ベッドの中で、あなたがどれだけ好奇心旺盛であろうとも、たとえばある体位や道具、特定の性行為などに執着するようなことは、実はそれほどないのではないでしょうか(ポルノ俳優にだって「お断り」リストがあるのですから…)。

 大手薬局チェーン、スーパードラッグの最近の調査によれば、87%のカップルが自分たちの性的関係について「少しは、もしくはほどほどに性的刺激のある関係」と答えています。とはいえ話が「愛の情事」のこととなれば、誰しも心配事がまったくないわけではありません。

 アメリカ合衆国およびヨーロッパ圏内において、1000人の男女に対して行われた性的嗜好に関する調査の結果、性交の際に新しい体位を試すことなどに対し、人々が一般的には寛容であることが分かりました。 

 しかしながら、大人のオモチャを用いることや、変態的とされる性行為を営みに組み入れることについては、高いレベルの不安感を覚えるという回答も得られています。アメリカ人男性の35.7%、そしてアメリカ人女性の44.1%が緊縛行為やSM、屋外での性交渉について想像することで不安を覚えると答えているのです。

 調査結果を見る限りにおいては、新たな体位を試したいと考える人々も、あらゆる体位をおなじように魅力的と捉えているわけではないようです。 

 たとえば立位でのシックス・ナインは、最も人気のない体位なのです。この体位については、男性の42.7%女性の56.8%が、最も快適でない行為のひとつとして挙げています。

「立位での性行為は刺激的だと考えられがちですが、実際には難易度の高い行為なのです」と、レポートに記されています。

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(C)SUPERDRUG

 
 アナル・セックス(Anal)と膝立ち腰高位/手押し車(Kneeling Wheelbarrow)は、不安感を誘発するポジションの第2位と第3位となっています。「確実に言えることは、誠実なコミュニケーションこそが、パートナーの体を知るための、そして新たな性的快楽へと到達するための最高のツールであるということです」と、レポートは結論づけています。

 好みの体位として多数の回答者が挙げているのは、正常位(Missionary)、後背位/バック(Doggy style)、そして騎乗位(Cowgirl)です。

 あなたの好む行為がどのようなものであれ、「これはちょっとイヤ」もしくは「ああ、これ最高に気持ちいい」などと伝えるのに躊躇は不要です。オープンに伝え合うことこそが最も重要です。どれだけ長く性生活を続けるパートナー同士であっても、セックスについてより多く語り合うことこそが、セックス・ライフをなにより充実させる秘訣なのですから…。

 最後に、立位でのシックス・ナインを試してみたいというあなたへ。応援いたします! でも、もしその行為でケガをしてしまっても、私たちは責任を負うことはできません。それだけは断言しておきましょう。

From Men's Health
Translation / Kazuki Kimura
※この翻訳は抄訳です。