2018.04.04

Drill, Baby, Drill—in 2028?

米・共和党がアラスカ保護区で石油採掘開始? 関連法案が上院を通過

アメリカの共和党は石油や天然ガスのために、アラスカの北極野生生物国家保護区を掘り起こそうとしています。

米・共和党がアラスカ保護区で石油採掘開始? 関連法案が上院を通過
Photograph/Getty Images

共和党上院議員である
リーサ・マーカウスキー氏の行動を思い起こそう

 2017年10月、共和党上院議員のリーサ・マーカウスキー氏が医療費負担適正化法(Affordable Care Act:ACA)を窮地から救ったことで、ヒーローになったときのことを覚えていますか?
 
 彼女があの忌まわしい税制計画(ここにはACAを損なう要素含まれています)について選択を迫られたとき、彼女は賛成票を投じたと疑われていることも…。それからの彼女の真意は、北極野生生物国家保護区(Arctic National Wildlife Refuge:ANWR)で石油や天然ガスを採掘することであり、それを許可する法案は税制改革法案とセットになっていることも、記憶にあるでしょうか…。 
  
 カリブー(北アメリカに生息するトナカイ)たち、気をつけてくださいね。ブルドーザーの音は迫ってきていますよ。その角が無事だといいけれど…。以下は「アンカレッジ・デイリー・ニュース」の記事になります。 
 
 「内務省土地・鉱物管理担当国務次官補のジョー・バラシュによると、当局は護地区内カクトヴィクから西のアトジャグヴィクまで、ANWRのコミュニティを訪問した。その目的は、3月に発行される連邦広報の中で、計画中の土地の借用に関する環境影響評価報告書作成にむけて作業が進められる通達が出されるということを、事前に住民に知らせるためだという。ANWRの開放は、共和党の議員たちが要求し続けていたものの、40年もの間実現していなかった。しかし、連邦議会とドナルド・トランプ大統領は昨年12月に、ANWR内の1900万エーカーの土地で採掘を行うことを認めた。本案では、最初の鉱区借用権の売り出しを4年以内と定めている。しかし、保護団体は当局がもっと早いペースで動くのではないか、と危機感を募らせている。この緊張状態に拍車をかけたのが、アラスカ州選出の共和党上院議員ドン・サリバンが、テキサス州ヒューストンで開かれたエネリギー会議でした発言だ。彼はスケジュールを定めることができないものの、借用権の売り出しを来年には実行できると述べた。実際のことろ、今後10年の間採掘は予定されていない」(次ページに続く)

1 2 3

By Charles P. Pierce on March 10, 2018
Photo by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)

TRANSLATION BY CHISATO YAMASHITA 

Page Top