日本のデザイン界のパイオニアの1人、剣持 勇がデザインした傑作スツール「No.202」。今回、そんな傑作にスペシャルオーダー! 伝統と今をMIXした逸品が誕生しました。
秋田木工 × MEN'S CLUB
左/モノトーンのナバホ柄がモダンかつ大人っぽい。右/シープスキンのファーはラグジュアリーな雰囲気。
今回、100年を超える曲木家具づくりの日本唯一の専門工房「秋田木工」を代表する名作スツール、「No.202」に注目。実はこのスツールのデザインは、日本デザイン界のパイオニアの1人である剣持 勇氏によるもの。それだけインテリア界での評価も高く、秋田木工では年間生産数120万脚を超えるベストセラー商品となっています。
そんな名品に対して、生意気にも『メンズクラブ』は大塚家具の協力のもとスペシャルオーダーを敢行させていただきました! なので、 中途半端なことはできません。で、何をどうすればスペシャルになるかを考え、辿り着いた答えが〝伝統と今のミックス〟です。…というわけで、今季ファッショントレンドとして注目されている「ヘビーデューティ」と「ファー」を張り地に取り入れ、製作を依頼。
もちろん単純に旬の素材をプラスするだけではなく、メンズクラブ(大人)に刺さる雰囲気に仕上げることにこだわった次第です。たとえばナバホ柄でもモノトーンに、またファーに関してもシープスキンを選んだのですが、白ではなくあえてグレイを選択。そうすることで他にはない、メンズクラブ流の今っぽさ=モダンさ”を表現できました。
戦後、「ジャパニーズ・モダン」と呼ばれるデザインの礎を創った一人である、デザイナー剣持 勇氏が生み出した唯一無二なデザイン。そこに「メンズクラブ」流にこだわりまくった張り地をミックスしたこのスツールは、まさに伝統美とモダンを併せもった大人モードな逸品といえるではないでしょうか。座ることはもちろん、玄関やリビングに置いてもラグジュアリーさを演出してくれる。そんな魅せるスツールが完成したのです。
今回のスツールに合う生地を、膨大な生地スワッチの中からセレクトしたのは副編集長・西川。
そして完成品を手にした副編集長・西川は、早速『メンズクラブ』アンバサダーであり「トガベヤ。」の連載を行うほど、インテリアにもこだわりをもつ戸賀敬城のもとへ…。その出来映えに対して、ご意見をいただくことに。
戸賀:スツールってソファとは違って持ち運びが可能で、いろいろな場所で「ちょっと座ろうか」って感じで利用できる便利なツール。だからこそなのですが、通常、ユーティリティ性のある道具って存在感が薄くなるじゃないですか。でも、このスツールだったら存在感も十分あるし、そのテイストも大人モードだから…これは“ツカエル”スツール! こんなラグジュアリーなスツール。今までなかったよね。(次ページへつづく)
リアルな「トガベヤ。」で2つのスツールを実際に戸賀らしい使用法を実践!
戸賀がリコメンドする理由は、「“魅せる”スツール」として効果的なインテリアにあるところだということ。
「スツールって、必要なときにしか使用しないけど、これなら、積極的にリビングに置いておきたいね。お客さまを招いたときに、リビングに置いておいても絵になるから…。
普通のスツールの使い方というか存在する場所って、クローゼットとか人が出入りしない部屋の隅に置かれるものだという印象だったけど、このスツールなら、ぜひとも積極的に見せるリビングとかに置きたい。まさに“魅せる”スツールだね。
【Part 01】
2万9800円※税込(IDC OTSUKA)
モダンかつ大人っぽいモノトーンのナバホ柄
「スツール No.202 布モノイカット BK ブナ」
>>> こちらのスツールをもっと詳しく
戸賀:これならリビングに常備して、“オットマン”としても使用するのもアリだと思う。足に当たる感覚が、普通のスツールだと味気ないモノが多いなか、このスツールは心地よい肌触りだからいいね。ボクのうちのリビングで使用したいな。ラグジュアリーって、実用感がないものが多いなか、このスツールは超実用的かつ、絵としても美しく映える…。まさに一石二鳥なスツールだね! 値段も可愛いから、プレゼントにも最適だよ。
【Part 02】
3万9800円※税込(IDC OTSUKA)
ラグジュアリーな雰囲気のシープスキンのファー
「スツール No.202 布ヘアシープ GYB ブナ」
>>> こちらのスツールをもっと詳しく
戸賀:このゴージャスなファーのスツールは、愛用している鞄を一時的に置くサイドテーブル的な存在で使用したい。愛用のバッグなどをリビングの床に置いておくのは何となく嫌だし、そのまま置いた鞄なら、単に鞄としてでしか存在してない…。でも、このスツールの上に鞄と置いておくと、実に絵になる。ただの鞄が、インテリアの一部にもなるから…。だから、このファーの「No.202」もリビングに置いておきたいね。でも、指輪を置くと埋もれちゃうね(笑)。だからボクの場合は、時計とかポーチを置きたい。このスツールもまた、“見せる”スツールとして最適だと思う。
※この『メンズクラブ』特別仕様
スツール「No.202」2点は
以下の店舗で展示・販売しています。
●有明本社ショールーム
●新宿ショールーム
●横浜みなとみらいショールーム
●名古屋栄ショールーム
●大阪南港ショールーム
実際に手に取って確認したい方は、
以上にショールームへお越しください。
(次ページへつづく)
名品と呼ばれるのも納得!
そこには想像を超えるこだわりがありました。
時を越えて愛される「曲木家具」を創り出す秋田木工の工房にて。蒸した無垢材の曲木加工は、5分間が勝負どころ。その短い時間に、その技術で伝統を真摯に継承する職人たちが「木」と呼吸を合せて曲木加工に集中します。
1910年に秋田県湯沢市で創業した秋田木工。100年以上の歴史をもち、曲木家具をつくり続ける日本唯一の専門工房として世界に知られる存在となっています。そこで積み重ねた伝統、そして、そこから生まれた智慧と勘を大切に継承する熟練した職人たち。彼らの意思を代弁する手によって生み出された曲木家具は、 時代を超えて輝きを放つ名品揃いです。
この秋田木工が作り出す家具は、片手で持てるほど軽量であるにもかかわらず、実に丈夫。そのうえ、アート作品のように心から美しいと思える曲線を描いています。これらの家具は単に美しいだけでなく、実際の生活に密着した機能性や実用性も兼ね備えているのです。たとえ10年、20年の時を経たとしても、この「曲木家具」は皆さんの部屋をモダンに、そして利便性よく演出してくれることでしょう。
そこで大塚家具が製作した「秋田木工」の工房をレポートした動画から、美しい曲木家具が生み出される工程をご紹介します。木取り、曲げ木、切削、研磨など、ひとつひとつの工程を熟練した職人の手で行うことが確認できることでしょう。職人たちが見せる「匠の技」をご覧ください。
そんな伝統と経験を積み重ねることで得た偉大な技術・勘から誕生したこのスツール、そして、さらに半歩先ゆくモダンな感性を加えさせてもらった『メンズクラブ』特別仕様スツール「No.202」。この機会に、ぜひともあなたの部屋の“見せ”スツールにいかがですか! 世界に誇れる名品中の名品を、ぜひ皆さんのご自宅に!!(次ページへつづく)
『メンズクラブ』特別仕様のスツールをコーディネイト!インテリアスタイリスト窪川勝哉氏がスツールで映える部屋づくりを指南
スツールは暮らしのいろいろなシーンで使える、とても優秀なアイテム。そこで、『メンズクラブ』がスぺシャルオーダーしたスツール「No.202」を使って、インテリアスタイリスト窪川勝哉氏に、スツールの“使えるワザ”を指南していただきました。
窪川勝哉氏
インテリア&プロップススタイリスト
1974年山梨県生まれ。大学卒業後、バンタンデザイン研究所インテリア学部に入学。在学中より空間プランナー赤松珠抄子氏に師事。2002年独立後はテレビ番組のインテリアコーナーや、『メンズクラブ』を始め多くの雑誌でインテリアほかデジタル機器のスタイリング・小道具や撮影背景のスタイリングに携わっています。日本を代表するインテリア&プロップスタイリストの一人。
『メンズクラブ』でも、多くのインテリアスタイリングを行っていただいている窪川氏に今回の『メンズクラブ』特別仕様のスツールを紹介。すると、「秋田木工の伝統と機能美の上に、見事なモダンさを表現した傑作ですね!」と気に入っていただきました。
「慣れ親しんできた部屋には愛着がありますよね。心地いいのは確かです。でも、いままで一緒に過ごしてきた家具やインテリア雑貨に囲まれていると、気分までもマンネリに陥る可能性があるのは否めません。ですので、ちょうど年の変わるこのタイミングで、インテリアに関しては一考すべきなんです」と窪川氏。
「そんな方に、このスツールはとっても役立つって思うんです。それほどの予算も必要ありませんし、このスツールを中心にコーナーづくりに成功すれば、新鮮な気持ちで毎日を過ごすことができるでしょう。なんせ、ジャポニーズモダンを代表するスツール。デザイン的にも和の空間にも洋の空間にも似合う。さらに、日本人の我々としても非常に心地いい空間にしてくれますから…」と、加えて窪川氏は語ってくれました。さらに。
「部屋は、毎日の暮らしの“ベース”となるところです。整った部屋で“伝統”と“モダン”さが融合したインテリアのなかで過ごせれば、気持ちは安定しながらも明日へのモチベーションも養うことも可能となるでしょう。伝統とモダンさを兼備したものを身近に置くことって、とても大事なんです」と、加えて説明してくれました。
そして最後に、「秋田木工の曲木家具の代表的存在『No.202』がベースなら間違いありません。クオリティは確かであり、長く使い続けられるものばかりです。国内生産のですので、輸送コストが抑えられているので、リーズナブルに日本の匠が手に入るのです。こんなにうれしいことはありませんよ。しかも、今回は『メンズクラブ』によって、さらに半歩先行くモダンさが加わっています。これはメッケもののアイテムですね」と。(次ページへつづく)
そこでさっそく窪川氏にスタイリングしていただきました。
【Part 01】
2万9800円※税込(IDC OTSUKA)
モダンかつ大人っぽいモノトーンのナバホ柄
「スツール No.202 布モノイカット BK ブナ」
窪川氏:変幻自在な脇役として、リビングに用意するのはいかがですか。もちろん、座面がモノトーンなので、黒のソファを中心としてモノトーンでコーディネイトされた部屋にいちばん似合います。そこでソファとテーブルによる固定されたポジショニングに対し、このスツールを加えることによって、いつもの空間に新たなリズムとバランスを与えてみてはいかがですか。パートナーが座るソファのそばにこのスツールを置いて、いつもと違いポジションで会話をすれば…日々の生活のモチベーションもきっと上昇するはずですから。またナバホ柄が、モダンな空間に適度なナチュラル感のスパイスが加わって、空間全体の雰囲気がさらに拡張するはずです。
【Part 02】
3万9800円※税込(IDC OTSUKA)
ラグジュアリーな雰囲気のシープスキンのファー
「スツール No.202 布ヘアシープ GYB ブナ」
窪川氏:シープスキンのファーのイメージは、とってもラグジュリーな雰囲気です。適度な遊び心のなかにも、分別をわきまえた大人モードな雰囲気も…。そこでボクが考えたのは、書斎を飾る“見せ”インテリアとして使用してはどうかというものです。本棚から必要な本を取ったら、このスツールの上に一時的に置いたり、この座面に寄りかかって流し読みで確認するようなときにぴったりではないかって思うんです。伝統の曲木づくりのフレームに施されたゴージャスなファー。非常に個性的な「No.202」でありますが、これこそ読書という知識を得る時間にぴったりでは?って思います。
※この『メンズクラブ』特別仕様
スツール「No.202」2点は
以下の店舗で展示・販売しています。
●有明本社ショールーム
●新宿ショールーム
●横浜みなとみらいショールーム
●名古屋栄ショールーム
●大阪南港ショールーム
実際に手に取って確認したい方は、
以上にショールームへお越しください。
「No.202」シリーズのサイドテーブルもあります。
窪川氏:シックなブラウン系のソファの脇のサイドテーブルとして、ナチュラルなブナ素材のサイドテーブル「No.202」を飾ることで、空間に広がりをもたせるのもいいでしょう。でも、拡げるだけでは散漫になるだけです。その上に、ルイスポールセンのように、カラーの入ったモダンな名品を置くことで、和洋折衷のバランスのいい空間ができあがります。この照明の場合、軸がブラックなので、引き締め効果もあるので、このコーディネイトはおすすめです。ぜひとも実践してみてください!
サイドテーブル
T202 NA ブナ
2万5920円※税込(IDC OTSUKA)
窪川氏:ソファでくつろぎながら、もち帰った仕事やネットサーフィンをしたいという時間もあります。特に休日とか…。そんなとき、ソファでパソコンをつかうと非常に不便さを感じるかと思います。そんなときに、このサイドテーブルは最強のツールとなります。おもちのソファのサイズにもよりますが、もし寸法がマッチするなら、この使用方法はぜひともおすすめです。ソファ「L/S-VINTAGE-43」19万8000円(税込)(IDC OTSUKA)
サイドテーブル
T202 DB ブナ
2万5920円※税込(IDC OTSUKA)
●お問い合わせ先
IDC OTSUKA
TEL 03・5530・5555
http://www.idc‑otsuka.jp/
Still Photograph /
Takashi Nishizawa(DOUBLE ONE)
Interview photograph /
Setsuo Sugiyama
Styling / Katsuya Kubokawa
Edit & Text / Masahiro Nishikawa, Kaz Ogawa