい方法というのは、確かにあります。ですが、それは「座りながら拭く派」も「立ってから拭く派」も、どちらの方も、何が正しいか?…はっきり言える人はいないのではないでしょうか。そして世間一般的には、どちらが多数派なのでしょうか?   

 この疑問に関して、「メンズヘルス」US版の編集者たちがSNSを使ってアンケートを実施。その結果、大抵の男性が「座ったままお尻を拭いている」そうなのです。そして、そう答えた人たちの多くが、それ以外のやり方があることすら今まで知らなかったと主張しています。

これはpollの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。


【お尻の拭き方】まずは、どれくらいの男性が「立って拭く派」か?

 ことわざで言うなら、「The grass is always greener on the other side of the fence. (隣の芝生は青い…あるいは、隣のトイレットペーパーは茶色い…)」のように、「自分のものよりも、他の人のほうが良く見える」と好奇心旺盛は方は、さらに続きを読んでください。

 TwitterとInstagramの両方で実施したアンケートの結果、男性では「座って拭く派」のほうが、「立って拭く派」よりも多いことがわかりました。ただし、「立って拭く派」と答えた男性の数も、意外に多いことが数字として出ているの確かです。
これはxの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
 回答者となったアメリカ人男性3005人のうち、35%が「立って拭く派」と答えています。この割合を人数に直すと、1000人以上にもおよびます。

 「座って拭く派」のほうがより一般的に感じている人も多いことでしょう。しかし、ウンチをした後に「立ってお尻を拭く男性」は、パーセンテージ的には少数派になりましたが、人数的な数字を見るに…けっこう大勢いることが確認できるのです。

 この議論は、(日本人には想像できないかもしれませんが…)、実はアメリカでは一般的な議論だそうです。

 「Buzzfeed US版」では、こちらの動画が作成されていました。
これはyouTubeの内容です。詳細はそちらでご確認いただけます。
Do You Stand To Wipe?
Do You Stand To Wipe? thumnail
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 さらに同じテーマで、2009年に米国ニュースサイト「Deadspin」が掲載した記事では、アメリカ人男性4214人を対象にした同アンケートの結果に対して、「立って拭く派」がなんと44%も占めていたことが報じられています。

 数学的かつ簡単に言えば、皆さんがトイレで用を足しているとしましょう…、そのとき、隣のブースに人がいるとしたなら、その人は「立って拭く派」である可能性が非常に高いということになるのです。 

なぜ一部の人たちは、立って拭くのでしょうか?

 真相を知るために、「メンズヘルス」 US版の編集者たちは、匿名で「立って拭く派」の2人のアメリカ人男性に話を聞きました。  

 ひとりの男性は、「立ってお尻を拭くのは小さいころからの習慣であり、また便利でもあるから…」というのが理由だそうです。

 そして、もう一人の男性は「僕はほかの拭き方を知らないんだ。だって、何が正しい拭き方なのかを教えられた記憶もないし。実際、何年か前に家族と話をしていて、この話題になったとき、母親は僕が立ってお尻を拭くという事実にとても驚いていた」とのこと…。 

 「お尻の拭き方というのはとても無意識な行為であり、それについて考えたことはあまりないですね。僕は、自然と立って拭いているだけなんだ。でも、改めて考えてみると、便座に座っている時間を必要最小限にしたいのかもしれないね。で、用を済ませたらすぐ立って、その次に拭くという動作がクセになっているという感じ。それが自分の好きなパターンなんだね」と、続けてくれました。

では、実際にどうやっているのでしょうか?

 「立っていても、お尻を広げるようにして、拭くんだよ」と、ひとりの男性は答えてくれました。「時には、片方の足を便座にのせて拭くときもあります」と(なるほど…)。

  「座って拭く派」の人たちにとっては、「立って拭く派」の人は清潔でないのでは? と思い人も多いのではないでしょうか…。しかしながら、「立って拭く派」にとっては「座っているほうが自由に動けなくて、自分に好都合な角度をつくって拭くのが難しい…」という意見がありました。そう、彼らにとっては、座りながら拭くほうが不潔な印象があるようです。

それでは、本当は「立って拭く」べきなのか?

 清潔さに関してはどちらがいいか? これに関しては、人それぞれの好みに任せていいようです。ご自身がいちばん清潔と感じるほうを選択すべきです。要は、拭くという行為を徹底的にするかしないかの問題なのです。  

 それについて、ニュージャージーを拠点とする「アトランティケア・リージョナル・メディカル・センター」の消化器科責任者であるジョエル・クラックマン医師に確認したところ…。

 「お尻の拭き方に関して言わせていただければ、徹底的という表現もいいのですが…きつく擦らないほうがいいです。気持ち的には、『ささっと済ませようとしない』という心掛けで臨んでください。それ以外のルールはありません。なので、座って拭こうが、立って拭こうが、どちらでも構いません」と、クラックマン医師は説明してくれました。

 「必至になってお尻を拭くと、お尻の穴の周辺が炎症を起こす人もいますので、優しく拭いてください。それだけは守ってほしいですね」と、クラックマン医師は最後に語ってくれました。

まとめ

…ということで、「座って拭く派」と「立って拭く派」の議論に関しては、どちらが正しいかを決めるための確たる理由はありませんでした。要は、「ささっと済ませないように優しく拭く」ことさえ心がけること…それが肝心であることがわかっただけでも、ちょっとリラックスできませんか? では、オチついてトイレへ向かってください…(笑)。