スピード型QBのラッセル・ウィルソンがフィールドを自由自在に駆け回れているのには、あるワークアウトで日々トレーニングを行っているおかげです。
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Russell Wilson’s Secret to Scrambling Includes These Explosive Leg Exercises
毎年、スーパーボウルのタイトル獲得のためのプレッシャーは、クォーターバックである彼の肩にかかっているといっても過言ではありませんが、より重要なのは彼の脚かもしれません。ウィルソン選手は2016年のシーズン、自身のキャリアの中でも総獲得ヤード数がもっとも少なかったことはご存知のことでしょう。それ以来、彼は脚の強化に力を入れていたそうです。
「デッドリフトやスクワットなど、できることは全てしています。また、ランジやスクワット、ジャンプ、瞬発的エクササイズなど、片脚ごとのトレーニングも取り入れています」とウィルソン選手は語ります。
ウィルソン選手のお気に入りの片脚エクササイズはシングルレッグ・ランジだそうです。このコツについて彼は「スプリンターのような姿勢を取り、殿筋や下半身全体に力を入れること」と語ってくれました。(次ページへ続く)
今回ウィルソン選手へインタビューのなかで、彼の好きなランジについてやさまざまなフィットネス関連の話を聞かせてくれたのです。ウィルソン選手といえば、肩を守るためにバーベルベンチプレスをやめ、ダンベルワークに切り替えたNFL選手の一人でもあります。また、彼は精神面の充実のためにメンタルコーチとのトレーニングにも多くの時間を割いているそうです。
彼がNFLでもトップクラスのクォーターバックたる所以は、こういったトレーニングにあるのでしょう。スペースに抜け出し、ディフェンダーのミスを誘う彼の能力は、相手ディフェンダーにとって大きな脅威です。また、彼の驚異的なスクランブル能力はパスのチャンスを呼び込んでいることでしょう。
アメフト選手のなかでは小柄なウィルソンですが、その強みはランニングやパスのなかで発揮されます。そして、彼は何がこの強みを支えているのかを知っています。「何より土台がすべてだと思います」「まずは脚があって、その上に体幹、そして肩があるのです」とウィルソンは話してくれました。
強靭な土台を作りたいなら、まずは正しいフォームを身に着けましょう。今回ご紹介する動画でトレーナーのBJ・ガドール氏が説明するフォーワードランジのやり方をぜひ参考にしてみてください。
By Tom Piccolo
On August 7, 2017
Men's Health 原文(English)
Photography / Getty Images TRANSLATION / Wataru Nakamura※この翻訳は抄訳です。