2018.03.23

どんな手段で個人情報を入手したのか?

Facebook、過去最大の個人情報漏えい(ユーザー約5000万人)。―入手したのはトランプ陣営のデータ分析企業

トランプ陣営のケンブリッジ・アナリティカ社による不適切な個人情報の取得は、Facebookにとって過去最大の情報漏えいとされています。

Facebook、過去最大の個人情報漏えい(ユーザー約5000万人)。―入手したのはトランプ陣営のデータ分析企業

 
50 Million Facebook Users 
Had Private Data Stolen 
By A Trump-Affiliated Firm

 このたびFacebookは、2016年の米大統領選でドナルド・トランプ氏の選挙活動に協力したデータ分析企業のケンブリッジ・アナリティティカ(Cambridge Analytica:以下、CA)のアカウントを停止しました。なぜか? それは同社がFacebookユーザーの個人情報を不適切に取得し、Facebook側に一度は「これを削除した」と報告しながら、実際には保持していたためだとのこと。 
 
 Facebookは今回の決定について、ブログ記事の中で説明しています。が、その経緯はかなり複雑なものになっています。 
 
 ここでの説明によれば、CAは数年前、心理学的調査ツールと称したあるFacebookの診断アプリから、ユーザーデータを取得。27万人のユーザーがこのアプリをダウンロードし、診断結果を共有していましたが、そもそもCAにこのアプリのデータにアクセスする権限はなかったそうです。「ニューヨーク・タイムズ」紙の報道によれば、CAは5000万人以上のFacebookユーザーのプロフィールから個人情報を許可なく取得したのでした。これにより、Facebookにとって過去最大のデータ流出という大事件になったわけです。 
 
 Facebookによれば、CAはその後2015年、このアプリから取得したデータを削除し、削除証明の要求にも応じたといいます。ですが最近になって、CAはすべてのデータを削除していたわけではなかったことが複数の報告から判明したそうです。 
 
 現在、Facebookはこの件について調査中としながら、ケンブリッジ・アナリティカの親会社であるストラテジック・コミュニケーション・ラボラトリーズ(Strategic Communication Laboratories:以下、SCL)、問題のアプリを作成したケンブリッジ大学心理学教授のアレクサンダー・コーガン氏、同じくこのアプリからユーザーデータを受け取ったとされるユーノイア・テクノロジーズのクリストファー・ワイリー氏のアカウントも停止したと言っています。(次ページへつづく)

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By Associated Press on March 19, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE UK 原文(English)
 
TRANSLATION BY Wataru Nakamura
※この翻訳は抄訳です。

編集者:山野井 俊

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