「『気持ちを強くもち続けていかなくてはならない』って、僕はわかっているんだ…」と、力強い言葉を放ってくれた16歳のハンター・ブレイディーくん。

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 Doctors Told a 16-Year-Old He Probably Had the Flu — But He Ended Up Having Cancer  

 米・フロリダ州タンパに住む16歳の少年、ハンター・ブレイディーくんは2017年11月に何週間も疲労を感じ、息が切れる状態が続いていました。そして、彼を診察した医師は彼に対し、「恐らく風邪のせいだ」と診断。「薬を飲んで大人しくしているように」と伝えました。

 しかし実際、ハンターくんの病状は、はるかにひどいものだったのです。救急病院に運び込まれた後で、ハンターくんは末期がんに侵されていることが判明。米国TVニュース『WFTS-TV』の報道によれば、ハンターくんが救急病院に運ばれたとき、彼の右肺はぼろぼろの状態で、左肺も30%が崩壊していたそうです。

 2018年1月には、彼はステージ4(最も進んだ段階)のホジキンリンパ腫と診断されました。それ以来、彼は輸血、骨髄組織のサンプル採取、何度かの手術、そして化学療法といった治療を受け続けているのです。また、いずれは放射線治療を受ける必要もあるそうです。(次ページへ続く)

この話題に関して米「ワシントンポスト」紙は…

―ホジキンリンパ腫のもっともよくみられる症状とは…「皮膚の下にあるリンパ節の肥大」としながらも、「ただしタイプBのリンパ腫を発症した人の場合は、体重の減少や発熱、寝汗のような症状もみられる」と指摘しています。

 また「アメリカがん協会」によれば、「もし胸部のリンパ節ががんに侵されているなら、咳が出たり、呼吸困難になることもある」とのこのことです。風邪に似た症状として、咳、疲労、筋肉痛が挙げられます。
 

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「ハンターと同じだな!」抗がん剤治療によって坊主になった息子のために、同じく坊主にした父親の姿です。  

 
 そして、ハンターくんの友人や家族は、彼を支え続けてきています。

 団結の意思表示として、ハンターくんの父親はスキンヘッドにしたり、ハンターさんに対するネットでのいじめに対抗して立ち上がったりもしています。

 また、そんな彼らはハンターくんの治療費を支援するため、「YouCaring」で資金集めを行っています。「皆さん全員のサポートのおかげで、僕はここまで来れました。支えてくれた人たちがいなければ、自分は今ごろどうなっていたかわかりません…気持ちを強くもち続けていかなくてはならないって、僕はそのことの重要性を充分わかっているつもりです」と、ハンターくんは『WFTS-TV』にコメントしています。

 現実を受け入れて、前を向いて歩むハンターくんから勇気づけられる人たちが世界中にどれだけいることでしょうか。“一般の人たち”よりハンターくんはちょっとばかり「現実(病気)」というものと向かい合うことが早く訪れてしまいましたが、若くして共存する道を選んだ彼の姿勢に胸を打たれない人はいないことでしょう。
 



>>>治療費支援「YouCaring」はこちらから!


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From Men's Health
By Megan Friedman
Mar 1, 2018
Translation / Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。
Edit / Hikaru SATO, Kaz OGAWA