実は要注意！木製プレートでサーブされる料理の危険性

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プレート料理が流行しているかもしれません。ですが、必ずしも安全とは断言できないのです…。　
　　

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Photograph/ Getty Images　

　　
　いまや世界的に人気となっているイギリス人シェフ、ジェイミー・オリバーのおかげで近頃ではプレート料理がメニューにないレストランを見つけることが難しくなりました（オリバーは英国の歴史のなかで、料理に関して起こった劇的な出来事の大半に関わっている人物です）。　　　

　チップスを植木鉢に入れたり、スカンピ（海老を使った料理）をミニサイズのショッピングカートに盛りつけたり、豪勢な朝食をフライパンのまま出すなど、「プレート料理なら基本的になんでもアリ！」といった状況になっています。　

　そんななか、英国のバーミンガム市議会が先ごろ、飲食店の利用者に対して「木製プレートで出された料理を口にすると、誰でも食中毒にかかる恐れがある」との警告とともに、木製プレートにのった料理を食べる際には注意するよう呼びかけたのでした。　

　このアドバイスが出されたのは、「『あるレストランが不衛生な木製プレートに盛った料理を出して、お客さんの健康を危険にさらした』として、5万ポンド（約770万円）の罰金を科せられたからである」とオンラインメディア「インデペンデント」は報じていたからだったのです。　

　この報道によると、そのレストランで食事をした14人連れのお客さんが食中毒にかかった疑いがあり、またその後、レストランのオーナーには衛生面を改善するよう通知が送られていましたが、市議会が2カ月後に立ち入り検査を実施したところ、以前と同じ不衛生な木製プレートのままで料理がサーブされていたのを発見したそうです。　

「木製のカッティングボード（プレート）が、プラスチック製のカッティングボード（プレート）よりも衛生的であることを示唆する、はっきりとした証拠はどこにもない」と、食品衛生局が述べている点には注意が必要ですが、それでも料理が木製カッティングボード（プレート）に載って出てきたら、用心するのに越したことはありませんね。