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30kg超のリアル減量! 肉体美もコミットした6人のダイエット法
6 Overweight Guys Who Lost 70+ Pounds and Got Ripped Tell You How They Did It
退役軍人から忙しい主夫、中学生まで、大幅なダイエットに成功した6人の男たちが、自分がどのように痩せたかについてリアルにリアル語ってくれました。
これから紹介する6人は、いずれも大幅なダイエットに成功した男性たち。彼らの中には、45kg以上という過酷な減量に成功しただけではなく、さらに筋肉も手に入れ、今やかつてないほどたくましく、そして健康的な生活を送っているのでした…。
>>>彼らがどのように自らの体型と人生を変えたのか、勇気をもらえる話を紹介します。
From Men's Health
BY ALISA HRUSTIC
SEPTEMBER 6, 2016
Translation / Wataru Nakamura ※この翻訳は抄訳です。Edit / Hikaru SATO, Kaz OGAWA
ジェフ・パルマー氏
パルマー氏は、幼少の頃から典型的な「太った子供」でした。
そのため中学時代には、ジェットコースターや飛行機に乗れなかったこともありほど…。クルマの座席にさえ収まらなかったこともありるそうです。
そしてあるときパルマー氏は、太っていたことで学校でいじめを受け、泣きながら家に逃げ帰りました。
彼が「変わろう!」、と決意したのはこのときのことなのです。両親がトレーナーを付けてくれたこともあり、彼は週に3回、ウェイトトレーニングや有酸素運動で体を動かすようになりました…。
また食べ過ぎをやめ、ジャンクフードも断ちました。そうして10代前半のうちに、体重を121kgから健康的な63kgまで減らすと、いじめもパタリとなくなったとのことです。
ダイエットに成功し、大きな変化を遂げたことで、彼は他人の健康的な体づくりをサポートすることにも関心をもつようになったと言います。
「ベンチプレスを適切に使う方法を友達に説明していたとき、『これを仕事にしよう』とひらめいたんです。あの瞬間は、今でもはっきりと覚えています」と、パルマー氏は話します。
現在28歳になった彼は、74キロのたくましい肉体を維持しており、パーソナルトレーナーやブートキャンプ・インストラクターとして働いています。「太った子供」であった彼の過去は、クライアントと関わるなかで大いに役立っていると自身コメントしています。
「私も彼らと同じだったんです。自分自身ももがき苦しんできたからこそ、彼らの感じていることや抱えていることがわかるんです。いじめられることや笑われること、失敗することが、どれだけ辛いかを理解できるんですよ」とパルマー氏。
そんな彼だからこそ、クライアントは勇気づけられるのでしょう。そこでやる気の芽に水は注がれ、共に成功への道をコミットするのです。
《次ページ》退役されたショーン・ローザ氏のダイエット法
ショーン・ローザ氏
陸軍を円満除隊した後、ローザ氏はうつ病になってしまいました。そして、自らの心の痛みを紛らわせるために、食べ物とお酒に頼るようになったと語っています。
そうして食べ過ぎの日々に陥り、さらには飲み過ぎに…そのまま不健康な生活を2年ほど続けたのでした。そして後に、彼は胸に痛みを感じ、掛かりつけ医のもとを訪れました。すると医者に、「現在のライフスタイルを続ければ、あなたの父親(40歳のときに心臓発作で亡くなっていました)より長生きすることはできないでしょう」と言われたことで、まだ20代であった彼は目を覚ましたそうです。
「太り過ぎてジムに通うのは恥ずかしい」と感じていたローザ氏は、ワークアウトDVDを見ながら、自宅で運動をするようになりました。
また、彼は食生活を根本的に変え、一回の食事量を大幅に減らし、頻度を増やすようにしたといいます。普段の食事計画のなかには、プロテインシェイクが多く含まれるようになりました。
ダイエット開始当初、146kgあったローザ氏は最初の数カ月で24kgの減量に成功。その後も彼はハードワークを続け、自らに60日間のフィットネスチャレンジを課し、これをやり遂げたこともありました。
現在、ローザ氏の体重は88kg。ウエストサイズは32インチ(約81センチメートル)まで体を絞り、かつてなくたくましく、幸せな生活を送っています。そんな彼は現在、警察官を目指しているそうです。
《次ページ》若きジョーダン・フォイ氏のダイエット法
ジョーダン・フォイ氏
フォイ氏は、「20歳になったとき、鏡のなかの自分を見て嫌気が差した」と言います。
彼は101kgと太り過ぎで、肌はニキビだらけ。ヘビースモーカーでお酒も飲みすぎていた彼は、自分の不健康なライフスタイルに肥満や肌荒れの原因があるとわかっていました。
以前には、CMなどで見た製品でダイエットに挑戦したこともあった彼でしたが、今回は近道をせず、ハードワークをすることを自分に誓いました。
フォイ氏はまずはカロリーをカットし、プロテインや健康的な脂肪分を積極的に摂取。また毎日ジムに通い、ダイエット開始から3カ月で22kgの減量に成功したのです。
しかし、ここで体重減少は停滞してしまいます。そこで彼は総合格闘技のジムに通い始め、さらに9kgの脂肪を落としました。その後、彼は筋肉をつけるために、重量挙げも始めたと言います。
現在、フォイ氏は82kgまで体を絞り、ジムにいるときが一番リラックスできるといいます。彼の次なる目標は、ウェイトリフティング競技に出場することだそうです。
《次ページ》美しく健康的な肉体を手に入れた努力家ジョルジュ・デヴィック氏
ジョルジュ・デヴィック氏
消化不良や息切れ、日常的な活動の困難さなど、肥満による多くの健康問題に直面していたデヴィック氏は、自分の体重がもたらす身体的負担にうんざりしていました。
127kgあった彼は最初、ダイエットをどこから始めればいいの分からなかったといいます。
そこで彼はまず、「ジャンクフードとお酒をやめる」という小さな一歩から踏み出しました。また、食事の量に気を遣い始め、タンパク質や野菜を中心とした食事に切り替えたそうです。
このように食習慣に変化を加えたことで、デヴィック氏はわずかな期間で18kgの減量に成功したのです。
脂肪を大幅に落とすと、今度は筋力トレーニングを開始し、筋肉をつけ始めました。ハードなトレーニングを7カ月続けた彼は、お腹から腕、太もも、顔まで目に見えて引き締まっていました。
1年もしないうちに、デヴィック氏の体重は90kgまで減りました。現在、彼は以前からは考えられなかったようなエネルギーや意欲、自信を感じているといいます。ありのままの自分を恥ずかしいと思ったり、不安に感じたりすることがなくなったのです。
そんなデヴィック氏は、「ジムに行った後は、いつも最高の気分になる」と語っています。
《次ページ》主夫のダミアン・グラント氏、ダイエットの成功(正攻)法
ダミアン・グラント氏
軍で働いた後、グラント氏は長時間イスに座っているセキュリティの仕事に就きました。皆さんの想像どおり、彼の体重が増え始めたのはそれからのことです。
2015年、健康診断で体重を測ると、彼は133kgにもなっており、医者に肥満と判定されました。
また、高血圧の傾向もあり、大量の薬を処方されたと言います。しかしグラント氏は、自分の健康問題に関して、より予防的アプローチを取りたいと考えました。
彼はフィットネストラッカーの「Fitbit」を使い始め、毎晩夕食後のウォーキングも始めました。ウォーキングはそのうちランニングになり、その後にはウェイトトレーニングも開始しました。
食事面では、精製炭水化物をカットして、タンパク質の摂取量を増やしました。そして当然ながら、『メンズヘルス』誌の購読も開始してくれたそうです(ありがとうございます!)。
また、主夫であった彼は、公園の雲梯(うんてい)で懸垂をしたり、背中に子どもを乗せて腕立て伏せをするなど、生活の中にちょっとしたワークアウトを取り入れました。こういった小さな変化が少しずつ効果を発揮してきたのです。
彼の体重は83kgまで減り、体脂肪率は13%に下がりました。
現在、彼の活力に溢れ、そのエネルギーは子どもたちにも負けていません。36歳になった彼ですが、20代前半のときのような気持ちだと言います。
そんな彼に痩せたい人へのアドバイスを聞くと、「とにかく動き始めるんです。そうすれば一日の終わりには、運動をしたことや目標をやり遂げたことを嬉しく思うことでしょう」、と語ってくれました。
《次ページ》大学生でコンプレックスのあったアダム・デイデル氏のダイエット法
アダム・デイデル氏
シカゴでの大学生活1年目、デイデル氏は「フレッシュマン15(新大学一年生が1年間で15ポンド体重が増えること)」ではなく、「フレッシュマン30」と呼べるほど体重が増えました。30ポンドといえば、およそ14kgになります。
子供の頃から太っていたデイデル氏は、中学時代から90kg以上あり、この数字は年々増え続けていました。そんな彼の体重は19歳でピークに達し、145kgで体脂肪率はなんと50%にもなっていたのです…。
そこで彼は、大学一年目を終えて実家に帰ったとき、継父と叔父の立てていたダイエット計画を聞きつけ、自分も参加することにしました。
デイデル氏はまず、毎週5時間のワークアウトを自分に課すことにし、有酸素運動やウォーキングとランニングのインターバルトレーニング、プッシュとプルの動きを取り入れたスーパーセット法によるトレーニングを行いました。
とは言え、それから数年が経った今年の1月時点では、デイデル氏は依然として114kgもあり、体脂肪率は20%でした。そこから、彼はさらに本格的なトレーニングを開始したのです。
もっとも大きな変化が起こったのは、彼が食べるものに気を遣うようになってからです。
「私は『腹筋はキッチンで作られる』と強く信じています」と語るデイデル氏は現在、毎日4度の食事をすべて自炊しています。そして体重は89kg、体脂肪は11%にまで落ちました。
彼がダイエットを続けられたのは、自分の成果が出たからだけではありません。彼の継父も36kg、叔父も90kg近くのダイエットに成功したのです。彼ら3人が減量した体重をあわせれば、180kgにもなります。驚くべきことですね。