さらには集中力が続かなかったり、頭痛で悩まされたり、寝ても疲れがとれない…なんていう方へ。それな悩みがすべて、「耳」でリセットできるということをご存知でしたでしょうか? 現在注目の「耳ひっぱり」について、考案者でありボディワーカーの藤本 靖さんから、特別にレクチャーしていただきました。
首や肩がガチガチで悩んでいる方はぜひ、試してみる価値ありです。
◆疲れやストレスで毎日ぐったり…は「耳」で解決!
◆現代に生きる私たちは、目・耳・鼻・口が緊張している
それは、疲れには2つの種類があるからなのです。肉体の疲れはマッサージや入浴、睡眠である程度回復しますが、神経の疲れ、いわゆる精神の疲れはそうはいきません。長時間のスマホやパソコン、満員電車、人間関係が原因で積み重なったストレスは、私たちの目・耳・鼻・口を知らず知らずのうちに緊張状態に!
この4つの器官は、私たちが外の世界と関わるとき、人とコミュニケーションをとるときに必ず使う、まさにセンサーの役割をしている部分なのです。
◆大切なのは、頭の中心「蝶形骨(ちょうけいこつ)」をゆるめること
頭の芯とは、頭蓋骨の中心にあり、脳と自律神経をつかさどる視床下部を支えている「蝶形骨(ちょうけいこつ)」(※写真:黄色の部分)のこと。
その名のとおり、蝶のような形をしています。この骨がこわばったり、ゆがんだりすることで体全体のバランスが崩れ、不調を引き起こすのだそうです。しかし、耳をひっぱることで、つながっている蝶形骨がゆるみ、さらに蝶形骨とつながっている体の芯ともいえる横隔膜までもほぐしてあげることができるという訳なのです。
さらに、蝶形骨には目や鼻、口もつながっているので、「耳ひっぱり」をやるだけで、こり固まってしまった眼球やアゴもゆるむという嬉しい相乗効果も! 耳をひっぱったあとは、きっと心も体もふわっとリラックスし、呼吸が楽になるはず。
藤本 靖さん(ふじもとやすし)
…ボディワーカー。東京大学経済学部卒業後、政府系国際金融機関で政府開発援助(ODA)の業務に関わる。米国Rolf Institute認定ロルファー™。「神経系の自己調整力」に基づく「快適で自由な心と身体になるためのメソッド」を開発。ワークショップやTV・雑誌などで活躍中。 著書に、ベストセラー「『疲れない身体』をいっきに手に入れる本」(講談社)など。藤本さんによるセミナーや施術については、オフィシャルウェブサイトへ。