気になるあの人とのデートの約束が決まっただけで浮かれてしまったことはありませんか?

 2回目のデートに繋げるためにもぜひオススメしたい食べ物が、なんと日本を代表する「お寿司」であることが研究によって判明されました。

 鮮度の高い生魚と共に、ビールや日本酒を飲みながら、お互いのことを語り合うデートもオプションの一つですよ。

 地球上に暮らす人なら誰でも独身生活や女性との交際が、どれほど大変なことか知っていることでしょう。

 そこでみなさんに朗報です。

 マッチ(恋人探しアプリ)が、インディアナ大学キンシー研究所の人類学者、ヘレン・フィッシャー博士と進化生物学者ジャスティン・R・ガルシア博士と共同で、「米国の独身者」という研究を行いました。この研究では男女交際の闇の真髄に迫っています。 初めてのデートで人は何を望むのか、二度目のデートの約束を得るためにはどうすればいいのか、人はなぜ自分のセックスパートナーのことで嘘をつくのか、といった内容です。

 毎年実施されるこちらの科学研究では、継続的に「独身者の心理の波動、そしてその根底にある人間性というもの明らかにします」と、フィッシャー博士は述べています。では、人間性を最も反映しているものとは何なのでしょう。その答えはずばり、政治的傾向です。

 誰もが2016年の大統領選挙を意識するいま、この研究では政治が男女交際に及ぼす影響に着目しています。そこで出た結果は、いずれかの政党に属している政治意識の高い人が喜びそうなものでした。「政治に関心がある人は、良いセックスをしている」という結果です。この研究では、政治に興味のある人はそうでない人よりも、13%多くのオーガズムを経験し、一度のセックスで複数回のオーガズムを感じる可能性は32%高いことが示されたのです。

 これは独身者の25%が「選挙に行かない人とは付き合いたくない」、また、独身者の35%が「主要な政治的問題に意見を持たない人とは付き合いたくないと言っていることの説明となります。また、共和党員と民主党員では、夕食時の話題が異なるとする一方で、支持する政党が異なっても交際が続かない理由にはならない、ということも示されています。

 もっともなことではありますが、共和党員と民主党員ではデートの場でも指向が異なります。自由主義者はワインを注文する傾向があるのに対し、保守派は主にビールを飲みます。民主党員には共和党員よりも男性の同性愛者が多く、物事への思い入れが強い傾向にあります。

 共和党員の独身者には失業者が多く、セックスを話題にする傾向があります。また、共和党員のほうが一度目のデートで高級レストランへ行く傾向があります。どちらの政党員もディナーの最中に政治を話題にすることを好みますが、自分の政党が大きな反響を呼んでいる問題に関して熱心に語るのは言うまでもありません。

 クリントン支持者は感情的にならない傾向があり、トランプ支持者は自らの性行為を撮影する人がかなり多いという結果も出ています。不思議なことですが、フィッシャー博士はそれには根拠があると言います。博士は「これには私も驚きました。しかし、人格研究により、テストステロン(雄性ホルモンの一種)が視力や空間視力に関与していることがわかっています。おそらくトランプ支持者はテストステロン濃度が高いのでしょう」と述べました。

 しかし、独身者にとって最も気になるのは、どうすれば二度目のデートに繋がるかということでしょう。マッチの研究で示されている答えは、実に簡単なものでした。それはズバり、生魚です。寿司店でデートをすると二度目のデートに結びつく確率が170%高いというのです。その理由は、「冒険的だからです。目先の変わった物というのはどんなものでも脳内のドーパミンシステムを活性化させます」と、フィッシャー博士は語りました。

 目新しさだけではなく、生物学的な理由もあります。フィッシャー博士によると、寿司には血流を改善し、敏捷性を高める作用のあるオメガ3脂肪酸が含まれており、海藻にはテストステロンを増やすヨードが含まれているのです。そしてワサビの辛味成分は、心拍数を上昇させます。このような生体への作用は、すべて性的な刺激と関連するものです。寿司は効果的で美味しい、希望の星なのです。

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 お店選びをする際には、飲み物もチェックしておきましょう。カクテルを飲むと二度目のデートに繋がる確率が130%高くなります。そして、店では時計をチラチラ見ないことが大切です。デートの時間が長ければ長いほど、交際が良好に進展することがわかっています。

 インターネット上のスラングも、男女交際にはつきものです。デートの後の通信で、「"Netflix and chill,"(「Netfli x 一緒に見ようよ。それだけだからね」の意)」や「"ghost,"(「ドロンして消え去る」の意)」、そして「"bae"(「愛しい人、大好きな物」の意)」といった言葉を使うと、次のデートに繋がる確率が高まります。また、文中に笑顔の絵文字("haha"や"lol"も含む)を入れるのも効果があります。しかし、例えば"on fleek"(「メチャキマってる」の意)など、スラングの度が過ぎると返信をもらえる確率が26%低下します。

 今回の研究では現代の若い世代と、彼らの両親世代であるベビーブーマー世代(第二次大戦後から1960年代半ばに生まれた世代)の男女交際のあり方の違いに関して、かなり衝撃的な結果を示しています。ミレニアル世代(1980年頃から2005年頃に生まれた世代)は、あまりセックスをしないのです。

 出会い系アプリや卑猥メールが氾濫している現代ですが、若い世代は年配世代よりも実際には行動していないのが現状のようです。この研究で、「親世代の方が若い世代より三人性行為をしていた可能性が高い」という猥褻な事実が示唆されたことで、この印象は現実味を帯びます。「若者はガツガツと性行為の相手を探している、と言う人は多いですが、実際はそうではありません。ベビーブーマー世代の方が実はセックスアピールに熱心なのです」と、フィッシャー博士は述べています。

Source / ESQUIRE US
Translation / Spring Hill, MEN'S +
※この翻訳は抄訳です。