2018.04.11

大統領がツイッターで攻撃...誰を!?

トランプがアマゾンをツッコみ続ける真の理由

動機は不純ですが、トランプ大統領の目の付けどころは正しかったのでした…今回だけは⁉

トランプがアマゾンをツッコみ続ける真の理由
Getty Images

  
Trump Is Right About 
Amazon for the Wrong Reasons

 ドナルド・トランプ大統領は、彼の周囲にいた専門家や占い師たちを次々に追い出し、いまでは何でも自由にできる立場になっています。
 
 トランプ政権は、かつて彼が出演していたテレビのリアリティ番組『アプレンティス』のホワイトハウス版から、映画『トゥルーマン・ショー』の裏返しへとすっかり様変わりしてしまい、その間、トランプ大統領は英語という言語でさまざま攻撃をツイッターにぶちまけ、そして、自分がその時々の敵とみなす相手を破壊するための策を練ることに多くの時間を費やすようになっています。その度合いは、日ごとに増しながら…。 
 
 そして、4月第1週に彼が選んだ敵は、アマゾンとジェフ・ベゾス(大金持ちの創業者/経営者)だったのです。トランプ大統領は、不法入国者に対する攻撃の手をゆるめ、代わりにアマゾンへの攻撃を2018年4月2日から開始していました。 
  

 

ツイート内容: 
「私は大統領選(の投票日)よりかなり前に、アマゾンに関する自分の懸念を口にしたことがあった。他の企業と違って、アマゾンは州税や地方税をほとんど、あるいはまったく払っておらず、公営企業である郵便公社を自分たちの商品配達の使い走りにしており(そのために米国政府は大損している)、そして何万という小売業者を廃業に追い込んでいる!」とドナルド・トランプ大統領。 
 

 そして、この攻撃は翌日の4月3日にも続くのでした…。 
 

ツイート内容: 
「アマゾンのせいで、『デリバリーボーイとして使われている郵政公社が巨額の損失を被っている』という私の見方は正しい。アマゾンは商品配達にかかるコスト(以上の金額)をきちんと支払うべきであり、それを米国の納税者に負担させるべきではない。アマゾンが他者に押しつけているコストは、膨大すぎる額に上る。郵政公社の幹部たちはわかっていないのだろうか(それともわかっていながら取引を続けているのか)?」とさらに呟いたのでした。 
 
 トランプ氏が個別の企業の納税額に懸念を抱いているということは、まったくのお笑いぐさでもあります。彼は大統領選中にあった候補者討論会で、「自分が税金を抑えられているのは『利口』だから…」と自慢していた男ですから…。
 
 またウォーターゲート事件以降、2大政党から出馬した候補者全員が納税額を明らかにしてきたなかで、トランプ氏は「自分は収めるべき税金はきちんと収めている」はずだとして、納税額の公表を拒否した男です。トランプは、DACA(Deferred Action for Childhood Arrivals、幼少期に米国に到着した移民への延期措置)の中身がどうなっているかなど、まったく気にしていません。が、白人男性が米国の税法を遵守しているかどうかについても、それと同じくらいにしか気にしていないでしょう。(次ページへつづく)

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By Jack Holmes on April 4, 2018
Photos by Getty Images
ESQUIRE US 原文(English)
 
TRANSLATION BY Hayashi Sakawa
※この翻訳は抄訳です。
編集者:山野井 俊

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