現代芸術振興財団は、当財団の創設者でありZOZOTOWNを運営する株式会社ZOZOの代表取締役社長の前澤友作氏が、黄金期に製作されたストラディヴァリウス1717年製「Hamma(ハンマ)」をコレクションに追加したことを発表しました。

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(C)Jan Rohrmann,Getty Images

  STRADIVARIUS 

 ストラディヴァリウスは約350年前、イタリアのクレモナ地域でアントニオ・ストラディヴァリ氏により生み出された「最高傑作」と言われるヴァイオリンです。「完璧に均整のとれた形」と称され、その音色・響きは歴代のローマ法王やマリー・アントワネットなど数多くの人々を魅了してきました。

 今回、前澤氏がコレクションに追加したのは、名匠ストラディヴァリ氏のヴァイオリン製作人生においても、その完成度が最も高いとされる黄金期(1700年~1725年)、1717年に製作されたとても貴重なストラディヴァリウスなのです。

 グラミー賞受賞ヴァイオリニストであるマキシム・ヴェンゲローフ氏も、過去にこの『ハンマ』を演奏しています。そのときの感想は、「望んだ音の特徴を確実に再現できる」と絶賛。その他、世界の一流音楽家によって弾き継がれてきた名器であり、その音色は300年間世界中の人々を魅了し続けてきたのです。

 前澤氏は、以上のような名品「Hamma(ハンマ)」に関して「今後このストラディヴァリウスを、世界中ぐるっと旅させます。そして、現地の音楽家の皆さまにもご協力いただきながら、その国や地域の子供たちの耳に、この力強くも繊細な奇跡の音色を届けていければと思います」とコメント。

 この「Hamma(ハンマ)」は、2018年10月9日(火)よりスタートする、アジア初の展覧会「STRADIVARIUS‘f’enomenon -ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展」にて展示及び生演奏される予定となっています。

 われわれにとっては、一生に一度聴けるか聴けないかの音色を、前澤氏の力によって聴く機会が広がったわけです。この有り難いチャンスを、ぜひともお見逃しなく!

 
《展示・演奏スケジュール》
『STRADIVARIUS ‘f’enomenon
-ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展-』
日時/2018年10月9日(火)~10月15日(月)
場所/森アーツセンターギャラリーにて、
   開催予定の展覧会にて展示予定。
https://tsf2018.com/programs/exhibition/

『STRADIVARIUS ‘f’enomenon
-ストラディヴァリウス 300年目のキセキ展-
LIVE SESSION PROGRAM』
日時/2018年10月11日(木)16:30~17:15
   同年年10月12日(金) 12:00~12:45
詳細/今回初めて来日するデイヴィッド・アーロン・カーペンター(11日出演)、と世界で活躍するヴァイオリニスト宮本笑里(12日出演)が会期中に開催されるミニライブで演奏予定。
https://tsf2018.com/programs/exhibition/pdf/tsf2018_exhibition.pdf