この活火山から噴出した溶岩により、これまでに26軒の住宅が倒壊しました。
2018年5月3日(米国時間)にハワイのキラウエア火山が噴火して以来、レイラニ・エステーツ分譲地にある同火山のイーストリフトゾーンでは、10カ所もの亀裂が発生。26軒の住宅を含む35棟の建物が崩壊しました。この噴火により、危険な溶岩流や有毒な二酸化硫黄を含む噴煙が近隣を飲み込み、1700人もの住人が非難を余儀なくされています。
ハワイ郡民間防衛局は同年5月8日(米国時間)の声明の中で、「ご協力ください。レイラニの住人たちがわれわれの助けを必要としています」とし、「観光をしている場合ではありません。当該地域を避けることは大きな助けになります」と記しています。
今回、噴火後の様子(2018年5月6日まで)を17枚の写真で掲載します。2018年5月9日(米国時間)には「火山活動が8日に停止した」とのニュースが入っていますが、さらなる噴火が予想されるとして引き続き警戒を呼び掛けている状況です。
米国地質調査所が配布した資料の写真。ハワイ島ハワイ火山国立公園内にあるキラウエア火山で噴火が始まったときの、プウ・オオ火口から立ち上る噴煙。
噴火後、パホア周辺のレイラニ・エステーツ分譲地にできた、およそ150mの亀裂から流れ出る溶岩流。
米ハワイ州ハワイ島レイラニ・エステーツで、亀裂から噴き出す溶岩を見る男性。
2018年5月4日、レイラニ・エステーツの道路にできた亀裂から立ち上る噴煙。「ワシントン・ポスト」紙によれば、火山から発生する二酸化硫黄が日光を受けて酸素と混ざり合うと、「Vog(Volcanic Smogの略)」と呼ばれる火山スモッグが発生し、肺炎や気管支炎のような症状をもたらすとのこと。皆さんも覚えておきましょう。
レイラニ・エステーツにて、レイラニ・ストリートとカウピリ・ストリートの交差点を横切るように流れ込む溶岩流。
レイラニ・エステーツ近隣にできた亀裂から、溶岩が流れ出る様子を撮影した空中写真。
噴火から1日が経った、キラウエア火山。火口からは、赤茶色の噴煙が立ち上り続けています。
ハワイ州パホア周辺のレイラニ・エステーツにて、フックアプ・ストリートを飲み込む溶岩流。
レイラニ・エステーツのルアナ・ストリートにできた、新たな亀裂から噴き出す溶岩。
米国地質調査所によって撮影された、レイラニ・ストリートとマカマエ・ストリートの交差点から見た溶岩流。
レイラニ・エステーツ分譲地にて、長さ600mの割れ目噴火から流れ出す溶岩。
キラウエア火山、イーストリフトゾーンの割れ目噴火です。溶岩は60mにわたって流れ出しています。
キラウエア火山のイーストリフトゾーンの亀裂から流れ出た溶岩が、住宅を飲み込む様子。レイラニ・エステーツでは、これまでに26軒の住宅が倒壊しています。ハワイ火山観測所の地質学者によれば、この噴火は今後も続くと予想しています。
避難した住人たちは、およそ1700人。その中の一部の住人たちはペットを連れ出すため、または薬やその他の私物を持ち出すために、自宅へ戻る者たちも…。
レイラニ・エステーツにて、発生した火山ガスや立ち上る噴煙の様子。
レイラニ・エステーツ近辺にて、溶岩流の流れを調査するヘリコプター。
Getty Images
レイラニ・エステーツにて、火山の割れ目噴火から流れ出る溶岩が木々や住宅を飲み込んでいる様子。
Source / ESQUIRE USTranslation / Wataru Nakamura※この翻訳は抄訳です。
マウイ島の山火事で残ったラハイナの“奇跡の家”
2022ハワイの自然と密接に結びついた逸品をお土産に
2022ハワイ旅は泊まる→暮らす
2022ハワイ新しい旅の仕方
ハワイ、遊び発見! 2022旅のトレンドは学ぶ・体験する
ハワイ、いまもっとも旬な食・レストランの選択
富裕層がこぞってハワイの土地を購入している理由とは?|ビリオネアたちの移住で話題に
【ハワイ/オアフ島】サーフィンの聖地を巡る旅を楽しむ|来る日のための予習
自宅でハワイを体験できる「おうちでハワイ」プログラムを公開中
ハワイ島をディ―プに体験できるスポット&コトに注目
ハワイで必ず食べたい、老舗の味とリニューアルした名店の一皿たち6選
ハワイでとことん鍛えながら、男磨きをしよう