4月と言えば新卒のフレッシュマンはもちろんのこと、他社から転職してくる中途採用に社員たちが会社に加わる季節です。経験者採用で雇用された彼ら彼女らに関してはきっと、面接で絶対にしてはならない言動だと思いって我慢して数々に言葉があるはずです。では、その最悪な言動とは一体何なのでしょうか? ここで改めて確認していきましょう。

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The Worst Thing You Can Do In A Job Interview, According To New Data

 激しい競争に勝たなければならない就職・転職活動は、何かと神経をすり減らすものです。が、その場で優位に立つためには、面接時には可能な限り良い印象を与えることが必須です。 

 求人情報サイトのシンプリー・ハイヤードは、「面接時にもっともしてはいけない最悪の行動・言動」について新たな研究を行っていました。そして、その結果を踏まえ、就職・転職活動を成功させるために面接時に避けるべき行動・言動について提案をしています。 

 シンプリー・ハイヤードによれば、調査を実施した850人の採用責任者の内の93%が、面接時にもっともしてはいけないこととして、「遅刻」を挙げたそうです。 

 ストーリーテリング方式で金融情報を発信するウェブサイト、マネーイッシュの創設者であるウィリアム・ヴァンダーブローマン氏によれば、「そもそも面接の約束は企業側と応募者の契約」であることから、遅刻は(契約不履行として)不採用とする最大の理由になると述べています。 

 さらに、「私を感心させようと、何人もの応募者があくせくしているとき。いわば競合ひしめくなかでの最初の契約(時間通りに面接に来ること)になるわけです。そンな状況で、それを守ることができなかったということは…つまり、それは『どんな契約も、その人に委ねるべきではない』ということをわたし(面接官)に確信させるようなものですから」とも語っています。 

 今回の調査で明らかになった、面接で最もしてはいけない最悪な行動・言動のワースト10はこちらになります。

1.遅刻(93%) 
2.泣き言(92%) 
3.準備不足(89%) 
4.元上司の批判(88%) 
5.前職の批判(87%) 
6.履歴書の文法やスペルミス(86%) 
7.面接時に間違った文法を使用(84%) 
8.非現実的な報酬を要求(84%) 
9.資格(能力)が不十分(80%) 
10.間違った回答をする(77%) 

 これらのうちのいくつかは、ただ単に条件が合わなかったものや準備不足のものもあります。そんななか、実に興味深いことも。それは採用責任者の88%もの人が、応募者が前職の批判をすると「(応募者の)元上司との転職交渉(欧米特有とも言えますが…)が難航するかもしれない…という不安感が募る」と言っている点です。 

 面接時には、前職の誹謗中傷は安易に口にしないほうが良さそうですね。


By Dusty Baxter-Wright on March 13, 2018
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ESQUIRE UK 原文(English)

TRANSLATION BY Nana Takeda
※この翻訳は抄訳です。


編集者:山野井 俊