2018.04.10

ランニングで鍛えられるのは、大腿四頭筋だけではありません

メンタルヘルス改善に効くランニング、その4つの効用

Fitbitを愛用するようなエリート・アスリートにならなくても、ランニングのもたらす恩恵は享受できます。

メンタルヘルス改善に効くランニング、その4つの効用
Braden Collum

 
4 Ways Running Can 
Help Your Mental Health

 ランニングには、大腿四頭筋を太くすることよりも、はるかに優れた恩恵があることを示した研究結果が、実際にいくつもあります。
 
 そして、その恩恵のひとつとして、メンタルヘルス関連の問題と戦う際に、ランニングは効果的なツールになりえること…。さらに、まるでみぞおちにパンチを食らったぐらい気分のスグレない状況に対処する際にも、ランニングが役に立つ可能性があります。 
 
 エディ・クラークソンさんは、そのことを示す生き証人です。
 
 エディさんは大学2年生のとき、ある病に見舞われました。本人は当初、「ひどい寒気と吐き気」くらいに思っていましたが、実はそれが急性骨髄性白血病であることがわかりました。「ランニングが、自分の病気や将来への見通しに関する不安を和らげるのに役立つ」と知ったエディさんは、そのことに大いに感激。アシックスが展開する「I MOVE ME」キャンペーンに参加することにしました。
 
 エディさんはこのキャンペーンの応援側に回って、体を動かす(走る)ことの動機づけをしていくことに励んでいたようです。 
 
 「ガンにかかると、生活がすべてガンに取り囲まれ、ガン自体が自分の人生になってしまう」と、エディさんは説明しています。また、「自分の場合、ガンが再発する確率は五分五分で、文字通りコインをトスするようなものだった。私の心は常にこの数字でいっぱいいっぱいで、前向きな考えはほとんどすべて押し出されてしまっていた」と、エディさんはコメントしています。 
  

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Photograph / Getty Images 
 
 エディさんは、自由の感覚を取り戻そうとしてランニングに目を向けました。
 
 「ランニングは私に人生についての視野を広げてくれたのです。つまり、私が必要としていた自分を信じるという感覚を与えてくれた。ガンの治療後には、私はひどい不安を感じていました。家から一歩も外に出なかったのです。病的な潔癖症となり、友だちとも会いたくなかった…しかし、トレーニングを始めてみると、私の見通しは変化したのです」とのこと。 
 
 「私はさまざまな恐怖症を弱点ではなく、克服すべき課題と捉えるようになりました。ランニングを始めたことで、私はそれ以前とは別のマインドセットをもてるようになり、そして、これがもっとも重要なことだが、私は自信を取り戻すことができた」とも。 
 
 ランニングは、エディさんがガンから回復する上で、とても大きな役割を果たしました。
 
 そして、彼の負けず嫌いな性格が、彼の心のなかの火に油を注ぐことになったのです。エディさんは「とんでもない目標」を設定した上で、それをもっと小さな、手に負える大きさのステップに分解して、大きな夢を実現しようとしました。 
  

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Photograph / Getty Images 
 
 
 「私はいまだにこのやり方で、自分を前に推し進め、自らに課したより大きな課題で成功を収められるように正確を期しています。自分の置かれた現状がどんなものであろうと、最終的なゴールを視覚化できれば、そのゴールに到達できると私は信じています。ランニングは、今後もつねに私の治療法であり続けるでしょう」と、エディさんは話しています。(次ページへつづく)

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By Amy Davidson on March 27, 2018
Photos by Braden Collum and Getty Images
ESQUIRE UK 原文(English)
 
TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊

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