母親の「I love you」という言葉を補聴器を通して耳にしたときに、涙ぐむように感傷的な表情を見せた生後2カ月のシャーロット・キーンちゃん…それには、世界中の人々が心打たれました。

 そんな特別な瞬間がネット上で話題になったのは、8カ月ほど前のことになります。現在、このシャーロットちゃんはすくすく成長しているようです。

 最近、シャーロットちゃんの母親であるクリスティ・キーンさんは米国ニュースサイト「グッドハウス キーピング」に対し、娘の近況を報告を動画とともに送りました。その動画の中で、生後10カ月となったシャーロットちゃんが、最近、家族とコミュニケーションを図るために“ある手段”を学んだことが紹介されていました。

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「シャーリー(シャーロット)のコミュニケーション能力は大きな発達を見せていて、手話による『ミルク』というサインも示せるようにもなりました」と、クリスティさんは動画の中で語っています。

 クリスティさんは2018年4月、彼女と娘がいかにして、この重要な一歩を達成したのかについてをソーシャルメディア上で報告していました。

「シャーリーの初めての手話です!! これは初めてしゃべった言葉や初めての一歩、初めての笑顔と同じくらい重要で、大きな進歩です」と、彼女は誇らしげに伝えていました。

「私たちは母乳を与えるときや夜にミルクを与える前には、欠かさず『ミルク』の手話を練習してきました。そして今日、彼女は自分一人でできたのです。彼女が言葉と動きのつながりを理解できたことは、本当に素晴らしいことです」と、クリスティさんはコメントしています。

 クリスティさんによれば、シャーロットちゃんはまだ初めての言葉は発していないそうですが、周りの音を真似したり、ちょっとした言葉での合図も理解し始めているということです。また両親は、娘とよりよくコミュニケーションを取るためにアメリカ手話を学んでいるそうです。

 また、「シャーロットはこの夏、人工内耳をつける予定なんです」と、クリスティさんは教えてくれました。

 これは、彼女の聴力をさらにサポートしてくれるとなるでしょう。この人工内耳のメーカーによれば、このような器具は単に音を増幅する補聴器とは違い、障害がある部分の働きをサポートしてくれるものだと言います。

「人工内耳があってもなくても、シャーリーが聴覚障害者としての強いアイデンティティをもち、聴覚障害者コミュニティとのつながりを大切にするということが、私にとって本当に重要なんです」とクリスティさん。

 また、「世界中の皆さんの愛とサポートに感謝していますし、シャーリーが今後の人生で、どんな素晴らしいことを成し遂げられるのかが今から楽しみです」と、クリスティさんは最後に締めくくっています。

胸が締め付けられるほど、可愛いシャーロットちゃんの動画



世界中で話題となった動画をご覧ください。 「愛してるわよ」ー「こんな表情いままで見たことないわ」。

 クリスティさんはInstagramアカウント「@theblushingbluebird」で、娘シャーロットちゃんの成長を記録しています。

From Men's Health
Courtesy of @theblushingbluebird(via Instagram)